先日、フィリピンに行く機会がありました。
フィリピンと言えば、他の東南アジア諸国、タイやベトナムと比べると美味しいご飯が食べられる国としては見られていませんでした。しかしそのフィリピン料理が最近注目されてきているのをご存じでしょうか。
“次に来そう”な美&食を先取り フィリピン(1) – 世界美食紀行 – 朝日新聞デジタル&w米CNNがフェイスブックの読者アンケートによる「グルメ旅の世界ランキング ベスト10」を6月に発表しました。圧倒的な得票差で首位に立ったのは台湾。うんうん、台湾は旅行者のお財布にやさしいB級グルメも楽 …
米CNNがフェイスブックの読者アンケートによる「グルメ旅の世界ランキング ベスト10」を6月に発表しました。圧倒的な得票差で首位に立ったのは台湾。うんうん、台湾は旅行者のお財布にやさしいB級グルメも楽しいし、小さな島ながら郷土料理もあるし、納得です。
国が熱心にPRしている我らが日本は微妙な5位で、思うことはいろいろあるけれど、それはまあいい。で、2位につけた国の名を見てびっくりしました。
あの美食国家フランス(圏外)でもイタリア(3位)でもなく、世界三大料理のトルコ(圏外)や中国(香港が7位)でもなく、なんとフィリピンだったのです。(上記サイトより引用)
日本でもナタデココやハロハロなど、部分的に知られているものもありますが、かつて3年ほど暮らしていた経験から言うと、やはりシーフードが魅力的だと思っています。
今回はレイテ島というところに行ってきたのですが、大都市であるタクロバンシティでとっても美味しいシーフードを食べることができましたので紹介したいと思います。
フィリピンのシーフード
フィリピンは大小7107の島で成り立っている国です。従って、海に囲まれた国と言うこともあり豊かなシーフードに恵まれた国とも言えます。
エビやアリマンゴという蟹が美味だったり、マグロやカツオもよく食べられていたりと、フィリピンでは一般的にシーフードが食べられています。最近ではウニを日本に輸出しているそうで、現地の日本料理屋でも安く食べることができます。
露天でもこんな風に魚が並べられている光景が見られます。
普通に道ばたで売っている魚ですので、買うのは一般の人が多いと思います。それほど身近な食材と言えるでしょう。
ちなみに、フィリピンの人に大人気なのは日清のカップヌードル・シーフード味です。日本帰りのフィリピン人の預入荷物として、たくさんのシーフードヌードルの箱が手荷物受け取りのターンテーブルを回っている光景はお馴染みです。
タクロバンシティのシーフードレストラン、オチョ
ということで、フィリピンのシーフードのポテンシャルは十分知っていたのですが、美味しく食べさせてくれるレストランについては、住んでいた15年前はあまり知りませんでした。
今回、久しぶりにフィリピンに行って、その発展度合いに驚かされたわけですが、こんな美味しいシーフードレストランがあったというのも新鮮な驚きでした。(実は以前住んでいたときはタクロバンに来る機会が無かったので知らなかっただけかもしれませんが・・・。)
そのOcho Seefood Grillという店ですが、タクロバンでナンバーワンとTrip Advisorでもかなり好評です。
Ocho Seafood Grill (タクロバン) の口コミ・写真・地図 – トリップアドバイザー場所的にはこちらになります。
場著的にはタクロバンの中心地にありますし、有名店のようですのでタクシーなどでも行きやすいのではないかと思います。
注文の方法
こちらのレストランが楽しいの、その注文方法。
まず店の奥に行くとこんな風に魚が並んでいます。
見慣れない魚も。
貝類、甲殻類も豊富です。
ここで食べたい魚、食べたい量と調理法を選ぶことができるのです。
店員さんが魚や貝を取り分けてくれて、調理法を聞いてくれるので、焼いたり、蒸したりとお願いができます。
美味しいシーフード料理達
まずはフィリピンと言えば・・・、のサンミゲルビールをいただきます。
サンミゲルもかなり種類が増えているようで、昔普通に飲んでいたスタンダードなのは、ピルセンと言わなければなりません。
そして、この日頼んだ魚介類はこのように調理されて出てきました。
まずは海ぶどうのサラダ。
沖縄などでもよく食べられているそうですが、フィリピンでも良く獲れるようです。プチプチした食感とアッサリとした味付けが美味しかったです。
そして次は貝のスープ。
味付けはアッサリ目ですが、貝の出汁が効いています。
エビはニンニクと炒めてもらいました。
身がぷりぷりしています。
小さなホタテは焼き物に。
ホタテは寒い海のものというイメージがありましたが、フィリピンでも獲れるんですね。身も肝も美味しく調理されていました。
そして本日の主役はラプラプ。
姿蒸しにしてもらい、ソースをかけてもらいました。
ラプラプという魚なのですが、その名前はフィリピンの歴史上の偉人・ラプラプから捕られている魚です。ラプラプはマゼランと戦い討ち取った王様としてフィリピン史の英雄とされている人物です。
そのラプラプの名前を持ったこの魚もフィリピンのシーフードの王様と言えるでしょう。日本で言うとハタの仲間にあたると思います。白身で美味しい身質です。
そしてデザートもいただきました。
フィリピンのデザートと言えば、ということでハロハロをオーダー。
日本でもミニストップで売り出されていますね。日本のかき氷に似ていますが、あれこれとトッピングが独特ですね。
美味しかったので数日後にも再訪
あまりに美味しかったので、数日後に再訪してしまいました。
このときもあれこれと頼みました。
まずイカや貝の炒め物。
そして野菜も頼んでみました。
空心菜がなかったのでほうれん草の仲間を茹でてもらったもの。バゴーンというフィリピンの塩辛のソースでいただきました。
そして私がフィリピンの料理で一番好きだと思っているキニラウ。
生の白身の魚をマリネしたものなのですが、これが酸っぱくてピリ辛くてビールにあうのです。中米やペルーで有名なセビッチェとも似ていますが、こちらの方がさらにさっぱりしている印象。カラマンシーという小さな柑橘を搾っていただきます。
最後にミルクフィッシュの焼いたもの。
ミルクフィッシュというのはガーナでも食べたことがあるのですが、サバヒーという魚なんだそうです。サバヒーの方が自分にとっては馴染みがないのですが、美味しい白身の魚です。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
ということで、すっかり気に入ってしまったシーフードレストラン、オチョを紹介しました。
実物の魚を見て、好きな調理法でオーダーできるというシステムも秀逸ですが、出てくる料理も満足のいくもので本当におすすめです。
世界のシーフードはこちらでも
【旅食】ベトナムでも美味しい鍋が食べられます! Ao-taで海鮮鍋を楽しむ
【ガーナ】アクラのCaptain Hook’s Restaurant and Barでシーフードとステーキを満喫
フィリピン・タクロバンで新鮮な魚介を食べるならここ!オチョ(Ocho)は自分で魚を選べるシーフードレストラン。 この緑色の模様の魚 何? 食欲が出ないんだけど・・・(笑) https://t.co/0Uwa21HyVK