私のクラブセットについては、これまでアイアンについてとウェッジについて書いたことがあります。
ウッドも含めて、ゴルフを始めてから何度か変えたことがありますが、パターだけはゴルフを始めてしばらくして購入したものから変えずに使っています。
その愛用のパターがスコッティ・キャメロンのサンタフェというパター。今日はこのパターのことについて紹介したいと思います。
スコッティ・キャメロン
スコッティ・キャメロンというのはゴルフクラブ・パターデザイナーの名前。
彼のことについては、こちらのページでまとまっていました。
PGAツアープレーヤーのバッグの中で最も重要で個人的なクラブはパターです。 現在ツアーで断然人気のあるパターは、1993年以来のカリスマであるスコッティキャメロンのスタジオから生み出されています。 PGAツアーでの使用率は40%を超え、2013年シーズン は世界のツアーで76もの優勝を勝ち取っています。 パッティングを芸術、さらには科学として捉え、世界に名だたるPGAツアープレーヤーたちの信頼を一手に受けています。 パターはもちろんのこと、そのアクセサリーにまで世界中に熱狂的なコレクターを持ち、その勢いはとどまるところを知りません。
スコッティ・キャメロンのパターを使ったプロが活躍するようになり、多くのプロの支持を得ています。その代表格がタイガー・ウッズでした。
サンタフェ
そんなスコッティ・キャメロンの90年代制作のパターがサンタフェとなります。
タイトリスト社に買収された後の作品なので、私のもっているものもタイトリストの刻印が入っています。
フィル・ミケルソンも使っていたことがあるようです。
サンタフェ入手の経緯
1999年半ばにフィリピンで初めてゴルフをしたたのですが、最初はフィリピン人のコーチに安く売ってもらったセットを使っていました。
結構まじめに練習場に通いつつ、コースにも出ていたのですが、その時にゴルフ師匠とも言うべき先輩から言われたのが108を切ることを当面の目標にせよ、とのこと。
ゴルフは18ホール、パー72というコースが基本です。パー4が10ホール、パー3が4ホール、パー5が4ホールが多い組み合わせですが、すべてのホールでパーを取ると72となります。すべてのホールボギーで90。108というのはすべてのホールでダブルボギーでまわったスコアと言うことになります。
これを切れたら、晴れてゴルファーと呼んでもいいだろうとのこと。必死に頑張って、その年の暮れに108を切ることができました。
その時に、自分へのご褒美にクラブを新調しようと思い、まずはドライバーをと思ったのですが、同じ先輩が、まずはパターをいいものにした方がよいと助言してくれました。どんなに飛ばしても最後のパットが入らなければ意味がないとのことです。確かに30㎝のパットも250ヤードのドライバーも同じ一打です。
このアドバイスに従って、108をきったら一生使うパターを買おうと心を決めて購入候補にしていたのがこのサンタフェでした。
当時はタイガーウッズがいよいよ強さを発揮し始めていた時だったのでタイガーの使っていたニューポートというモデルも気になったのですが、構えたときの柔らかな感覚がサンタフェの方が魅力的に思えました。
ニューポート2というのがタイガーの使っていたモデルで、サンタフェとの一番の違いはネックの部分の形状です。
ニューポート2はシャフトとヘッドとがつながるネックが、直線を組み合わせたロングネックと言われる形状。一方サンタフェはシャフトが曲線を描いてネックにつながっているフレアネックとかベンド型というものでした。
二つを構えてみたときにサンタフェの方がパター全体の一体感を感じて落ち着ける気がしたのです。また打感もニューポートのカツンという感じより柔らかく感じました。
以来、15年間、ずっと同じパターを使ってきました。パターの名手は同じパターを使い続けている、という話を聞いたのもサンタフェを使い続けている理由の一つでもあるのですが、もう一つは自分でちょっとカスタマイズしてみたという思い入れにもあります。
実はフィリピンは雨が多くて、一度濡れたパターを充分に拭ききらずに家に持って帰ったら錆が浮いていたことがありました。錆落としなどをしたのですが、やはりちょっと表面が荒れて汚くなってしまいました。
これを綺麗にしようと、表面の塗装と錆をすべて錆落としで取ってしまって、Super Blueという拳銃用の塗装剤で仕上げてみたことがありました。結果的には最初に買ったときとは若干違う黒さになったのですが、この色が気に入っていまだにそのまま使っています。
その後、あまり再塗装したりはしていないので、しばらくしたら再度ガンブルー塗装にしてみようと思っています。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
やはりパターに自信が持てないとなかなかスコアがまとまらないと思います。
ラウンドで18パットは絶対に超えないこと、そしてそこからどこまで縮められるかを考えてラウンドしています。アプローチの精度やのせる場所によっても違ってくるとは思いますが、外してはいけない距離については頑張って入れるようにしていきたいと思っています。
そんなときに信頼できるパターがあるというのは心強いものです。これからもサンタフェを愛用して、パターがうまくなっていけたらと思っています。
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