【キートン】あのMasterキートンが帰ってきた!20年の時を経てキートンさんが再び大活躍!

MasterキートンReマスター

こちらのブログの名前、Master of Life Blogと言うのですが、実はこの言葉、Masterキートンという漫画にインスパイアーされています。

詳しいことはこちらのページにまとめてあります。

そのMasterキートンですが、20年前に連載を終えて、その後いろいろとあって増刷されていない状況が続いていました。

そのMasterキートンがReマスターされて帰ってきたのが2012年。ビックコミックオリジナルで不定期連載されていたのですが、ついに単行本が発売となりました!

 

「Masterキートン」の魅力

Masterキートンは漫画好きな私の中で歴代No1のお気に入りの漫画です。

面白い漫画はたくさんありましたが、人生にいろいろな影響を受けたという点では未だMasterキートンを超えるものはありません。

まずは1988年から94年にかけて連載されていたMasterキートンがどんな話なのかをまず紹介したいと思います。

主人公の平賀キートン・太一さんは、イギリス人のお母さんパトリシアさんと日本人の動物学者・太平さんの一人息子。オックスフォード大学ベリアルカレッジで考古学を学び、学生時代に出会った日本人女性と結婚して女の子・ゆりこが生まれます。しかし、しばらくして離婚をすることに。自分を変えたいと入隊した英国陸軍の特殊空挺部隊で活躍し、後にサバイバル教官になり除隊します。本業である考古学の道を模索しながらも、ロイズ保険のオプとして探偵の仕事をすることに・・・。

というのが、Masterキートンの設定なのですが、まず、要素が多い!です。従って、毎回のエピソードも、考古学にちなんだもの、探偵もの、国際情勢もの、太平さんの動物(ガールフレンドも)もの、娘のゆりこの話、等々、普通であれば同居することがない内容のエピソードが自然と混在している状態です。

物語の舞台もヨーロッパ、日本だけではなく世界各地に及んでいるのも魅力の一つ。湾岸戦争時はイラクにも潜入しています。私が今世界中を飛び回る仕事をしているのもキートンさんの影響はあると思います。

そしてそれがMasterキートンの世界観となっていて、たまらない魅力でもあると思います。

 

そして「MasterキートンReマスター」

しばらく著作者の表記の問題で増刷されていなかったのですが、2011年に豪華版が刊行されることになり問題もある程度解決した様子かと思っていたら、Masterキートン復活のニュースが。

連載は当時と同じビックコミックオリジナル。2012年からの連載ですが、不定期連載でかなり間隔が空きながらの連載でした。その連載もやっと一冊の単行本が出るまでになりこのたび出版されたということになります。

キートンさんがルーマニアでの発掘を開始してからもう20年近くになりますが、お話しとしてはキートンさん達の話となります。

キートンさんは外見からだいぶ年を取った雰囲気になっています。老眼鏡を使ってる場面もありますし。

冒頭でルーマニアのブカレスト大学で講義をしている様子が描かれていますが、生徒からドクターキートン、と呼びかけられ、ドクターではなくミスターでけっこう、と返すところから、まだドクターの学位が取れていないことが分かります。

このやりとりのあとで、生徒がこのように言っています。

確かオックスフォードのベリオール校出身で資格は・・・マスター?じゃ、ミスターじゃなくマスターだ。マスターキートンだ。

前作では、博士号を持っていないことは出てきたと思いますが、修士の意味でMasterが使われたことはなかったですし、誰かからマスターキートンと呼ばれる描写もありませんでした。(マスターだ、とは言われていましたが。)

その後、共同で探偵事務所をやっていたダニエルが登場し、その後の話ではお父さんの太平さんやゆりこも登場して、現在の彼らの様子も分かります。

 

各話とも考古学的な話もあれば、国際情勢に絡めたものもあり、また太平さん絡みでは人情ものもあるあたりは、オリジナルのMasterキートンを彷彿とさせます。各エピソードともよく作り込まれていて、一編一編がドラマや映画を見るよう。

 

通常版と豪華版の2冊

ということで、キートンさん達のその後も分かるし、昔と変わらない冒険もしているし、と楽しめる一冊。

いや、一冊と書きましたが、今回は通常版と豪華版の二冊が同時発売になっています。

通常版は普通の青年コミックのサイズで、デザインは黒っぽく、オリジナルのMasterキートンと共通したデザイン。唯一赤でReマスターという文字がタイトルに斜めに入っているのが特徴。(私もこのブログを引っ越したときこちらのデザインを真似してみました。)

 

豪華版の方は、かつて出た完全版とサイズはほぼ同じです。

 

もともとのMasterキートンを最初に出た単行本で集めていた人は通常版、完全版を持っている人は完全版を買うのが正解だと思います。

え、私?

実は通常版に加えてワイド版というのを持っているので、両方、と思ったのですが、ワイド版は通常版と完全版の間くらいの大きさ。

でも、まあ両方買っておくんでしょうね、ファンとしては。そして完全版12巻も買ってしまいそう。

 

Tomo’s Comment 

Masterキートンファンであれば、買って間違いなし、だと思います。

唯一の不安は、このReマスター、一巻という表記がないんです。

つまり全一巻完結?

確かに最終話を見ると、これで終わりでもおかしくはないけれど・・・

ファンとしてはそれはやめていただきたいところ。このまま最初と同じ18巻まで連載して欲しいというのが切なる願いです。

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2 件のコメント

  • 初期連載ストーリーの通常版、ワイド版、完全版の違いはサイズだけでしょうか?
    完全版だけ一部カラーかな?

    • たかさん、
      コメントありがとうございます。
      通常版と完全版しか持ってないのですが、サイズだけの違いのように思います。カラーの違いはあるのかな。ちゃんと見比べてみないといけないですね。

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