ガーナ住まいなので(ネット版でも)日経新聞は読んでいないのですが、最近の記事で「月に一万円以上使うならお金がかかる趣味」という記事があったそうです。
飽きっぽい性格なので特定の趣味にのめり込むことは少ないのですが、ちょっと趣味について考えてみたいと思いました。
日経新聞の記事
記事全文を読めていないのですが、趣旨としては老後の暮らしとお金のことを考えるとお金のかかる趣味だけではなくかからない趣味も持った方がよいということだそうです。
追記:こちらで読めました。9月12日現在は全文が読めるようになっています。
趣旨自体は分からなくはないのですが、物議を醸しているのはお金のかかる趣味、かからない趣味を具体的に挙げているところのようです。
お金のかかる趣味は、コミック、アニメ、ゲーム、アイドル、映画・観劇、音楽、ITガジェット、自作PC、AV機器、車・バイク、旅行、グルメ、ファッション、カメラ、鉄道、骨董、ギャンブル、酒・タバコなんだそうです。
一方のかからない趣味は、ネットブラウジング、SNS、カラオケ、茶飲み話、美術鑑賞、町歩き、歴史、文学、美術創作、俳句・詩、スポーツ、ペット、などだそう。
「お金がかかる」の定義としては月に1万円以上使うかどうか。
自分の趣味を振り返ると
冒頭にも書きましたが、飽きっぽい性格なので一時的にのめり込むことはあってもなかなか長続きがしない性格です。
そんな中でも比較的長年やっている趣味と言えそうなものは、上の分類で言うと、
お金がかかるものではコミック(も含めた読書)、ITガジェット、旅行、グルメ、カメラ、酒、かからないものではネットブラウジング、スポーツ観戦など。
この分類ってどうなの
定義として月1万円以上使うということですが、この定義をあてはめて分類したにしては、かなり荒っぽい分類ですよね。まあ、だからあちこちのブログで取りざたされているのだとは思いますが。
ネットブラウジングって言ったって、月々の携帯代と別にネット回線を契約すると一万円近くなると思いますし、スポーツ観戦なんかもサッカーで毎週ひいきのチームの試合を見に行くとチケット代+旅費で1万円はあっという間に超えそう。一方でお金のかかる趣味にあげられている映画は、うまく工夫すれば週1回映画館で映画を見て、あとはDVDをレンタルでみれば1万円以内でかなりの本数をクリアできそう。
私もカメラは好きですが、ハード面で一年に12万円かけているかというとそんなことはありませんし、撮影して楽しむことについては昔のようにフィルム代や現像代がかかることもないのであまりお金がかかりません。
スポーツ観戦は主にアーセナルの試合になりますが、ガーナでアーセナルの試合をテレビで見ようとすると衛星チャンネルで一番高いコースを選ばないといけないし、レッドメンバーの会費、雑誌なども含めるとまあそれなりにお金がかかっていると言えなくもありません。もし現地に観戦に行ったらかかるお金も跳ね上がります。(そうそうは行けませんが。)
ゴルフも今は昔ほど頻繁にできていないし、ガーナでは2000円とか3000円とかでできるので月1万円はかかってませんが、日本だったら1回行ったら移動の代金も含めると1万円は軽く超えてしまうことも多いです。
Tomo’s Comment
つまり何が言いたいかというと、趣味にどれだけ、そしてどのようにのめり込んでいるか、ということでお金のかかり方も変わるということ。これはのめり込めばのめり込むほどお金がかかるということだけではなく、のめり込むほど節約の仕方も工夫できたりして安くなることだってあります。お金のかからないのめり込み方だってありますし。
さらに言えば、趣味=好きな事であれば、お金がかかるからやらない、ということなんてなくて、お金がなくったって好きなんだから使えるお金の範囲で楽しむでしょ、ってことだと思います。
確かに初期投資が必要だったり、かかるお金が高いものもあります。例えばゴルフなんかは高い趣味の一つだと思いますが、参加費の安い大会に出て、もらった商品をヤフオクで売ったりすれば月1回か2回くらいは一万円以下で楽しむことができます。月1回しかいけなかったとしても、そのためにより技術をみがこうと毎日素振りをしたりテレビでゴルフ中継を見たりはほとんどお金はかかりません。
趣味っていうのは本当に心から好きなことだと思うので、安い、高いということで論じること自体あまり意味がないような気がした次第です。
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