シリーズになりつつある「海外旅行先での料理教室のすすめ」ですが、これまで参加した料理教室のことを思いだして、どんなタイプのものがあったのか、少し整理してみたいと思います。
今回は会場やセッティングに注目した分類をしてみたいと思います。
教室型
これは料理教室専用の会場が用意されているケースです。 純粋に料理教室専門のところ、レストランが厨房とは別に料理教室用のスペースを設けているタイプがありました。 会場の構成ですが、まずは講師の先生が実演をするキッチンが教室前方にあるのが定番。さらに料理教室専用の会場となると、先生の手元がよく見えるように、調理台の上に鏡が設置してあり、どのような調理をしているのかが上からみえるような形で見ることができます。 こんな感じ。 生徒側は普通のテーブルで試食したり食べたりするスペースがあるだけのケース、一人一人が料理できるような調理施設・器具がセッティングがしてあるケースとがありました。 この教室型の利点としては、先生が料理するのを正面あるいは上部からの視点でみることができることにあると思います。やはり調理方法などは手元をみたいというのがありますので、こうした作りは料理教室としては適していると思います。 一方で、こうした設備を持っている教室というのは、大勢の生徒を相手にすることが想定されていますので、先生との親密感は薄いように思います。(大人数の場合はアシスタントの方が回ってきてくれてあれこれと指導してくれることも多いです。)
個人宅型
料理教室専用スペースとは違い、自宅のキッチンで教えてくれるタイプです。 次の写真はイタリアのマンマの料理教室です。ご自宅のキッチンで教えていただきました。
大人数を相手にすることを想定していないため、個人から多くても4人くらいまでの生徒が対象となります。
こちらの写真はリスボンでの教室。こちらもご自宅のキッチンでしたが、プロのシェフのお家だったので少しプロ用に近いキッチンだったかもしれません。
こちらが楽しいのは、やはりその国に住む人の普通のキッチンやご家庭の雰囲気が味わえることにあります。
調理器具なども普段使っているものを使っていますので、家庭料理についての見識が深まりるように思います。
友人とかいないとなかなか普通のお家にお邪魔する機会もありませんからね。 キッチン以外のお部屋も先生の人柄と共にその国らしさが現れていたりするのも面白い所です。 少人数なので先生ともあれこれお話しできるのも楽しいです。
3.レストラン型
実際に使われているレストランの厨房で教えてもらうタイプの教室もあります。
かなり人数を集める料理教室を主宰しているレストランだと専用スペースを持っていたりするケースもありますが、こちらのタイプは通常使っている厨房を活用して教えてくれるというものです。
厨房を使うので当然レストランの営業中の忙しい時間は使えません。休日やアイドルタイムなどを利用して料理を教えてくれることになります。
このタイプの醍醐味は、プロ用のキッチンでの調理を体験できるということでしょうか。
レストランで働かない限りなかなか入ることもないプロのキッチンで料理ができるというのはなかなか体験できないことだと思います。 多くのオーダーに応えるための機能性などを経験できます。
こちらはアグロツーリズムを営んでいるクロアチアのお家のキッチンです。普通のレストランとは少し違って伝統的なキッチンとなっていますが、ここでゲストの料理を作っているそうです。
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私が参加した教室は大きく上のような分類となります。 それぞれ楽しみ方は違うと思いますので、自分の好みに合わせて選ぶのがよいかとは思います。
しかし、実際は各都市でそれほどの選択肢があるケースは少なく、とりあえず参加できる教室に参加して、結果的に上のようないろいろなタイプだったというのが現実でした。
それでも、自分がどんなセッティングで料理が習いたいのか、料理以外の要素でどんなことを体験したいのかについては事前に想定して料理教室選びをしてみたら良いのではないかと思います。 次回は教え方についての分類をしてみたいと思います。