カタツムリを食べた食堂の風景。
アフリカ料理って日本ではまだあまり馴染みがありませんよね。
どんなゲテモノを食べてるんだろうって思う人もいると思いますが、普段の食事はいたって普通で、日本人にも違和感なく食べられる料理もたくさんあります。お米も歴史は浅いながら広く食べられているし、オクラは和食でも使われますが西アフリカが原産です。
でも一方で普段日本人が食べることのない食材を使っていることも少なくはありません。たとえば、先日紹介した大ネズミも日本ではあまりというかほとんどお目にかかれないですよね。
今日もガーナの珍味のお話しです。
珍味はいつもイースタン州で?
先週、首都アクラからちょっと内陸に入ったところにあるイースタン州というところに出張で行ってきました。
ガーナの首都アクラは、南部の海沿いの都市です。その海沿いのアクラから北上して最初の週がイースタン州となります。平地がちなアクラ近郊とはうって変わって山岳地帯が連なり、暑さもマイルドな気がします。
ガーナの道路では車客を狙った行商人達が道ばたで品物をアピールしています。都会だと信号待ちの車の横までやってきていろいろと売っています。田舎だと近所の人たちが自分で採ってきたものを売っていることもありますし、屋台を構えて売っていることもあります。
先日購入して料理したエブロというキノコもイースタン州からアクラへ向かう道ばたで買いました。
しかしこの街道でもっと気になっているのものがあります。
それが巨大カタツムリ。子供だったり、おばさんだったりがタライ一杯に入ったカタツムリを車に向かってアピールする光景があちらこちらで見られます。
しかしさすがにカタツムリを家で捌くのには抵抗があり、いままで購入することはありませんでした。
カタツムリ入りフーフーライトスープ
自分では料理しようとは思わないのですが、ガーナにいるうちに食べておきたいと思い、以前に一度だけ食べたときは、値段も高かったのでカタツムリはこちらでは高級食材になるのかもしれません。
こちらがそのときのカタツムリ。
このときの印象では土臭さが強すぎて、何度も食べたい味とは思えませんでした。
ちなみにどんなカタツムリなのか見たい方はこちらから。結構大きいです。
再チャレンジ
しかし、一度で決めてしまうのも憚られますので、今回イースタン州で再チャレンジです。
今回のカタツムリは緑色のソースで煮込まれてます。フーフーというキャッサバとプランテーンをついて作ったお餅状のものにヤギ肉入りのライトスープ(トマトの辛いスープ)というガーナの定番のごはんに、このカタツムリと煮込んだソースをかけて出してくれました。
見た目はこんな感じです。
この緑のソースはコントミレという野菜で作ったものだそうで、季節によって違う野菜を作るのだそうです。むこうがわにある黒っぽいものがカタツムリ。
もう少しアップで見てみましょう。
食感的にはサザエとかアワビなどの貝類と似ていますが、正直なところ土臭さが強かったため食べにくいです。味はまずくはないので、まあ、絶対食べない、とは言いませんが好んでは注文しないでしょう。
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フランスでもエスカルゴを食べますが、料理をする前に一週間ほど絶食させるのだそうです。たぶんこのカタツムリはそんな手間はかかって無くて、そのまま料理しているのではないかと思われます。
今回は緑のソースで煮込まれていたので期待したのですが、やはり土臭さが問題です。細かく刻むとか調理法に工夫すればもう少し美味しく食べられるのかもしれません。
これは自分で捌いて料理してみるしかないのかな。
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