【ホームズ】ホームズゆかりの地をツアー形式で紹介。「Sherlock’s London Today」を持ってロンドンを歩きたい。

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こちらに来た当初、買おうと思っていて買えなかった本をやっと購入できました。

ホームズゆかりの地のガイド本

イギリスの書店、Amazon.ukでは見つからなかったので、Amazon.com(USのAmazon)に注文して先日届きました。

そもそも、ロンドンをテーマを持って歩こうということで、大好きなホームズ作品に出てくるところを歩くことに決めたわけですが、ホームズ関連の本を日本に置いてきてしまいました。当然本場のこちらで手にはいると思っていました。しかし、書店を回ってみても、ディケンズゆかりの地を巡るガイドブックはあっても、ホームズはありませんでした。

ネットで調べたところ、タイトルからして良さそうな本が、”Finding Sherlock’s London“と今回買った”Sherlock’s London Today”でした。

“Finding Sherlock’s London”が先に手に入ったので、この本を参考にロンドンを歩き回っています。(地下鉄駅毎に200カ所ちょっとあるのですが、あと15駅分ですべてを回ることができそうです。)

ホームズゆかりの地を歩くツアーを複数収録

“Finding Sherlock’s London”が地下鉄駅ごとにその周辺の作品に登場する場所を紹介しているのに対して、今回購入した”Sherlock’s London Today”はロンドンを12地域に分けて、実際に起点と終点を決めて、そこを歩いてみながら、ゆかりの地を訪ねるという形式になっています。

一読したところ、さらなる違いは、”Finding Sherlock’s London”が正典に書かれたことを中心に比較的淡々と場所をあげているのに対して、”Sherlock’s London Today”の方は、それまでのホームズ研究の成果を活かして、一歩踏み込んだ考察が加えられている点でした。

一例をあげると、ホームズがロンドンに出てきたときに住んでいたとされるモンタギュー街ですが、”Finding Sherlock’s London”では、正典通りただモンタギュー街に住んでいたと記されているのに対して、”Sherlock’s London Today”では、モンタギュー街26番がホームズの下宿先であったと書かれています。確かここにはホームズ夫人という女性が住んでいた記録があったため場所が特定されていたと記憶しています。

このようにホームズ研究の成果をふまえての記述が多いため住所などがより詳細に考察されていること(ワトソンがわざとぼやかした場所も含め)、そこにたどり着くまでの道順が詳細に書かれている点では、こちらの方がより優れたガイドと言えるかもしれません。しかし、著者も認めているとおり、これら研究がだれのものでどのような根拠でということをすべて書くわけにはいかないため、その場所が誰かが探し当てた場所なのか、正典に記されているとおりの場所なのかについてまではこの本だけからは知ることができないのが残念です。

また、Finding Sherlock’s Londonは、おそらくロンドン中心部のホームズゆかりの場所をすべて網羅しているのに対して、こちらはどこまで網羅しているのかが不明です。

Tomo’s Comment 

結論としてはリスト的・リファレンス的に使うと便利なのが”Finding Sherlock’s London”、ガイドブックとして実際に歩いてみるときに使うと便利なのが”Sherlock’s London Today”と言えそうです。

まずは、”Finding Sherlock’s London”に記載された場所をすべて制覇するのが先ですが、その後、”Sherlock’s London Today”のとおり歩いてみようと思っています。時間がなければ、少なくとも”Sherlock’s London Today”でのみ触れられている場所だけでも行ってみるつもりです。

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