【ホームズ】日本シャーロック・ホームズクラブ第74回全国大会はスペシャルゲストも登場して盛り上がりました

パペットホームズ

3月22日は日本シャーロック・ホームズ・クラブの全国大会がありました。

2006年からクラブの会員となっていますが、全国大会に参加したのはこれが2回目。1回目は大会運営委員としての参加だったため慌ただしかったのですが、今回は一参加者としてじっくりと発表を楽しむことができました。

 

海外からのゲスト

今回は海外からのゲストによる発表が二つありました。

最初はバルセロナのシャーロッキアン団体、Circulo Holmesの元会長の方による発表でした。彼がBiblioteca Publica Arus(アルス図書館)に寄贈したホームズコレクションについてです。この図書館の一角にホームズコレクションがあるのだそう。

本だけではなく人形などもあるようで楽しそうなコレクションです。

バルセロナには一度しか行ったことがありませんが、その時に知っていたら是非とも尋ねてみたかった場所です。いついけるか分かりませんが、次に行く機会があれば必ず訪問しようと思います。

次は東京セミナーでも発表いただいたBSI(アメリカのシャーロッキアン団体)のメンバーでもある著名なホームズ本コレクターの方の発表でした。いかに彼がコレクターになったかというお話。

最初はスティーブン・キングのコレクターで、そのコレクションを売って得たお金がホームズ本のコレクションの基になったそうです。きっかけとなったのが世界的なコレクターであるジョン・ベネット・ショウさんの書斎に招待されたこと。その時ショウさんが持ってなかった翻訳の本を持っていたことでホームズの正典の各国語訳を集めるようになったのだとか。

こちらが彼のサイトとなっています。

まだ持っていない訳はキルギス語、カザフ語、シンディ語の三つだそうです。キルギスは3回行ったことがあったので知っていたら現地で探してみたのですが。

 

そして発表としては最後となったのが「恐怖の谷」の日本移入史。恐怖の谷は連載当時からすでに翻訳がなされていたのだとか。他にも明治期からのホームズの翻案・翻訳の歴史が本の紹介とともに語られてとても興味深い内容でした。

 

ホームズ大賞にスペシャルゲストが

毎年ホームズ関連の著書・活動などを対象にクラブ会員の投票を元に決まるシャーロック・ホームズ大賞。この授賞式が毎年東京大会で行われます。

今年は大賞が二つありました

まずは昨年出版された「シャーロック・ホームズと見る ヴィクトリア朝英国の食卓と生活」。

 

著者の関矢さんはいつもお世話になっているシャーロッキアンの先輩。ウェブサイトのシャーロック・ホームズの世界で連載されていた内容が本になったのがこの著書となります。

30年の研究の成果が詰まっている力作ですので受賞は当然の結果だと思います。

私のホームズゆかりの地についてもこちらのサイトで紹介していただいていますので、自分のことのように受賞を嬉しく思いました。

 

そしてもう一つはNHKのパペット・エンターテインメント「シャーロックホームズ」。

なんと三谷幸喜さんが受賞のことを知り大変喜んでいたとのことで、ご本人やパペットのが会場に来られることとなりました。そして三谷さんだけではなくパペットのホームズ君もやってきました。

この授賞式のための特別の衣装だそうでこれまでのエピソードのワンシーンが取り込まれていました。

パペットホームズ

 

受賞については番組サイトでも掲載されていました。

Twitterでも。

そして三谷さんの感想がこちらで書かれていました。(無料会員登録をしたら全文読めました。)

 

Tomo’s Comment 

久しぶりに参加した大会ですが、海外ゲストや三谷さんもいらっしゃり、そしてお世話になっている関矢さんが大賞を受賞されたりと盛りだくさんで楽しい大会でした。

普段はなかなかホームズのことを話し合う機会はないのですが、こうして大会などの集まりに参加すると存分に話ができて楽しいときが過ごせました。

今後は東京例会やセミナーなどにも積極的に参加していきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

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