【今日の授業】疫学と統計

今日は疫学と統計の授業でした。

どうやら疫学はこの学校の特徴というか売りの科目のようで、すべての基本になっているような印象を受けています。どの教員も疫学の重要性を繰り返し説いています。幅広い分野の知識を身につける必要があるとはいえ、疫学がどうやら中心と捉えているようです。

当初は、週一回の授業を取る予定だったのですが、こうした背景もあり、また相談したところ、週二回の集中コースをやらないと本当の基礎だけに終わってしまいもったいない、2回コースであれば疫学を学んだと言えるレベルになるということで集中コースを取ることに決めました。相当タフそうではありますが。

今日は第一回ということもあり、授業の構成や方法、参考図書などの紹介のあと、疫学とは何かというイントロの講義となりました。疫学というのは、健康を阻害する要因と健康被害の因果関係を数量的に説明する科学という風に理解しました。比較的歴史の浅い領域ということですが、その発祥は、18世紀のロンドンのコレラ流行の際の、医師John Snowの活動が起源となっているそうです。彼は、コレラが流行したときに、水が感染経路であるという仮説を立て、コレラ患者の住居を地図に落とし、ポンプの位置との因果関係を導き、汚染源となっているポンプを止めたことで、患者を減らすことに成功しました。このエピソードは有名なようで、どの講義にも登場してきます。明日の演習では、彼の調査過程を再現するとのことで、とても楽しみです。

午後は統計の授業でした。コースオーガナイザーは、数学の知識がなくても大丈夫、12月にはきっと好きになってると強調していましたが、ちょっと不安も残ります。事実、後半の演習で、参加した18人の性別、身長、体重、食生活、運動頻度などを実際にデータとして集めて、これをどう表現・説明するかということをやってみたのですが、表現の仕方やデータ解釈の仕方など、頭では理解できるのですが、統計で使う用語の最も基礎的なグラフや表の種類など、英語で頭に入っていないために、説明に非常に苦労しました。用語のところからもう一度勉強しなければならなそうです。

ということで授業でも紹介された本を早速買ってみました。

Statistics Without Tears (Penguin Science)

Statistics Without Tears (Penguin Science)

  • 作者: Derek Rowntree
  • 出版社/メーカー: Penguin Books Ltd
  • 発売日: 1991/02/28
  • メディア: ペーパーバック

これで泣かないですむようになるのでしょうか。

夕方は、公衆衛生セミナーシリーズということで、これから毎週火曜日夕方に行われる第一回のセミナーがありました。昨日の午前のセミナーがコース向けのセミナーだったのに対し、今日のは全校向けのセミナーという位置づけです。今日は、初回と言うこともあり、学長から公衆衛生とミレニアム目標というタイトルで講演がありました。MDGの公衆衛生関連目標を中心に、取り上げられている目標の現状、取り上げられなかった課題、MDGの強みと弱みなどについて幅広くカバーした内容でした。もう少し踏み込んでこの学校がどういう立場なのか、どう関与してきたのかなど聞いてみたいところですが、MDG自体になじみのない学生もいるし、まあこんな所かと思います。

明日も二科目なので、予習も時間がかかりました。まだイントロなのに、教科書のイントロ部分を読むだけでも結構時間かかるので、これから先どうなることやら思いやられます。単位取って卒業するために来ているのではないので、それぞれの科目について、お金と時間の投資に見合うようできるだけのことをしたいと思っているのですが、システム的にはすべての科目についてテストがあって成績に残る訳ではないので、さぼる余地もありそうなのがくせ者です。そうならないように自分を律するのが一番難しい所かもしれません。

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