【読食】ベトナムに行く前に読むというか眺めるとちょっとイメージが膨らむかも。かわいいイラスト満載「無敵のベトナム」

ベトナムに初めて行ったのが2005年のことでした。

ベトナムに限らずですが、初めて行く国で何よりも楽しみなのが現地の食に触れることです。

現地の方々に連れて行ってもらったり、美味しいところを教えてもらったりという醍醐味もありますが、事前に食文化などを調べておくのも楽しい時間となっています。

今回紹介する「無敵のベトナム」は、そんなベトナムに行くようになった頃に読んだちょっと古い本なのですが、イラスト満載でその国のイメージを湧かせるのに最適な本でしたので、改めて紹介したいと思います。

無敵シリーズ

私は実は「無敵のベトナム」しか読んでいないのですが、ベトナムの前に、香港、ソウル、トルコ、ハワイ、バリ、上海、台湾、沖縄などが刊行済みでした。

作者は、おのとのまさん、という方なのですが、これはペンネームで、イラストレーターの真野匡さんと乃間治さんのコンビ名なのだそうです。

イラストレーターお二人の作品と言うことで、全ページイラストだらけ。しかもかなり細々と書き込んでくれているので、情報量はかなり豊富になっています。

「無敵のベトナム」の内容は？

内容ですが、最初のかなりのページはホーチミンに割かれています。分量にして半分強。

そして後半でハノイとダラットが紹介されています。

個人的には、仕事でハノイに行くことが多く、ホーチミンに初めて行ったのは2011年になってから。多くの観光客の方は、首都ではありませんがより発展しているホーチミンに先に行くのだと思いますが、この本を読んだときはまだホーチミンには行ったことがなく、行く予定もなかったのでなかなか楽しめなかったのを覚えています。

最近ではホーチミンに行く機会も多いので、次に行く時は、事前にこの本で出てくるところについて予習をしておこうと思っています。

とはいえ、本の内容としては情報がやや古いため、検証は必要かも。

本書に登場したレストランや料理など、その後かなり体験できたものも多くあります。

レストランのquan an ngonは、ハノイ店もホーチミン店も数回行っていますがあまり外すことはありません。

ホーチミンのソフトシェルクラブの店、Quan 94も有名なお店で食べたことがあります。（近くに紛らわしい店があって、行ってしまったこともありましたが・・・。）

本書ではこんな具合に紹介されています。

（P18より）

こちらがそのソフトシェルクラブの実物の写真。

脱皮し立ての蟹をフライにしてあるので、甲羅がまだ柔らかくてそのまま食べることができます。

蟹肉入りの春雨も料理としてはかなり美味しいですね。

こちらは本家だったか似た店だったか、どちらで食べたのか忘れてしまいましたが、味は抜群でした。

ヤギ鍋も紹介されていました。

ホーチミンでは食べたことがありませんが、ハノイで食べたヤギ鍋はなかなか美味しかったです。

ハノイ編も有名店が満載

ハノイはホーチミンに比べるとページ数的には少ないのですが、充実した内容となっていました。

ブンチャーで有名なダッキム、フォーガーが美味しいマイアインやチャーカーのチャーカーラボンなど。

ダッキムはこんな具体に紹介されています。

（P77より）

チャーカーラボンは実は行ってないのですが、白身魚をつかったハノイの名物料理、チャーカーの発祥のお店です。

いつか一度は行ってみたいのですが、地元の方いわく、最近は観光客向けになってしまったとのこと。もっと美味しいチャーカーがあると連れて行ってくれたのがこちらの「チャーカータンロン」というお店でした。

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ということで、ちょっと古い本ですが、イラストが多くて楽しい「無敵のベトナム」を紹介しました。

写真で紹介されるのもいいのですが、イラストになるとまた違ってイメージがしやすい面もあるように思いました。カラーページもかなり多くなっていて、雰囲気がより伝わってきます。

私もイラスト書けたらもっと楽しくいろいろなことを伝えられるなと思いつつ、引き続き文書と写真をうまくつかって、海外の楽しい食をお伝えできたらと思っております。

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