海外旅行をしたときに地元の料理教室に行ってみるのはとってもオススメです。
現地の人にいろいろと教えてもらえる、地元の料理の作り方を知ることができる、作ったものを食べられる、等々、メリットが一杯。
この辺のことについては以前まとめてみたことがあります。
今回はハノイでベトナム料理を習う一つの選択肢を紹介したいと思います。
まずはハノイの料理教室を探してみる
料理教室の探し方についても以前書いたことがありますが、やはりネットで探すのが基本かと思います。
今回はTripAdvisorを使ってみました。
やはりベトナム料理は人気があるのか、ハノイだけで20件も料理教室が見つかりました。
Trip Advisor経由で予約を申し込める所もあるのですが、非常に高かったので、個別に調べていきました。
今回はリストのトップにあったBlue Batterflyというレストランがやっている料理教室を第一候補にしてみました。
問い合わせてみる
今回はたまたま時間のあいた翌日に料理教室を入れたかったこともあり、うまく連絡を取らないと行きそびれてしまう可能性もあります。
Blue Batterflyのウェブサイトを覗いてみます。
料理教室の種類は、毎日やっているデイリークラス、個人クラス、カスタマイズクラスの三つ。
今回は一人だったので、プライベートでもよかったのですが、参加できる日時が決まっていたのでデイリークラスを狙ってみます。それに一緒に習う人たちとも交流ができるのもいいところです。
オンラインでの問い合わせフォームはあるのですが、うまく作動していないようなのでメールで問い合わせてみました。電話でもよかったのですが、正確に意志を伝えるためにはメールがよいと判断しました。返事がすぐに来なければ電話をしてみるつもりです。
ここで気になるのが英語力だと思います。海外での料理教室ですのでやはりある程度は英語が必要となりますが、先生も生徒もノンネイティブ同士であれば旅行会話ができる程度でも楽しめると思います。
このあたりのことも以前まとめたことがあります。
今回はメールを出したらすぐに返事が来て、翌日の教室に参加できるとのこと。こちらの滞在情報などを伝えると、ホテルまで迎えに来てくれるとのことでした。
料理教室当日の流れ
まず前日のメールのやりとりにあったとおり、ホテルまでピックアップに来てくれました。フロントから電話があって、約束の10分前くらいにもう到着しているとのこと。
自己紹介をして、ホテルを出発します。
レストランの車かなにかで来たのかと思いきや、タクシーでの移動でした。
Blue Batterfly自体はハノイの中心、ホアンキエム湖から少し北に行ったところにあります。
思っていたよりもちょっと小さな店構えでしたが、入ってみると意外に奥行きがあります。
店に着くと飲み物を出してくれました。
選んだのはジンジャーウォーターでした。生姜と水とレモンだけで作ったとのこと。ほんのり辛くて美味しかったです。
ここで今日の教室に参加する他の二人とあいましたので挨拶をします。ニューヨークから来た女性二人組でした。ベジタリアンなのだそうで、アレンジした別メニューになるのだそうです。
しばし休憩しているとお店の人がまずは市場で買い物をするとのことで案内してくれました。
これまでベトナムでは二回ほど料理教室に行ったことがありますが、いずれも市場案内から始まりました。タイやスペインでもそうでしたが、やはり現地の人の案内で市場の食材を見て回れるというのはとても参考になりますので、マーケットツアーがついている料理教室はとってもオススメです。
ハノイで有名な市場がドンスアン市場。
この建物の中だけではなく、周辺にも様々なものを売っている商店や屋台が建ち並んでいます。
こんな個人でやっているおばちゃん達もたくさん。
様々な食材を見るのも楽しいですし、見たことがない食材は同行してくれる料理教室スタッフの人にその場で聞くことができます。
見慣れた食材もありますが、生き物でいうとカエルやスッポンもあちこちで売られていました。
あちこちのお店を見物しながら、今日の食材もいくつか購入します。
青いパパイヤのサラダを作るとのことですが、パパイヤは野菜を売っているおばさんから購入。
このお店では巨大なおろし器でパパイヤを細切りにしてくれました。
そしてすでに細切りになっているニンジンと一緒に袋に入れてくれます。味付けするだけなのでとても便利ですね。(衛生面で若干の不安もありますが、この後料理教室では良く洗って使いました。)
レストランに戻って料理教室開始
一時間ほど市場をまわったでしょうか。食材も購入してレストランに戻りました。
レストランの厨房を使うのかと思いましたが、そうではなく客席の一角にテーブルが用意されていました。
食材などもすでに準備してくれていました。
まず作ったのが青パパイヤとニンジンのサラダ。
先ほど購入した千切りにしたパパイヤとニンジンを良く洗ってしぼります。
別に米酢やニョクマムベースのドレッシングを用意します。
このドレッシングとパパイヤをよく混ぜて軽く絞って盛りつけ。ピーナッツとドライビーフをちらして、これも別途作り方を教えてもらったニンジンの花を飾り付けて一品目の完成です。
ドレッシングがちょっと甘めではありましたが、しっかりとベトナムでよく食べる味になっていました。
このサラダは作ってすぐに試食となりました。
食べ終わったところで次はハノイ揚げ春巻きにうつります。
こちらが材料。
すべてみじん切りにして、挽肉に混ぜていきます。最後に卵の黄身も混ぜ込みます。
この餡をライスペーパーにくるんでいきます。
ライスペーパーは日本で良くみる、水に漬けて柔らかくするタイプのものではなく、すでに柔らかくなったものでした。ベトナムにはいろいろな種類のライスペーパーがあって料理毎に使い分けているようです。
卵の余った白身を糊のようにしてはがれないようにして撒いていきます。
この春巻きを、ちょっと多めのあぶらを入れたフライパンで揚げていきます。
そして完成がこちら。
春巻きを揚げる前にもう一品の準備もしておきました。
チキンのレモングラスとチリ炒めです。
材料はこちらです。
薄切りに切った鶏肉、薄く刻んだレモングラス、細切りの昆布みかんの葉っぱ、生姜の千切りなど。
ここにニョクマムやオイスターソースなどの調味料を加え、よくもんでいきます。
これを薄切りにした野菜と一緒にフライパンで炒めるのですが、少々の水を加えるので、炒めると言うよりは炒め煮といった感じでした。
完成品がこちら。
チキンにレモングラスの風味があってなかなか美味しく仕上がっていました。
そして試食となりました。
ベジタリアンの二人用には揚げ豆腐のトマトソースがけとナス炒め。春巻きは挽肉の代わりに豆腐を使ったレシピでした。
教えてくれたシェフから、修了書をもらうこともできました。
Tomo’s Comment
食べ終わって、35ドル払って全てが終了したのが午後1時。
市場案内、調理実習、試食、修了書と盛りだくさんで35ドルは安いと思います。時間的にも朝9時から午後1時までとこの後さらに何かできるくらいの時間が残りますので、とても便利。
急な予約にも対応してくれて至れり尽くせりだと思いました。
もしハノイで半日ほど時間が合ったら是非参加してみることをオススメします。
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