【今日の授業】社会調査

木曜日は午前中は授業なし。リラックスして午後の授業に備えることができるのですが、今日はチューターとの約束が入ってしまいましたので、一度学校へ行くことに。

チューターはすでに先々週に決まっていたのですが、


ばたばたして連絡してませんでした。少し落ち着いてきたので、昨日連絡取ってみたら、木曜の午前に会おうということに。

そもそもチューターって何?という疑問はありつつも、とりあえず自己紹介もかねて会ってみることになりました。チューター側には履歴書とかAppicationで書いたエッセイとか言ってるのかとは思いつつ、あまり期待できないので、メールでアポを入れるときに添付で送っておきました。(案の定、そういう仕組みにはなってなかったので、正解でした。)

チューターは女性で、インドで英国政府の援助機関(DFID)で働いていたり、アルゼンチンやメキシコで大学の客員教授をしていたりと、いろいろな経験をしてきた人のようで、それ故に私のチューターになったのでは、とのこと。保健政策やプログラムの計画などに興味があるけど、過去の夏期プロジェクトのタイトルを見ているともう少し疫学とか感染症とかに特化したテクニカルな内容が多いけどどうしましょうかということを相談したら、面白そうだからやってみたら、とのこと。それに併せて2学期、3学期の授業を選んでいったら良いとのことでした。11月に2,3学期の授業でどんなことをやるのか説明会があるので、その時までに候補のリストを作成して、その頃もう一度会うことになりました。会った感じ気さくそうな人だったので、ちょっと安心。

午後は、社会調査の授業。レクチャーのテーマはSurvey Design。調査をするときは、できるだけたくさんのサンプルを選ぶことでよりFeasibleになるけど、費用もかかるのでどこかで妥協が必要。最も大規模な調査であるDemographic Health Surveyは、サンプル数が8000くらいで百万ドルかかるそうです。

調査対象は組織、世帯、個人そしてある出来事(event, episode)まで幅があります。

データ収集の方法は、直接のインタビュー、電話インタビュー、質問書、観察、実験室での分析など。どれを使うかは状況によるそうで、識字率が低ければ質問書による調査はできないし、電話が普及しておらず、また普及していても電話帳などがなければサンプリングが難しかったりと、現実に併せる必要があるようです。

また何をデータとして取るかについては、一つだったり複数だったり。それによって、Cross-sectional, true cohort, panelなどの調査方法をとるそうです。

その後、実際の調査の事例としてパキスタンでのDemographic Health Surveyや英国の保健調査、ケニヤでのSituation Analysis Study(家族計画、母子保健分野)で、実際にどのような目的で、どのような調査が行われたか紹介されました。

演習では、3つの調査に関するレポートを読み、これがどのような種類の調査で、どのような有利、不利な点があったのかを議論して発表するというものでした。3本のレポートについて、先週それぞれのグループに割り振られていたのですが、私は幸い一番短いものでした。とはいえ、前日読んで、分析する枠組み(調査手法の有利、不利、他の調査方法との比較)に当てはめてまとめながら読んでいたら、ものすごい時間がかかってしまいました。3本全部やれって言われなくて良かった。

今週は演習の講師が先週とは違っていてかなりしきりが良かったと思います。先週疑問に感じたことについても、講師がいろいろとコメントしてインストラクションを与えてくれたので、何とかクラスにも共有できたと思います。

夕方は、英語の補習。今日はAcademic Readingということで、特徴などの説明があった後、新聞記事の読解の問題が出されました。内容は科学者はなぜ難解な言葉を使いたがるのかということへの批評だったのですが、今週は英文を読みまくってたため、正直なところあまり集中して読めませんでした。問題も半分くらいしかできず、ちょっと残念。隣のベルギーからの留学生はさくさく問題屋ってたので、やっぱり読む速度はだいぶ遅いということを実感しました。

夜は、毎週恒例のクラスでのPub行き。先週はいけなかったのですが、今週は授業にも何回も登場するJohn Snow Pubということで、明日の統計の予習も事前に済ませて、参加してきました。John Snowがコレラが水を媒介して伝染するということを調査によって推測し、患者が一番多くでた地域で問題があると思われたポンプのハンドルを外したというエピソードがあるのですが、そのポンプがまだ残っていてその目の前にPubがあります。Pubの中には、調査の記録や彼の肖像などが飾ってあるのですが、何しろ人が多いので歩き回って見ることもできず、結局ビールを飲んでクラスメートと話す、いつもの飲み会でした。

いつもの、と言えば、こちらのPubは料理はおいているのですが、あまり食べる人はおらず、ポテトチップス(こっちではクリスプス)だけで延々ビールを飲むというのがスタイルのようです。そうすると必然的に空きっ腹にビールを飲むので、あまり胃に良くないと思います。そしてさらにPubが終わるころの時間になると小腹が減ってくるので、それから何かを食べようということになって、さらに健康によくなさそう。今日も、Pubを出て食べ物屋を探しながら歩いて、結局フィッシュアンドチップスになってしまいました。正直、あのチップスの量はビールをたらふく飲んだ後はつらいです。

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