【読書】海外にいても、日本語読みたいですよね?海外で日本語の本を読む方法。

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ガーナでの3年近くの生活を終え日本に帰ってきました。

今回のガーナは長期(一年以上)の海外生活としては4回目となりました。最初に海外に暮らしたのはもう15年も前のフィリピンが初めて。その後、アメリカ、イギリス、そして今回のガーナとなります。

海外生活は異文化と触れあったり地元の美味しいものを発見したりと楽しい反面、日本とは違っていろいろと苦労もありました。そんな中で最も苦労してきたのが日本語の本の入手です。

今回は海外での日本語の本の入手について紹介してみたいと思います。

 

フィリピン編

フィリピンに住み始めたのがもう15年も前ですので、今ではかなり状況も違っていると思いますが、当時マニラには日本語の本を扱っているお店はほとんどなく、雑誌を扱っているお店が2軒ほどあっただけでした。

雑誌の値段はだいたい日本の2〜3倍くらいしますが、ついつい読みたくて買ってしまいました。

書籍については、日本から近いこともあり出張者も多かったのでお願いして買ってきてもらうこともありましたし、年に1回くらい日本に帰ったときに大量に本を購入して、箱に詰めて自分宛に送ったりもしていました。

そして当時すでにメジャーになっていたAmazonにもかなりお世話になりました。しかし、書籍そのものの値段は日本の値段なのですが、送料などの経費を考えるとやはり倍くらいのお金がかかったと記憶しています。従って、気軽に利用できる感覚ではありませんでした。

 

アメリカ編

ニューヨークには日本語を扱う書店もありましたし、さらにBook offまであって日本語書籍を入手できるハードルは低かったと思います。しかし、私はワシントンDCに住んでいたこともあり、日本語の書籍を扱う書店はほとんどありませんでした。郊外に一軒だけあったのですが、車でかなり時間がかかったのと、品揃えがいまいちで、ほとんどいきませんでした。

日本から来る人も限られていたため、書籍についてはAmazonで購入、雑誌についてはOCSのサービスで定期的に送ってもらっていました。やはり値段は定価の数倍はしたと記憶しています。しかし、定期的に読み慣れた雑誌が届くのはなかなかありがたいもので、仕事では英語ばかりの環境だったこともありかなり癒された記憶があります。

 

イギリス編

ロンドンには留学で行っていたので読むものも英語漬けの生活でした。課題関連以外の本を読む時間はあまりなかったのですが、やはり読書好きなので日本語の本を読みたくなってしまいます。

ロンドンにはJapan Centerという日本食を扱うお店があったのですが、ここで日本語の書籍も扱っていました。定期的に雑誌を読みたかったこともあって、こちらで定期的に購入(取り置きという感じ)することにしました。本は高いこともあってほとんど購入しませんでした。旅行に行く前に購入した地球の歩き方ぐらいでしょうか。

それなりの品揃えではありましたが、やはり欲しい本があるとは限らなかったのでAmazonにもかなりお世話になりました。

 

ガーナ編

そして直近のガーナ。

アフリカということで日本語書籍の入手のチャンスは低いと思われるかもしれませんが、時代がかなり変わってきたことをこの3年で実感しました。

まず一つが電子書籍の充実です。

ガーナに住み始めた3年前はKindleもありましたし、その他のサービスも徐々に出始めてきていました。残念ながら、Kindleは当時国外でのダウンロードに制限があったため、5冊しか変えなかったのですが、最近はそのような制限はなくなったようでたくさん購入しました。そんな事情もあったので、最初に利用していたのは紀伊國屋の電子書籍サービスのKinoppy。かなり多くの本を購入しました。

そしてAppleの始めたiBooksは、当初は品揃えがプアーだったのですが、だんだんと取り扱う書籍が拡充してきてKinoppyよりも新着が早かったりしたため、途中からメインの電子書籍サービスになりました。

 

もう一つありがたかったのがスキャン代行サービス。

電子書籍が充実してきたと言っても、やはり出版社やサービスによって濃淡があります。電子化されていない書籍も多いため、どうしても読みたい本についてはスキャン代行サービスを利用していました。

Amazonで本を購入し、スキャン代行サービスに直接送付してそこで電子化してもらっていました。

かかる時間にもよりますが、Amazonで現物をガーナまで送ってもらうよりも安く電子化された書籍を読むことができました。

法律的にはグレーな部分があるのは承知していますが、海外在住者にとってはかなり便利なサービスです。

 

Tomo’s Comment 

ということで、日本語書籍の入手に一番苦労しそうなガーナでしたが、結局一番簡易かつ安価にできたと思っています。技術の進歩に感謝です。

電子書籍の場合、紙の本のような手触りというかぱらぱらとめくる感覚というか、に欠ける面があるのは認めなければならないと思います。おそらく技術的な進歩ではなかなかこの感覚を再現することは難しいでしょう。

しかし、物理的な本が手に入らない環境においては、電子書籍による恩恵を最大限に得ることができました。

そして今、日本に帰ってきて、本屋をぶらぶらして本を手にとって気軽に購入できることのすばらしさを実感しています。

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3 件のコメント

  • こんにちは!
    素敵なレイアウトの本棚ですね。羨ましいです〜〜♪
    前々回で拙著をご紹介頂き有り難うございます。

    最近パソコンを新しくしたので、浦島太郎のような状態
    でパソコンとソフトの勉強中です。六年半も間をおくと
    駄目ですね。色々なことが違っていて頭がついていきま
    せん。

  • >みっちょんさん

    こちらの本はMurder Oneというミステリー専門のロンドンの本屋さんのホームズコーナーです。もう店じまいしてしまったみたいで残念です。

    新しいソフトはいかがでしょうか。私もこのブログはWordPressというもので始めて見ました。でも実際使いながらだと覚えるのも早いと思います。

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