【料理】「ジェイミーのスクール・ディナーvol.1」イギリスの給食の貧弱さに驚きました。

314QCGRP0VL

ジェイミーの グレートイタリアンエスケープを見て、給食改革についても見てみたくなりました。

イギリスの学校給食の現状

このVol.1には、2話分が収録されています。

子供たちに良い給食を!ジェイミーが給食を作るとどうなる!~セレブリティ・シェフが前人未到の給食革命に挑む。キーワードは『食育』!
いまやイギリスの給食はファーストフードのよう。原因はコスト削減。1食当たりの予算は刑務所以下の約75円。子供たちの食生活の低下を憂慮したジェイミーは、グリニッジにある小学校に乗り込み、自然食品で作った給食を子供たちに提供する!ジェイミーのこの運動は全英の親たちの意識を高め、ジェイミーのもとには27万人以上の署名が集まり、政府も給食の改善に約440億円の予算を計上したのだ。
◆2006/10/19よりWOWOWにて放映
〈収録話〉2話収録
【学校給食の実態】学校にのりこんだジェイミーの前に立ちはだかるのは給食室を仕切るノーラ。材料費、調理時間、…事あるごとに激しく衝突するが、ジェイミーのある提案が功を奏し、料理人魂を再確認する。
【野菜を知らない子供たち】英国北部の学校で野菜の名前すら知らない子供達に頭を抱えるジェイミー。全校生徒に料理作りを体験させて料理を食べせるように奮闘する。

最初のエピソードは、中学校の給食。

昔、アメリカの大学で講習会に参加していたとき、学生寮に泊まってカフェテリアでご飯を食べていたのですが、ピザやスパゲティ類、揚げ物が取り放題になっていてこれは間違いなく太るなと思ったのと、味のバリエーションが少なくてすぐ飽きるなと思いました。

イギリス留学中はイギリスでは大学院の食堂でお昼をたべてましたが、公衆衛生の学校なのに栄養的にどうなのと思うこともしばしば。味はそれほど悪くはなかったのですが、バリエーションという意味ではいまいちでした。

という経験があったので、イギリスの中学校の給食も推して知るべしと思っていましたが、このDVDでみた給食はその想像を遙かに超えて貧弱なものでした。ポテトフライと加工肉、ピザなど、ジャンクフードのオンパレード。野菜はほとんどみあたりません。

ジェイミーの奮闘

こんな状況を見て唖然としつつ、ジェイミー君は果敢にも給食を変えていこうと悪戦苦闘していきます。壁は二つあって、一つは子供達はジャンクフードが好きでジェイミーの料理には見向きもしないこと。もう一つは一人あたりの予算が80円しかないということ。なんとか、給食調理室(といっても加熱するだけのものが多いのですが)の料理人のおばさんをやる気にさせて少しずつ厨房で料理をするようにはなるのですが、苦闘はつづきます。

中学校ではもう遅いと感じたジェイミー君、後編では小学校に出向いて実態調査をしたのですが、状況は中学校よりも悪いことに唖然。野菜の名前も分からない子供達。アスパラガスもネギも知りませんでした。給食も貧弱でしたが、家から持ってくる子供達の昼食は、クッキーやチョコレートなどお菓子やジャンクフードばかり。

子供達を畑に連れて行って、一緒に野菜を取って料理したり、学校でも子供達に調理の一部を手伝わせたり、家でもジャンクフードを食べさせないようお願いしたり。そして最終日には、ジェイミーと給食のおばさんが作った給食をみんなが食べて美味しいと言ってくれるまでこぎつけました。子供達みんあで給食のおばさんにお礼を言って、おばさんが涙ぐむところはなかなか感動ものでした。

しかし、まだ成功は小学校たった一校だけ。まだ最初の中学校の状況は変わらないし、その他多くの子供達の給食も変わらない。Vol.1では、最後に給食配給会社に乗り込んでジャンクフードの全面禁止を訴えるところで終わっています。

Tomo’s Comment 

それにしても、振り返ってみると日本の小学校の給食は恵まれてたんですね。毎日違うおかずで、どれも美味しかったのを覚えています。当時はパン主流から徐々にご飯がでてくるようになった頃で、おかずも和風、洋風とバラエティーに富んでいました。(ただ、牛乳だけは美味しくなかったなあ。)

ということで、ジェイミー君がどうイギリスの給食を変えていったのか、Vol.2に期待です。

スポンサードリンク

7 件のコメント

  • >お茶屋さん、こんにちは。
    ジェイミーの気持ちがよく伝わってきて、ますますファンになりました。

  • 学校の給食は美味しくて、それだけを楽しみにしていた生徒もいたと思います!
    給食にジャンクフードが出てくるとは驚きました。
    子供は好きなので嬉しいでしょうが身体に悪いでしょうね・・・
    ジェイミーシリーズ気になりました。

  • >Bettyさん、こんばんは。
    イギリスの給食を見ると楽しみにしている生徒がどれだけいるのか。いたとしてもただジャンクフードが食べたいだけで、ワクワク感などなさそうです。
    ジェイミーは最初はイタリアンを作るお兄ちゃんだったのですが、だんだん社会問題にも目を開くようになってきて、そこも魅力だと思います。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください