シャーロッキアン、ホームジアンにとって、マイリンゲン観光の目玉といえば、ライヘンバッハの滝。いやむしろ、ライヘンバッハの滝を見るためにいくのがマイリンゲン。
「最後の事件」のクライマックスで、ホームズとモリアーティ教授が格闘したところです。
ただ滝があるわけではなくホームズファンとしても楽しめるポイントもたくさんありました。
今回はこの滝への行き方、見所などを紹介したいと思います。
ライヘンバッハの滝
ライヘンバッハの滝は、マイリンゲンの南側にある山並みのかなり上部に位置しています。
マイリンゲンの街中からも見ることができます
この写真だと遠くに見えますが、マイリンゲンの街自体は小さいので、中心地にあるホテルから歩いて滝のふもとまで歩いてアクセスできます。
麓から滝の中腹まで、ケーブルカーを使って登ることになります。
こちらがケーブルカーの駅。
ケーブルカーに乗る前に、麓の駅の近くには記念のプレートもありますのでお見逃し無く。
もっと寄ってみます。
私もメンバーになっているロンドン・シャーロック・ホームズ協会もこのプレート作成に関わっていたことが分かります。ミネソタのホームズ団体と合同のようですが。
ケーブルカーで滝の上流へ
8ポンド(往復、2007年当時)を払って、ケーブルカーに乗り込みます。
乗車時間はほんの5分程度ですが、徐々に滝が見えてきて、興奮します。
滝の全貌が
そしてついに中腹のケーブルカー駅に着くと、滝の全容が姿を現します。
下を見ると滝壺が。
この時期は水量があまり多くないのでしょうか。それほど大きな滝壺ではありませんでした。
日本でもよく見かけるこんなものもあります。
そして滝の対岸を見ると、小さな星印が目に入ります。
ホームズとモリアーティ教授が格闘をしたのがこの星印のあたりだったとの説明がありました。
グラナダTVジェレミー・ブレットのホームズは滝の右岸で戦っていましたが、オリジナルのイラストでは左岸で戦ったことになっています。(ちなみにTVシリーズの格闘シーンのロケ地は別な滝だったそうです。落下しているシーンはライヘンバッハの滝ですが。)
滝の対岸へ
せっかくなので、この星印まで足をのばしてみることにしました。
ケーブルカー駅を滝側に歩いていくと、登山道があります。
途中に何カ所か展望台があり滝や麓のマイリンゲンの街が一望できます。
ここは下から見えた滝のさらに上流です。
そしてここまで登ったら、今度は下っていきます。
このまま下るとアーレシュルフトまで行ってしまいますので、ここで左折。
すると突き当たりにやっと星のあった場所に到着です。
ここまで急いで歩いて40〜50分くらいでしょうか。
星だけではなくプレートもありました。
こちら側からみた滝壺はさらに迫力がありました。
今度はケーブルカー駅が対岸に見えます。
今回は往復のケーブルカーチケットを購入したのと、すでに時間的に厳しかったのでやめましたが、先ほどの下りをさらに降りると、マイリンゲンの見所の一つ、アーレシュルフトというスイスで一番深いと言われる渓谷まで行くことができるようです。
ただ、アーレシュルフトが閉まるのが午後5時ですので、ホームズ博物館の開館時間(1時半)を考えると、ホームズ博物館を見てから、ライヘンバッハの滝、アーレシュルフトという順番で回るのはかなりの困難と判断。アールシュルフトは朝見ておくべきですね。
同じ道を戻ってケーブルカー駅へ。駅舎にはホームズ関連の写真が飾ってあったり、サイン帳がおいてあったりします。
名残惜しいのですが、ケーブルカーに乗って、下山しました。
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こうしてホームジアンの聖地、ライヘンバッハの滝詣でが終わってしまいました。
ここに来るのは昔からの夢だったので、終わってしまうと少し寂しくもありますね。
もう一度来ようと心に誓いました。
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