これがエブロというキノコ
3月は出張が多いのですが、車で道を走っていると道ばたでいろいろなものを売っている風景に出会います。
今回は今の季節限定で売っているガーナのキノコを買ってみたのでその味について書いてみようと思います。
ガーナのキノコについて
このキノコはいつでもあるというわけではなく、3月から4月くらいにかけて、アシャンティ州、イースタン州、ボルタ州あたりの森で採れるのだそうです。
車で街道を走っていると、地元のおばさんや子供達がキノコの束を手に、行き交う車に向けて売り込んでいる風景に出会えます。
上の写真の左のキノコのように、細長い葉っぱでいくつかのキノコを縛っています。道ばたで買うとこれ一つが3〜5セディほど。日本円で200円も出すとこの一束が変えます。
このキノコの特徴は根っこがとても長いこと。キノコが生えている様子を見たことがないので、この長い根っこがどのような状態になっているのか分からないのですが、根っこをわざわざ掘り出して売っていると言うことはこの部分も食用になるということなのでしょう。
いろいろと調べてみたのですが、このキノコがどのような種類のものなのか、いまいち調べきれませんでした。現地の人に聞いてみると、現地語ではエブロっていう名前なんだそうです。
ガーナのキノコを料理する
このキノコを出張の帰りにたくさん買ってきたので、早速料理することにしました。
まずはキノコそのものの味を知るためにバターでソテーしてみます。
身がしっかりしていて歯ごたえがあります。マツタケっぽい食感と言えるかもしれません。
味は淡泊ですが、ナッツのような香りが聞いていて噛みしめるたびに歯ごたえと香りの良さを味わえます。
根っこの所もきっと美味しいだろうと思い、傘の部分を細かく切ったものと一緒に炒めてパスタにあえてみました。
しっかりした歯ごたえがアルデンテのパスタとよくあいます。シンプルなパスタですが、キノコの香りとあわさり、他のキノコよりもパスタにあうように思えました。
Tomo’s Comment@tommasteroflifeさんをフォロー
このキノコ、価格を見ると他の食材よりはかなり高値で取引されていることがうかがえます。現地の人がどれほど売り買いしているのか分かりませんが、これだけ街道沿いで売っているということは、それなりに流通しているということでしょう。
ガーナ特産品にはいろいろとありますが、個人的にはこのキノコが一番美味しいと思いました。
すべて野生で生えているキノコを採って売っているようですが、養殖などもできるようになると、良い産業になる可能性があると思います。
コメントを残す