ライチャウ省では、鱒やバロットを具材にした鍋を楽しんだのですが、他にもライチャウ省ならではのいろいろな料理をいただく機会がありましたので紹介したいと思います。
【旅食】ベトナム北部のライチャウ省で地元の鱒を使った鍋を楽しむ。孵りかけのアヒルの卵・ホビロンも鍋に! | Master of Life Blog Remaster
ライチャウの町並み
料理を紹介する前に少しライチャウの街についても見ていきたいと思います。
ベトナム北部は山岳地帯となっていますので、このように山が連なる中に街があります。
街の中央付近は官公庁が並んでいます。
このあたりで驚いたのが道幅です。
ライチャウの街自体は小さいのですが、そのサイズに見合わないぐらい立派な道が中央を走っていました。
遠くの山並みも綺麗ですね。
豚づくしの料理の数々
ライチャウの方々とランチを囲むことができました。
大勢で食べたため、たくさんの種類の料理を楽しむことができました。
特徴的だと思ったのは豚の料理が多かったこと。たまたまなのか、ライチャウでは豚を多く食べる習慣なのでしょうか。
こちらがいただいた料理の数々です。
まずはぷるぷるした蒸し春巻き。
具は入ってなかったのですが、バインクオンという料理に近いものだと思います。上にかかっている玉ねぎは干して揚げたものだったと思います。
続いてはバナナの花とパパイヤのサラダ。
これもベトナムではよく食べます。シャキシャキした食感が特徴です。
ここから豚や豚の血を使った料理が続きました。
まずは内臓の料理。
いろいろな部位のモツが茹でられていました。黒っぽいものは豚の腸に豚の血、ナッツ、ハーブを混ぜた詰め物をしたものだそうです。
白い腸のところはコリコリして食感がいいですね。味もクセがあるかと思いきやそれほどでもなく、美味しい内臓料理としていただけました。
こちらはゆで豚ですね。皮付きで茹でてあるので、皮目の所の脂肪が適度に脂が抜けて美味しかったです。
豚肉にレモングラスを細く裂いたものをまぶして揚げたもの
豚とハーブというのはあまり食べたり作ったりしてきませんでしたが、以外とレモングラスと豚があうことに驚き。脂分が少し弱まる印象です。
豚の血を固めたものを入れたスープがこちら。
台湾などでも見かけた気がします。食感はぷるぷるして不思議な感じ。あまり鉄臭いことも無く、思ったよりも穏やかな味でした。
そして最後に食べたのが豚の血のプディング。
血の中には肉とピーナッツ、ハーブが入ってました。液体状ではなく、柔らかいゼリー状です。プッチンプリンくらいの硬さと言ったらいいでしょうか。
この上から、山椒のようなスパイスをかけていただきます。
こちらはかなり血そのままといった印象。やや食べるのに躊躇しますが、食べてみると意外と口当たりも良く、匂い味ともそれほどきついことは無く、むしろ具として入っている肉やナッツの味が強くて、意外と食べ易かったです。
紫のおこわは色があざやかでびっくり
そして今回ちょっとした驚きだったのがおこわです。
ライチャウ省で有名とのことでいただいてみました。
紫色の由来ですが、Khẩu Cắmという木の葉っぱと枝を水が紫になるまで煮て、その冷ました液体にもち米を漬けて蒸すのだそうです。
色は印象的なのですが、味や香りにはさほど強烈さは無く、普通に美味しいおこわとしていただけます。
北部山岳地帯の他の省ではまた別の色をしたおこわもあるようです。これはいつかのお楽しみにしておきたいと思います。
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今回は少し珍しい紫色のおこわと豚の料理を紹介しました。
血液については、様々な病原体があることもあるため、公衆衛生の専門としてはおすすめはしにくいものとなっています。
私も健康問題に取り組む身としてはあまりリスクを取らないようにしてはいますが、現地でご馳走として用意してもらい、こちらがお客さんとしてもてなされている場合、断りにくいのも事実です。また、生来の食いしん坊のため、未知の食べものを見るとついつい試してみたくなってしまいます。
食の探求と健康リスクについては、今後とも課題になると思いますが、やはりどのようなリスクがあるのかをきちんと把握しそれをできるだけ小さくする努力は必要であると感じました。
食中毒や食べもの由来の感染症については知識がまだまだ少ないので、少し勉強を始めようと思います。
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