![IMG_4995.JPG IMG 4995](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/IMG_4995.jpg)
料理教室で作ったパンやキッシュ、スコーンなど。
ベリーロッジ(Berry Lodge)というアイルランドの西側の海岸にあるスパニッシュポイントというところにあるB&Bで、アイルランド料理を習う機会がありました。
パンを中心にたくさん教えてもらうことができましたので、料理教室の様子を紹介させていただきます。
ベリーロッジの料理教室
こちらのウェブサイトにベリーロッジの料理教室が紹介されています。
個人コースと週末コースがあるようです。
今回はこちらの日程に合わせての個人コース(宿泊+料理教室)でお願いすることにしていました。
テーマはいくつかあるのですが、次のようなもが人気があるそうです。
- One Pot Wonders
- A Taste of Irish Cookery
- Cooking with Style-Spring, Summer, Autumn, Winter Entertaining
- Brunch
- Sunday Roasts
- Fish and Shellfish
- Thai flavours Irish Style
- Coeliac Cooking
- Cholesterol cooking
- Cooking with Children
- Italian Cooking
- Harvest Vegetarian
- Bread and Cakes
- Party Cooking
今回はアイルランド料理が習いたいということ以外、特にリクエストは入れていませんでした。
クラスは別の宿泊者の人も一緒になり、テーマはBread and Cakesということになりました。
パン作り開始
場所はB&Bのキッチンとなります。
![P1100183.JPG P1100183](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100183.jpg)
お客さんに出す料理をする場所ですので、プロ用の大きな部屋にオーブンやコンロも大きなものが揃っています。
ベリーロッジはレストランもついていますので、ただ朝食だけを出すB&Bよりは本格的なキッチンなのだと思います。ただし、滞在していたときはレストランは開けていなかったし、宿泊者の夕食の予約は前の日にして欲しいということだったので、今は一般向けにはレストランは営業していないのかもしれません。
先生は宿のオーナー(だと思います)のリタさん。
![P1100190.JPG P1100190](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100190.jpg)
もうかなり年配だとは思うのですが、調理人の格好をしているときはしゃきしゃきとキッチン内を動き回っていました。
材料はすでに計量などもしてくださって用意してくれましたので、作り方や食材の説明を受けながら、どんどんと実際に作っていきます。レシピも用意してくれていました。
アイルランドのソーダブレッド
まず教えていただいたのがソーダブレッド。アイルランドで伝統的なパンで、イースト菌をつかわずにソーダ(重曹=炭酸水素ナトリウム)をつかって膨らませるという特徴があります。
こちらがそのソーダ。
![P1100191.JPG P1100191](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100191.jpg)
イーストを使ったパンはよく作るのですがソーダブレッドは初めての体験。
材料は小麦粉、ソーダ、バターミルクと塩となります。このバターミルクというのも自分にとってはあまり馴染みのない食材でした。調べてみると、もともとはクリームからバターを作った後に残った液体のことだそうで、今は乳酸菌を足して作っているものが主流のようです。
材料をよく捏ねて、十字に切れ目を入れてしばらくおいて膨らんだらオーブンで焼きます。
焼き上がりはこちら。
![P1100242.JPG P1100242](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100242.jpg)
手前がアイリッシュソーダブレッド。お隣はこれも教えてもらったギネスビールを使ったパンでした。
この十文字の切り込みを入れたのが伝統的なソーダブレッドなのだそうです。
今回は型に入れて焼いたソーダブレッドも作りました。
![P1100248.JPG P1100248](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100248.jpg)
スコーン
英国同様、アイルランドでもスコーンは一般的だそうです。そのスコーンの作り方も教えてもらいました。
生地を捏ねて型で抜いて成形し、卵を表面に塗ってオーブンで焼くだけ。
![P1100202.JPG P1100202](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100202.jpg)
焼き上がりはこちら。
![P1100213.JPG P1100213](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100213.jpg)
形が崩れてしまっているものも多いのですが、味はまさしくいつも食べているスコーンでした。バターを付けて食べると美味しいです。
卵とチーズたっぷりのキッシュ
パンだけではなくキッシュも教えてもらいました。
まずは生地作りから始めて、型に生地を敷き詰めたら卵液を塗っていきます。
![P1100218.JPG P1100218](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100218.jpg)
ここに炒めたベーコンと小口葱、卵とチーズを流し込みます。
![P1100220.JPG P1100220](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100220.jpg)
オーブンで焼きあげます。
![P1100224.JPG P1100224](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100224.jpg)
完成はこちら。切り分けていただきました。
![P1100254.JPG P1100254](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100254.jpg)
ベーコンと卵のフィリング、生地の食感が楽しめます。キッシュはあまり食べることもなかったのですが、改めて美味しいものなんだと再認識。
アップルパイとキャロットケーキ
デザートの焼き菓子も作りました。
まずはアップルパイ。小麦粉にバターを練り込んで作った生地を型に入れてリンゴを入れて焼いてきます。
![P1100237.JPG P1100237](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100237.jpg)
焼き上がりアツアツのうちにアイスクリームを添えていただきました。
![P1100255.JPG P1100255](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100255.jpg)
キャロットケーキはニンジンを練り込んだケーキとなります。
こちらが材料。
![P1100232.JPG P1100232](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100232.jpg)
ニンジンはすり下ろして使います。そしてこれらの材料を良く混ぜ込んで型に入れて焼きます。
![P1100234.JPG P1100234](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100234.jpg)
こちらは焼き上がりまで少し時間がかかるとのことで、夕方にいただきました。
リタさんがアイシングのクリームも塗ってデコレーションもしてくれていました。
![P1100353.JPG P1100353](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/07/P1100353.jpg)
Tomo’s Comment
パン作りということで、シンプルなパンを習うだけなのかと思っていたら、バラエティ豊かな内容で大満足な料理教室となりました。
どのパンもしみじみとおいしかったですね。アイルランドの人が日常的に食べているパンと言うことで、イギリスとの違いも感じられました。
キッシュは想像以上に美味しかったので、近く自宅でも作ってみようと思っています。(チーズたっぷりでカロリーが高いのが気になりますが・・・。)
アイルランドに行く機会があれば、是非お薦めの料理教室です。スパニッシュポイントは車を使えばダブリンで3時間ほどですし、ベリーロッジは寝室も綺麗で落ち着いた雰囲気です。まわりも牧歌的な風景が広がっていて、海やビーチもあるなどのんびり過ごすにはとてもいいところです。
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