【ブログ運営】ブログ農耕ライフってなんだか分かる感じ。イケダハヤトさんの「ブログエイジ」を読む。

 

 ブログを書くときに参考になる本をこれまでもいくつか紹介していますが、今回紹介するイケダハヤトさんの本もそんな役立つ本の一つ。

イケダハヤトさんの本はこちらに続いて参考にさせてもらいました。

本書はイケダハヤトさんの厳選された過去のブログ記事38本に振り返ってコメント(執筆後記)をつけたものがメインコンテンツとなっています。しかし、ただのブログ記事集ではないところに読む価値があると思いました。

 

本書の内容

2000本の中から選ばれた38本なのでそれぞれ読み応えがあるのに加えて、執筆後記で執筆後のイケダハヤトさんや時代の変化を踏まえて付けられているコメントがあることでより理解が進むように思いました。

ただそれだけだったら、「ただ過去のブログの記事をまとめただけ?」って思ってしまうのですが、本書がテーマにしている「ブログ農耕ライフ」がうまく全体をつなげているように思いました。(ところどころに農耕ライフをテーマとした書き下ろしのコラムがあり読み応えがあります。)

ブログという畑に良質の作物(記事)を育てていくというのみならず、マネタイズをしっかりとして換金していくという農業に見立てたサイクルがしっかりと脳裏にイメージされます。

ブログによって得られる収益は、デジタル空間という「大自然」からの恵みとも言えると思うのです。(中略)僕はまるで農作業に勤しむ方々のように、朝起きて自分の畑=ブログに種を撒き、メンテナンスします。(P183)

 

参考になったところ

本気でブログをやりたいのなら、やはりサーバーをレンタルし、独自ドメインを取得し、WordPressでブログを開設すべきです。これはたとえていうなら、自分で土地を取得し、所有者名を登記し、プロ用の農具をそろえるようなものです。(中略)「アメブロ」などの無料サービスを使うのもありですが、これは豪農から土地を分け与えてもらっている「小作農」のようなものです。(P315)

私もSo-netブログでブログをやっていましたが、自分の土地ではないということでブログのデザインや細々したところ(一つの記事に二つ以上のカテゴリーを設定できないとか)で制約があって土地改良ができませんでした。ということで、もう少し自由に畑がデザインできるレンタルサーバーに引っ越してきて、農機具もいろいろと揃えられるようになってよかったと思っています。独自サーバーを持たないと完全に独立した農民とは言えないのかもしれませんが、独自ドメインとWordPressで作ったブログさえあれば、どこでも同じ畑をすぐに作ることができますのでまあ自分の土地感覚でよいのだと思います。

 

ブログを書き続けているとかならず「スランプ」に陥ります。Googleの評価が落ち、検索経由の流入がガタッと下がった、広告の収益性が下がった(中略)不作に陥ったときは、大きく分けて4つの行動をとるようにしています。一つ目は分かりやすい話で「ブログデザインの改善に力を注ぐ」こと。(中略)もう一つの解決策は、ひたすら本を読んだり、人と会って刺激をもらうことです。

うちのブログはスランプに陥るという余地もないブログなので、常日ごろからデザインの改善と読書には精を出したいと思います。

 

ぼくは基本的に、個別のダメ出しは表の世界ではやりません。自分自身も嫌な気分になりますしね。(中略)いろいろな人の「ダメ出し」を見てきましたが、公衆の面前で行われるものは、100%、問題解決には役立ちません。(P1587-1588)

これってブログのことにも実生活にも当てはまるなと思いました。イケダハヤトさんくらいの影響力のあるブログとはちがって、ネット上でなんの影響力も(まだ!)持っていない当ブログですが、ブログ上で何かをダメ出しするような記事はかかないようにしています。本当に改善してもらいたいことがあれば、個別にお伝えするのがやはり実質的な変化を期待できるということですね。

関連して次の部分も参考になりました。

本当に難しいのは、よい部分を取り上げ、それがもたらす望ましい結果について、自信を持って語ることです。清濁合わせ飲んだ上で、清い部分を語るという行為です。(P1606)

よいものはよいと自信を持って表明すること、心がけます。

 

ぼくがなぜ注目を浴びることができているかといえば、その理由の一つは、「インプット→アウトプット」の回路が高速で、あらゆる刺激を切り出し、オンラインにアップすることに成功しているからなのです。(中略)注意したいのは、ぼくが受けている刺激は特段、珍しいものではないということです。僕は凡人です。特別なバックグラウンドもありません。毎日普通に生活しているだけです。(中略)違うのは、「高速なインプット→アウトプットの回路を持つ」ごく普通の若者、と言う点です。(P1736-1737)

高速のアウトプットも見習いたいところですが、日常の刺激を刺激として感じ取れることも重要だと思いました。自分などは海外暮らしというある意味刺激的な環境にいるわけですが、環境適応能力が高すぎるのか、すべてのことを自然にとらえてしまいすぎているように思います。刺激を刺激として感じられるフレッシュな気持で日々過ごしたいと思います。これにはアウトプットを常に意識しておくと言うことがよいのかもしれません。

 

Tomo’s Comment 

私のブログもまだまだ耕作を開始したばかり。まだ消費者の皆様に良質な作物を届けられるようになっていませんが、日々の刺激を糧にして書き続けていきたいと思っています。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください