旅先で料理教室に行くのが好きな私ですが、初めて参加したのがタイ・バンコクでのこと。
ちょうど半日ほどの空き時間があったので、料理教室に参加してみたのです。
Blue Elephantの料理教室
参加したのはBTSのサパーン・タクシン駅一つ手前、スラサック駅前にあるBlue Elephantというレストランの料理教室。
Thai Restaurant Bangkok | Thai Cuisine in Bangkok
160年の歴史があるという建物を使ったレストランで、中東やヨーロッパに支店を展開しています。
料理教室は毎日開催されていて、午前と午後の半日のコースがあります。私が参加したのは午前のコース。午前のコースには市場見学があります。
コースの内容はこんな感じです。
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Starts 08:45am 09:00am
10:10am 10:30am
11:15am 12:30pm |
The students will be welcomed with a fresh Thai herbal drink and discuss with the chef the 4 course meal they will prepare.
The group will take a ride by Sky Train (Saphan Taksin) to the Bang Rak morning market. Our instructor will advise the group and guide you in discovering the usage of Thai fruits and vegetables without forgetting the multicoloured spices! Time to take a ride back by Sky Train to the Cooking School. Arrive at the Cooking School where a refreshing drink and towel is waiting for you. Lets move to the theory class. Theory Class. Here the instructor will present a cookery demonstration of the dishes that you will have to prepare! Each student will receive a booklet with the recipes of the day. Time to put your hands on the cooking utensils at the Practice Room. Each student has his own table and wok. Assisted by our instructor you will learn and experience the culinary technique of Thai cuisine. Four dishes are waiting to be prepared by you! Lunch. Now you can taste and enjoy your own culinary creation in a convivial Thai setting at the Blue Elephant Restaurant. |
市場見学へ
8時45分についてハーブジュース(レモングラスだったかな)を飲んで少しゆっくりしてから早速市場に向かいます。案内してくれたのは今日の料理の先生、サンドラさんでした。
市場にはBTSに乗ってお隣のサパーン・タクシン駅へ。ここは前夜フカヒレを食べに来たところでした。市場もフカヒレ屋台のすぐそば。
屋台はこの左奥の赤い看板の下に出ていました。
まずはバナナなどを売っているお店を見学。
いろいろなバナナをどんな料理に使うか説明してくれました。
お店の密集している通りに入るとコーヒーを入れているお店がありました。サンドラ先生がみんなにコーヒーを買ってくれます。
砂糖抜き、ミルクだけで頼んだら、コンデンスミルクだったのでちょっと甘め。コーヒー自体はかなり濃い味でした。
こちらは野菜のお店。
面白かったのはココナツミルクを作っているお店でした。
この機械でココナツの内側の白いところを削って、これを絞ってココナツミルクを作るそうです。
ここはニンニクやスパイス類が多いお店。
大きなニンニクは中国産でその右の小さなニンニクがタイのもの。タイ料理にはタイのものを使った方がいいんだけど、中国産の方が大きくて皮をむいたりが楽なのでよくつかわれているそうです。
同じ店で売っていたお米の違いを説明してくれました。
左がもち米だったかな。
魚を売っているところもありました。
ナマズの仲間ですね。
こちらは名前は分からないのですが、どんな味なんでしょうか。
ひらべったいので身はスプーンで削り取るようにしていました。
これはフィッシュペースト。なかなか発酵している感じ。
干物類もありました。
これ、最初は何か分からなかったのですが、バナナの花だそうです。
こっちはハーブ類ですね。
1時間ほど市場を見て回り、いよいよレストランに戻って料理教室です。
料理教室の様子
市場の見学から戻るといよいよ料理実習になります。
手順ですが、まずはサンドラ先生の見本を見せてもらい、その後実際に自分で作ってみるという手順で進みます。
教室にはキッチンがあり先生の手元が見えるように上に鏡がついています。
席に着くと教材とエプロンが用意してあります。
最初の一品はローストダックのカレー
今日最初に作るのはローストダックのカレーです。
まずはサンドラ先生による見本。
今日作るローストダックのカレーの材料はつぎのような物です。
- スライスしたローストダック50g
- 小さく切った生のパイナップル40g
- チェリートマト2つ
- ブドウ6粒
- ガーリック1かけ
- コリアンダーの根と茎一つ
- サラダ油1Tbsp
- レッドカレーペースト1.5Tbsp
- コリアンダー、クミン1/4Tbbs
- ココナツミルク250ml
- ナンプラー1.5Tbsp
- 砂糖1Tbsp
- こぶみかんの葉1枚
- バジルの葉12枚
- チリ大1
- ココナッツクリーム1Tbsp
厨房は一人に一つガスレンジがあってなかなか本格的。上の材料も準備されていました。
まずはニンニクとコリアンダーの根と茎を石臼でペーストにします。
つぎに材料をカットして準備します。
次に、ソースパンでオイルを熱して、レッドカレーペースト、上で作ったニンニクとコリアンダーのペースト、コリアンダーとクミンを加えます。3分ほど香りが立つまで炒めます。
ここにココナツミルクをおたま一杯だけ加えて煮立てます。
残りのココナツミルク、ローストダック、パイナップル、チェリートマトを加えてさらに1分ほど熱します。
ブドウ、こぶみかんの葉、チリを加え煮立てます。
最後に火を止めてバジルの葉を加え、器に移します。ココナツクリームを浮かべ、バジルの葉、チリを飾ってできあがりです。
6番が私の番号です。一品一品、先生の作り方を見てから自分で作るので、こうやって番号をつけて保存しておいてもらいます。
なかなかきれいにできたと思います。
二品目は白身魚のショウガ炒め
二品目は、Stir-fried Fish with Ginger タイ語ではPla Phad King。
今回は魚のフライはすでに準備してありました。
まずはペースト作り。
石臼にニンニクとコリアンダーの茎を入れて、つぶしていきます。
そして野菜の準備をします。
これらを炒めていくのですが、まずは植物油を温めて、ペーストを入れて少し炒めます。
次に千切りにしたショウガを入れて香りが立つまで炒めます。
ここにタマネギを入れて炒め、しばらくしたらスープストックを加えます。
砂糖とナンプラー、残りの材料を入れてしばらく炒めたらできあがり。
レシピでは魚のフライも入れて炒めるのですが、今日はフライの上にかける形でしあげます。
できあがり。
もう少しレッドチリを綺麗に飾ればよかったです。
3品目はエビのタマリンドソース
英語ではPrawn with tamarind souceで、タイ語ではKoong Namakam。
またまた最初はペースト作り。ニンニク、コリアンダーの根、白胡椒を石臼でついていきます。レモングラスをこちらでペーストにしてもよいそうです。
このペーストをフライパンで2分ほど炒めて香りをたたせます。そこにタマリンドジュース、パームシュガー、ナンプラー、濃い口醤油、つぶしたレモングラスをいれて5分くらいとろっとしてきたところにエビと細切りにしたこぶみかんの葉を加えます。
エビに火が通ったらお皿に移して、コリアンダーと揚げタマネギを盛りつけてできあがり。
少し甘めですが、深みがあるソースに仕上がり、エビにもよくあいました。タマリンドジュースとパームシュガーが日本では入手しにくいかもしれないですね。
最後に習ったのはナスのサラダ
最後になぜかサラダのメニューでした。英語ではEggplant (Aubergine) Salad、タイ語ではYum Ma-Kheua Muangとなります。
まずは教室のキッチンで先生が見本を見せてくれます。
できあがったのは、かなりデコレーションに凝ったものです。
先生曰く、こうして見せる要素というものも料理の大事な要素とのこと。確かに見て美しいと食欲もわきますね。
そして実習用のキッチンに移動して、自分で作ってみます。
こちらが材料。
ナスと帆立貝はグリル、エビとチキンはボイルしてくれてあります。
石臼でニンニクとチリをペーストにします。このペーストをボールで砂糖、ナンプラー、ライムジュース、タマリンドジュースと合わせてよく混ぜ合わせます。
ここにチキンとエビ、帆立、シャロット、コリアンダー、レッドチリを入れてよく混ぜます。
これをお皿のナスにかけて、チリとコリアンダーを飾ってできあがり。
実習後にはレストランで試食
これで全4品が揃いましたので、試食に移りました。
すでに作ってあったものをレストランで食べることができます。
4品ともにそれなりにボリュームのあるものばかり。これにライスをもらうとさすがに一人で全てを食べるには多いようで、レッドカレーは最後まで食べられませんでした。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
今回初めて料理を習ってみたのですが、先生の説明と実技の後で自分で作ってみると注意点も分かるし、できあがりの先生の作品との違いも分かるし、とても参考になったと思います。
日本で腕を磨くとともに、またバンコクに行ったら違うメニューの教室に行ってみようと思います。
他の国でも料理教室に行きました!
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【料理教室】バルセロナでシーフードパエリアの作り方を習うならここ!Cook & Tasteクッキングクラスの充実のレッスンがおすすめ
タイ料理教室2 レッドカレー
前回からの続きです。市場の見学から戻るといよいよ料理実習になります。まずはサンドラ先生の見本を見せてもらい、その後自分で作ってみるという手順で進みます。教室にはキッチンがあり先生の手元が見えるように上に鏡がついています。 席に着くと教材とエプロンがありました。 今日最初に作るのはローストダックのカレーです。 まずはサンドラ先生による見本。今日作るローストダックのカレーの材料はつぎのような物です。スライスしたローストダック50g小さく切った生のパイナップル40gチェリートマト2つブドウ6粒ガーリック1かけコリアンダーの根と茎一つサラダ油1Tbspレッドカレーペースト1.5Tbspコリアンダー、クミン1/4Tbbsココナツミルク250mlナンプラー1.5Tbsp砂糖1Tbspこぶみかんの葉1枚バジルの葉12枚チリ大1ココナッツクリーム1Tbsp厨房は一人に一つガスレンジがあってなかなか本格的。上の材料も準備されていました。作り方です。まずはニンニクとコリアンダーの根と茎を石臼でペーストにします。つぎに材料をカットして準備します。次に、ソースパンでオイルを熱して、レッドカレーペースト、上で作ったニンニクとコリアンダーのペースト、コリアンダーとクミンを加えます。3分ほど香りが立つまで炒めます。ここにココナツミルクをおたま一杯だけ加えて煮立てます。ローストダック、パイナップル、チェリートマトを加えてさらに1分ほど熱します。ブドウ、こぶみかんの葉、チリを加え煮立てます。最後に火を止めてバジルの葉を加え、器に移します。ココナツクリームを浮かべ、バジルの葉を飾ってできあがりです。6番が私の番号です。一品一品、先生の作り方を見てから自分で作るので、こうやって番号をつけて保存しておいてもらいます。なかなかきれいにできたと思います。つづく