トラーパニの塩田を見学した後はマルサラ酒のワイナリーの見学に向かいました。
マルサラワインのワイナリー、フローリオ社訪問
マルサラ酒は酒精強化ワインの一つで名前は知っていたのですが、マルサラという街がシチリアのしかもトラーパニの近くにあるとは知りませんでした。
普段はスピリッツ類はあまり飲まず、ワインを飲むことが多いこともあって、アルコールの強い酒精強化ワインもあまり飲んでいませんでした。(食事に合わせてがぶがぶ飲むのが好きだからか、ちびちび飲むのが苦手なのです。)
ワイナリーについては、ナパバレーのロバート・モンタヴィをはじめ、カナダのアイスワインも含めて何カ所か行ったことがありますが、マルサラ酒の作り方はどのように違うのでしょうか。楽しみにしていました。
今回Reiさんが連れて行ってくださったのはマルサラにあるフローリオという会社でした。マルサラワインを広めた伝統ある会社ということです。
Reiさんによればこちらのフローリオ社、見学者向けの年々充実させているようでいろいろと新しい趣向が増えているとのことでした。
最初に見たワイン醸造用のいろいろな器具の展示も昔はなかったとのこと。
ワイナリー内部の見学ツアー
こちらではガイドさんが案内してくれるのですが、我々はガイドさんと他のツアー客と一緒に動きながらも、Reiさんがとても詳しく説明してくれました。
建物内にはたくさんの樽が所狭しと置かれており、この中でマルサラ酒が熟成されているそうです。
世界で一番には慣れなかったけど、何番目かには大きい樽とか、かなり古いものもありました。
こちらの樽には1938年と書かれていました。古いワインも残っているんですね。
昔のフローリオ社の宣伝ポスターなどもありましたが、これがレトロなポスターの雰囲気がたっぷり(実際レトロなのですが)。オシャレなイメージで家に飾りたいくらい。ライオンがシンボルなんだそうです。
お待ちかねののテイスティング
そしてワイナリー見学と言えば楽しみなのがテイスティング。
こちらも最近出来たそうなのですが、倉庫の奥に立派なテイスティングスペースが設置されています。
ここで3種類のマルサラワインを味わうことが出来ました。
甘口、辛口、それぞのれ味に合うつまみも用意されていて、マリアージュが試せます。
さらにビデオが流れてどうやってテースティングをしたらよいのか指導をしてくれます。
ビデオのインストラクションにあわせて、まずはつまみを、マルサラワインを、そして目を閉じて味わいを感じます。
「ああ、お、おおお、、、」・・・遠峰一青の気分になれます。
マルサラワインですが、甘口のデザートワインというイメージが合ったのですが、実は辛口のものが美味しいということが分かりました。この辛口だったら、食前酒でも、食事の途中の口直しでもいけそうです。
甘口ももちろん美味しかったです。ここでも試しましたがちょっと甘いビスコッティとかあいます。
マルサラ酒を購入
十分楽しんた後は、これもお楽しみのワインの販売所へ。
甘口、辛口共にとてもおいしかったのでそれぞれ一番良いクラスのものを両方購入。しかし値段は思ったほど高すぎず、お買い得だと思いました。さらにこの女性の描かれた缶も素敵だったので購入。
売り物ではないのかもしれませんが、埃をかぶった年代物のボトルも展示されていました。
このマルサラワイナリーの見学でシチリアでの全工程は終了です。トラーパニに戻って一路パレルモの空港に向かいました。(途中飛行機の時間に間に合わないかと思ったけど、車中でオンラインチェックインをして事なきを得ました。iPhoneもっていって良かった。)
Tomo’s Comment @tommasteroflifeさんをフォロー
料理教室に塩田、ワイナリー見学、トラーパニやエリチェの街の観光と今回のシチリアステイはReiさんに大変お世話になりました。普通の観光では絶対に味わえないシチリア体験が出来たと思います。また料理教室とあわせて市場とか塩田、ワイナリーなど食材に関する体験もできたことでシチリアの食についてより深く理解が出来ました。
今回受けられなかった料理教室もありますし、トラーパニ周辺もまだまだ見所も多いと思いますので(ジェイミーが行ってたマレッティモ島とか)、また是非うかがってみたいと思っています。
充実したシチリアステイでしたね。たくさんの写真と、梅雨入りしたせいか、写真に収められている青い空に羨ましさを感じます。
ワインは甘口、辛口両方とも美味しいというのは良いワイナリーの証拠ですね。開けるのが楽しみですね。それにしてもテイスティングルームがモダンな作りになっていてビックリしました。
>asさん、こんにちは。
日本も無事に梅雨入りしているんですね。遅れていたとのニュースは見ましたが。シチリアの空の青はとっても綺麗で気に入りました。
そうなんです、このテイスティングルーム、古い樽がたくさんある倉庫の奥に突然現れるのでかなりびっくりします。でも、こうやってお客さんのことを考えていろいろと趣向を凝らしてくれるのっていいですよね。