今回のイタリア旅行では、最初にローマに二泊した後、シチリアに飛びました。
イタリアはこれで4回目ですがナポリより南は今回が初めて。シチリアは前からずーっと行ってみたいと思っていた場所でした。
そして行って大正解!今回は食中心の旅行でしたが、シチリアの味を心ゆくまで堪能しました。
今回はシチリアで食べた中でも印象に残った物の一つ、マグロカラスミのパスタを紹介します。
シチリア行き
今回のシチリア旅行の目的地はトラーパニというシチリアの西部にある街になりますが、ローマから直接行こうとすると便数が少ないのと値段が高い。いろいろと迷った結果、近くの大きな町であるパレルモから入ることにしました。パレルモからトラーパニへはバスで移動です。
シチリア行きの一番の目的は、トラーパニ在住のシチリア食文化研究家のReiさんからシチリア料理を学ぶこと。Reiさんが主宰するラ・ターボラ・シチリアーナで今回の3泊4日の滞在をアレンジしていただきました。
2回の料理教室とエリチェ観光、塩田とマルサラワイナリーの見学と盛りだくさんの3泊4日を用意してもらいました。
到着日はReiさんからオリエンテーションを受けて、トラーパニの旧市街を案内していただきました。
シチリア最初の夕食
この日はお昼に飛行機で食べたパニーニだけだったこともあり、お腹もぺこぺこ。夕食はReiさんにおすすめいただいたレストランの一つ、Cantina Sicilianaというところで食べてみることにします。
シチリアの伝統料理を食べさせてくれるというこちら。どんなメニューか楽しみでした。
場所はちょっと分かりにくいところにありましたが、なんとかたどり着きました。こんな入り口です。
まずは、前菜から。
イワシのベッカフィーコ(Sarde a “Beccafico”)という一品です。
スタッフィングをイワシで巻いてパン粉をかけてオーブンで焼いた料理との説明書きでした。(何が巻いてあるのか謎でしたが、後に料理教室で習って解明されます。)
もう一つ前菜として頼んだのは赤エビのマチェラーティ(Gamberi Rossi Macerati)。
生のエビなのですが、脱皮直後のソフトシェルなのか、皮が柔らかくてまるごと食べることが出来ます。頭にはエビ味噌も詰まっていて丸かじりできるのがなんともありがたいです。
プリモピアットで頼んだのがマグロのカラスミとアーモンドのパスタ(Pasta con Uova di Tonno e Mandorle)。マグロのカラスミのパスタはいつか本場で食べたいと思っていた一品。ここでかなえることが出来ました。
オイルがたくさん使われているため、カラスミとアーモンドのパウダーがよいソースになってパスタによく絡まって濃厚な味がしました。
こちらもこのとき食べて印象深かった魚介のクスクス。
クスクスというとモロッコなどのアフリカ北部を思い出しますが、地理的にはシチリアもこうした国々とは目と鼻の先。クスクスが地元料理として定着しているのだとか。
魚介の味が濃厚で印象に残る一品でした。
そしてメインは魚介類のミックスグリル(Arrost Misto di Pesce)。やはりシチリアと言えば魚介類。
エビとカジキ、イカ、ヒメジのグリルでした。
この時点でかなりお腹いっぱいでセコンドを食べるのがかなり苦しい状態でしたが、美味しいので食べてしまいます。
最後にカフェをもらって終了。
Tomo’s Comment
初めてのシチリア料理でしたが、期待通りの美味しさ。
マグロのカラスミは魚卵の味が濃厚で、たらこスパにも通じるものあがりますが、カラスミだけあってもうすこしねっとりとした美味しさがありました。
このパスタが美味しすぎたので、後日マグロ専門店でマグロのカラスミを購入して、たまにお客さんがあるときにマグロカラスミパスタを作っています。シンプルですが、とても好評な一品に仕上がってくれます。
レストランも雰囲気が良く、店員さんもいろいろと気にかけてくれて気持ちよく食事ができました。また機会があれば行きたいレストランの一つです。
シチリアについてはこちらでも紹介しています
【料理教室】本場シチリアで料理を習う。シチリア・トラーパニでReiさんの料理教室
コメントを残す