【料理教室】リスボンで凄腕シェフから料理を習う。シェフの自宅で家庭でもつくれる料理教室。

ポルトガル料理教室

遅めの昼ご飯でイワシを堪能した後、一度ホテルに戻りました。

この日は、ポルトガルでの料理教室に参加することになっていて、アレンジしてくれている方がホテルまで車で迎えに来てくれることになっていたのです。

時間ちょうどにフロントから電話があり、下に降りると気のよさそうなお兄さんが待っています。お互いに挨拶して彼、フィリップの車に乗り込みました。車中でいろいろと話をしたのですが、なかなか面白い経歴の持ち主です。銀行で9年も働いたけれど、人間らしい暮らしがしたいと思って仕事をやめて事業を興したのだそうです。今は料理教室のアレンジや各種のツアーの手配などをしているとのこと。

向かったのはかなり郊外の住宅地でアパートやマンションが多い地域でした。

そんなマンションの一室に案内され、そこが今日の料理の先生のご自宅とのこと。レストランの厨房の環境で作る料理ではなく、家庭でも作れる料理を教えるということを大事にしているのだそうです。

ジョー・ベスト先生の料理教室

お家に上がると先生である、ジョー・ベストさんに紹介してもらいました。彼のお家のキッチンが教室となります。

こちらが先生とキッチン。彼もフィリップ以上の巨漢でした。

ポルトガル料理教室

ジョーはレストランを何軒かやっているそうで、その傍ら料理教室やケータリングをしているとのこと。

こちらから彼の教室に申し込むことができます。

こちらは彼のウェブサイト。ポルトガル語なので詳細まではわかりません・・・。

教えてもらった料理

一品目に教えてもらったのはタラのスモーク、ワインソース。塩抜きしたバカリャオをスモークしてワインを煮詰めて作ったソースをかけていただきます。

スモークするのに簡単で便利な道具を見つけたとのことで、みせてもらい実際に使ってみました。それがこちら。

ポルトガル料理教室

上の金色の部分にチップを置いて火をつけるとパイプを通って煙が出てくるので、鱈を入れたお椀に吹き込んでラップをしてしばらくすれば燻製が完成。

こうしてできた鱈の切り身にワインソースをかけて、パセリを油で揚げたものをトッピングして完成です。

ポルトガル料理教室

バカリャウは具合良く塩が抜けていてそこに薫香がついているのがいいですね。バカリャウは味は抜群ですが香りは少し乾物っぽいところもあるので薫香がいい具合に風味をつけています。ワインソースも少し甘味があって鱈とマッチしていました。

次の一品は、豚の脂肪と小麦粉で作られたというポルトガルのソーセージを使った一品。これをパイ皮で包んで焼きあげます。

こちらがそのソーセージ。馬蹄型なのが特徴だそうです。(写真は半分に切ってしまっています。)

ポルトガル料理教室

ソーセージはさらに食べやすい大きさに切ってフライパンで焼いて、

ポルトガル料理教室

パイ皮に包みます。

ポルトガル料理教室 ポルトガル料理教室

そしてオーブンへ。

できあがりはこちら。

DSCN3378

このパイの焼き上がる間にさらにもう一品。鱈とイカをトッピングしたイカ墨リゾット。

ポルトガル料理教室

イカ墨のリゾットだけあって、魚介類との相性が良い一品でした。

そして最後がオレンジ風味の柔らかいケーキ。

ポルトガル料理教室

Tomo’s Comment 

お昼が遅かったのとソーセージが結構ボリュームがあったのでお腹がいっぱい。サングリアやワインもいただいて大満足な教室となりました。

ジョーはいくつものレストランを経営していたそうで、今日習った料理も家庭料理と言うよりはレストランなどで出すようなちょっとしゃれた料理が多かったと思います。家庭のキッチンで作れることは作れますが、かなり手間もかかりますし、普段の料理と言うより友人などを招いて出すような一品として使えそうです。ジョーは教室のたびに料理を変えているそうで、自分でもどんどん料理を変えるのが勉強になるとのこと。

フィリップもジョーもいろいろとおしゃべりしてくれるのですが、やはりどこか木訥な雰囲気があって、自分の中でのポルトガルの人のイメージが固まってきます。みんな明るくて話も好きだけど、決してうるさいことはないし、すごく人に気を遣っていることも良く分かります。またさらにポルトガルが好きになっていきました。

車でホテルまで送ってもらって、到着したのは11時。歩き疲れ、食べ疲れはありましたが、料理教室の美味しい料理と楽しい会話で楽しい気分のまま一日を終えることが出来ました。

 

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