【英国留学】リトリート in Arundel

昨日、今日とコースのリトリートがありました。

リトリートってあまり聞き慣れない言葉ですが、新英和中辞典によると次のような意味があります。

1a 退却,後退.
b [the 〜] 退却の合図.
2 a 静養先,隠れ家,避難所,潜伏場所.
b (老人・精神障害者などの)収容所.
3 【カトリック】 黙想(期間).

しっくりくる意味はあんまりないのですが、要するに日頃いる場所から離れるっていうことのようです。以前いたアメリカの組織でも、オフィスを離れて、自分たちの仕事を見直してみようという趣旨で、わざわざ近くのビルの会議室を借りて話し合いをしたりしていました。

ということで、向かった先はイングランド南部のArundelという街でした。

初日は、サンドイッチとクリスプス、ジュース、フルーツの昼食を食べてから、コースの設立者である教授が街を案内してくれました。

街の案内と言っても、丘陵地帯を歩く方がメインの目的だったようです。丘を歩きながら、街にあるお城や教会などを見学しました。

遠くに見えるお城

教会

丘は牧草地になっていて、羊がたくさんいました。

 

しかし運の悪いことに(英国ではあたりまえなことに)3時間くらいのツアーの最後に雨が降ってきて、私も含めて傘を忘れた人々はずぶ濡れになって宿泊先のユースホステルに帰る羽目になってしまいました。

夜は夕食兼飲み会に。生徒が60人もいるというのは、コース史上でも最多なようですが、創設者に聞いてみたら、元々は33人までと決めてたのが、ニーズや財政上のこともありどんどん生徒が増えてきているとのこと。夜中の2時までワインを飲みながらしゃべっていたのですが、結局まだ半分くらいの人たちとしか話せていません。

イラクやアフガンからの生徒や軍隊でこれらの国に滞在していた人、アフリカから、ヨーロッパ各国、北米からと、非常に多彩なメンバーです。学校が、生徒同士からも学ぶように、と言っているのがよく分かります。学校の中でも特に多様な生徒が集まるコースというのも納得です。

↑クリックすると街のページに飛びます。

(追加)

二日目は朝から昨日の飲み過ぎがたたり、眠くてたまりませんでした。二日目の予定は、午前中にちょっとしたゲームをして、その後はクラス代表を決める打ち合わせになります。

ゲームは、目隠しをして全員できれいな四角形をつくるというのと、マス目の一方からもう一方に行く経路を探りながら道を見つけるというもの。簡単で単純なゲームでしたが、コミュニケーションが必要となるので、クラス内の親睦を図るにはよかったと思います。

その後クラス代表3名を決める話し合いが。立候補者と推薦とで、候補を決めて、みんなで投票することにしました。当初やる気のあった人たちは落ちて、推薦で立候補した人たちが受かるという結果になってしまい、悲喜こもごもあったようです。面白かったのは、候補者は女性6人と男性3人だったのですが、ふたを開けてみたら男性3人が当選、女性は一人だけでした。また英国出身者が一人であとは留学生だったのもクラス構成を反映してよかったと思います。一部ジェンダーバランスを反映してないから再投票だという声もあったのですが、すでに投票後だったこと、事前に議論をしてなかったこと、性別も含めた全体として投票していたことなどから、再投票にいたりませんでした。結果も含めて、政治の縮図を見るようで面白かったですね。

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コメントはまだありません。

  • インターナショナルなクラスなんですね。とっても学ぶことが多くて楽しそうです。羊がいっぱいいるのはモコモコとかわいらしい。。。

  • niceとコメントありがとうございます。羊も近くで見れましたし、写真を取れなかったのですが、服を着た馬もなかなかかわいらしかったです。クラスについては、今度国籍を数えてみようと思います。分かっているだけでも10ヶ国以上は軽く超えていると思います。

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