WordPressでブログを作るようになってからいつも参考にさせていただいていたのが、かん吉さんの運営する「わかったブログ」でした。
その「わかったブログ」のエッセンスが電子書籍になった、ということで早速購入して読んでみました。
「人気ブログの作り方」の構成
この電子本は上述の通り「わかったブログ」から「これからブログを始めたい方、ブログを運営市営つけど美味くまわってない方」向けに関連記事を抜粋してそこに解説を加えたという物。
「わかったブログ」は熟読していましたので、今回収録されている記事の多くはすでに読んだ物が多かったのですが、そこにBlog後記という解説が加わることでさらに理解が進みました。
またブログ記事だと読む順番というのはどうしてもばらばらになってしまうのですが、このように電子書籍にまとめてくれると、著者の意図に従って読み進めることができるのでこれも理解が進む要因となっていると思います。
毎日更新!話はそれからだ
収録されている記事は18個。一番最初には「これからブログを頑張ろうと思う人へ。まずは三ヶ月毎日書く。話はそれからだ」が取り上げられています。
この記事は私も読んで非常に大きな影響を受けました。これを読んだ後、早速3ヶ月毎日更新をしてみたものです。
Blog後記としてこのように書かれています。
毎日更新に固執すると、一つ一つの記事の質が落ちるから毎日更新は必要ないと反論してくる方もいます。でも、そういう人たちでうまくいったケースは、私は知らないです。できない、やらない理由を探すのは簡単です。世の中には成功法則がたくさんありますが、要するに「やれ!」っていうことです。
かん吉さんは、毎日書くことでネタがなくなっていく中で、書評というコンテンツに行き当たりました。しかもただの書評ではなくブログ運営という一貫したテーマで読書からの学びをまとめるというスタイルが確立されていったとのこと。
残念ながら、このブログではそのような分かりやすいテーマを設定し切れていません。かん吉さんが言う「補助線」となるテーマが重要なのは分かるのですが、このブログでは一体なにが補助線になっているのか、悩むところです。
自分としては、「人生の達人」となるために、人生を豊かにするために常に学び続け、常に好奇心を失わずいろいろなところに行ってみる、ということを重視しているのですが、各記事にそのテーマが明確に示されているかというとそうではないと思います。これでは補助線の役割を十分果たしていません。
ここらへんに課題がありそうです。もう一度毎日更新にチャレンジすることで見いだしていきたいと思いました。
ここが参考となった!
すでに読んでいた記事ですが、改めてこんなところが参考になりました。
ブログのタイトルとサブタイトル
かん吉さんは、「個人のブランディングのためには、キーワードなしのブログ名の方が運営しやすい」とおっしゃっています。
このブログもMaster of Lifeというある意味なんでも書けるタイトルに落ち着きました。おかげで様々な内容の記事を書くことができています。
一方で、かん吉さんも次のように指摘しています。
ただ漠然とノンジャンルで更新しているだけでは、読みにくい雑記ブログになってしまいます。なにか一つ軸があった方が、読み手によって分かりやすいです。(中略)そこで目を付けたのが「サブタイトル」です。メインに更新しているテーマをサブタイトルで端的に説明することで、ブログの内容を一目でわかるようにしています。
サブタイトルについては私も悩んだのですが、結局人生の達人を説明する引用としました。ただこれだけではちょっと分かりにくいかも。補助線とも絡みますが、ここにも工夫の余地がありそうです。
記事タイトルの付け方
記事を読んだ後に得られる、快適で素晴らしい生活を想像しながら考える。(中略)読み終わった後に待っている生活の変化が、容易に想像できるようなタイトルを付けるとよいでしょう。
この視点は意識できていませんでした。今日から意識します。
また、ここでも補助線の重要性が分かる記載がありました。
人々は「記事タイトル」を補助線にして、ブログ記事を読んでいます。タイトルの内容を探しながら、文章を追っているのです。
今日からもっと記事タイトルについて、補助線を意識してつけていこうと思います。
ソーシャルメディアの使い方
私はイマイチ効果的に使えていないソーシャルメディアについても参考になりました。
人々が積極的に読みに来てくれて、ソーシャルメディアで口コミが発生するような記事を更新し続けることで、リピーターが増えて、検索エンジン対策にもつながる。そして、安定したアクセス数の元で、さらに頑張れる。そんな流れが、現在のブログの必勝法ではないでしょうか?
具体的なテクニックももちろん参考になったのですが、やはり本質的なところでは口コミが発生するような記事を更新する、ということがまず前提になるのだと分かりました。これはタイトルも含めてよく考えていきたいと思います。
人間力が重要
かん吉さん曰く、面白いブログ記事をポストし続けるだけでは読者数の増加は限定的になってしまうのだそうです。
では継続して読みに来てくれる読者を増やすにはどうしたらよいのでしょうか。
その鍵は「人間力」。
結局はブログ運営者の実績や信用、人となりに行き着くのです。(中略)つまり、ブログも「人間力」なのかなと。ブログを運営するために何かをするのではなく、自分を磨くためにブログを利用するスタンスを持てると、強いでしょう。
このブログのテーマは最終的には「自分の成長」ということなのですが、自分を成長させるような体験をブログ記事にして、そのことが自分を磨くことにつながれば理想的です。
そのためにはかん吉さんも書かれていますし、イケダハヤトさんにも指摘してもらったのですが、自分にしか書けないことを書くと言うこと。
自分を磨くということは最終的には重要ですが、やはりその前提として、次のようなことがあると思います。
ブログも、他人を喜ばせるために、他人を強く意識して記事をポストすることで、自分の喜びとなり、「信用・信頼」という、社会において一番大切な価値を得ることができます。
つまり誰かの役に立つ記事を書くということはまず考えておかなければならないと言うこと。意識しているようでいて、徹底できていないです。肝に銘じることにしました。
Tomo’s Comment
この電子書籍、価格は280円と低く抑えられています。
ブログ記事を再掲して構成しているということなのですが、最初に描いたように再編集されているという価値とBlog後記として現時点での解説が書かれていることは大きな価値だと思います。
実際、私も「わかったブログ」は何度も読んでいたつもりでしたが、こうして改めて各記事を読むことでさまざまなことが得られました。
ブログをもっと良くしたい、と思う方は是非購入して読んでいただくと良いと思います。上で書いたことの何倍もいいことが書かれています。
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