【海外暮らし】イタリア・ローマの日常を綴った「ローマの平日 イタリアの休日」を読んでローマ暮らしをシミュレート

ローマの平日 イタリアの休日

昔から外国に行きたい願望が強く、仕事もその観点(だけではないけど)から選び、おかげでこれまで50カ国以上に行くことができました。

そして外国で生活したいと思ってもいたのですが、これまでのところ、住んでみたいと思っていた国のうちの二つ、アメリカに2年、イギリスに1年住む経験ができました。(その他フィリピン3年、ガーナ3年住んでいました。)

もう1カ国住んでみたいと思っていたのですが、まだ住んだことがない国がイタリアです。

イタリア暮らししてみたい

高校生の頃、サッカーをしていたこともあり、セリエAの試合を見に行きたくて仕方がありませんでした。

大学生になって、イタリア語の授業も取ったりして、ますますイタリア好きに。

そしてついに旅行でイタリアに行き、憧れだったサンシーロスタジアムにも行けて感激した記憶がよみがえります。

その時に食べたイタリア料理に感動して、しばらくイタリア料理ばかり食べていた時期もありました。イタリア料理を習ったこともあります。

その後、イタリアには何度も旅行に行きましたが、人生で一度くらいはイタリアに長期滞在をしたいと思っていました。

イタリアは個性豊かな都市が多いです。ですので、暮らしたいと思うところもたくさんありなかなか一つには絞りきれません。ローマ、ナポリ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネチア、トリノ、ジェノア、トラーパニなどに行ったことがありますが、行ったことがないところでも魅力的なところはまだまだあると思います。

そんなこともあり、イタリアの生活が垣間見られる本を読むのが大好きになりました。読みながら、こんな所に住みたいなあ、とか、済めば住んだでいろいろ苦労しそうだな、とか思いながら読んでいます。

ローマ暮らしって?

そんな一冊がこの「ローマの平日 イタリアの休日」でした。

著者の大原悦子さんいわく、「新聞記者をしている夫の転勤で、急に決まったローマ暮らし」だったそうで、イタリア語もまったく話せず、まずはイタリア語を習うために学校に行ったそうです。

イタリアの語学学校は徹底的に聞くこと、話すことが重視されるのだそうです。テープから流れる会話を繰り返し聞かされ、内容について話し合う、というのは、私も日本で社会人向けのイタリア語講座に行っていたときに同じような体験をしました。

買い物一つとっても、イタリアっぽさを感じます。

「チャオ・ベッラ」「アモーレ・ミオ。いい一日を」。毎度「べっぴんさん」とか「わが愛しい人よ」などと言われて、最初はドギマギしたけれど、これは女性の常連さんに対するたんなるあいさつ言葉。店の奥の方に隠してある、より新鮮なパキーノをこっそり売ってもらえるようになれば、晴れて「フランチェスコのお得意さん」である。(P12)

パキーノというのはつる付きのミニトマトのこと。

日本の都会に住んでるとなかなかこういう個人店でお得意さんになるということも難しくなってきたと思います。

あるときは八百屋さんの奥さんに、強引にスープの味見をさせられたりと、人間関係の濃さを感じます。

また、サッカーが生活に密着している様子も描かれています。

「ワオー!」という歓声なら地元の「ASローマ」の得点。「オォー」という怒声や悲鳴なら相手チームのゴール。勝てば夜中に花火が上がり、驚いた近所のワンちゃんたちがいっせいに吠え出す。試合のあるある夜は、何とも騒々しい。(P25)

ロンドンに住んでいたときはアーセナルを毎週のように応援していましたが、さすがに近所から歓声が聞こえてくるということはありませんでした。ロンドンにチームが多いと言うこともあるかとは思いますが・・・。

ちなみにローマにはASローマだけではなく、ラッツィオというチームもあって、ダービーはまた盛り上がることと思います。私も実際にASローマの試合も、ラッツィオの試合も観戦に行ったことがありますが、ものすごい盛りあがりでした。

ただ、試合が開始されるのが予定よりもだいぶ遅くて、試合が終わったのが12時近くで歩いてホテルまで帰ったのを覚えています。

イタリア暮らしの苦労も

やはり文化の違いもありますので、いろいろとびっくりすることも多いのだそうです。

一例としては買い物時の列について。

こと割り込みに関しては、ローマの人たちはかなり寛大だ。整然とした列ができている方がまれで、一つの列が途中から放射線状に広がったり、「列はどこ?」と聞きたくなる状況がしばしば。(P72)

ローマで空港からバスに乗るときも列がなくて無秩序状態だったのを思い出します。私は途上国で馴れてるのでぐちゃっとした人混みの前の方に陣取れて言い席を取れました。

スリも多いのだそうです。私自身は旅行先ですられたことはありませんが、一度だけ、ナポリで偽警官にパスポートチェック中に、パスポート入れからお金が消えていたことがありました。バングラデシュやスリランカのお金も入っていたのにもかかわらず、日本円とドルだけ綺麗になくなっていたのにはびっくりしました。警戒してかなり凝視していたにもかかわらずだったので、マジックを見せつけられた感じ。

そしてお役所の非効率性。

もしも公務員を対象とする「世界事務能力選手権大会」があったなら、ローマチームは悲惨な成績に終わるだろう。もちろん、大会参加に必要な書類をきちんと提出できていたら、の話だが・・・。こんな嫌みの一つも言いたくなるほど、ローマのお役所仕事は評判が悪い。(P121 )

これ、分かりますね。私もガーナやフィリピンで免許を作ったりしましたが、手続きがあるようでないような、混沌とした状態。でも、実はこれって途上国だけではなくて、アメリカやイギリスでも似たような所があります。

日本はあらゆる事が規律正しく執り行われていくので、先進国と言われる国もそうかと錯覚しがちです。

Tomo’s Comment 

こうした現地で住んだことのある人のエッセイというのは、その国を新鮮な目で外国人の観点から見ていて面白いものが多いです。

この本も、急にローマ暮らしを始めた日本人主婦によって書かれていますので、生活に密着した視点からの体験談が語られていて臨場感があります。写真もふんだんに使われているのが嬉しいですね。まるで自分がローマに暮らしているような気分になれます。

今回はあまり書きませんでしたが、もちろん食べものに関することもたくさん書かれています。

長らく暮らすと耐えきれなくなる事もあるのだと思いますが、ローマに住んでみたらきっと楽しいに違いないと思わせてくれる一冊でした。

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