
日本でも最近では各国料理が食べられるようになってきていますが、アフリカ料理についてはまだまだ馴染みがないのではないかと思います。アフリカ料理、そしてガーナ料理も東京で数軒はあるのだと思いますが、まだまだ一般の人には浸透していないのが現実だと思います。
このブログでもガーナの料理をあれこれと紹介して、ガーナの人がこんなものを食べているんだ、ということを少しでも知ってもらいたいと思ってあれこれと書いていきたいと思っています。
今日は日本人にも馴染みがありそうなワチェという豆ご飯を紹介します。辛い物が多いガーナでこのワチェは辛くないですし、ご飯と豆の組み合わせも日本人には馴染み部会と思いますので、ガーナ食になれていない日本人にもお奨めできる一品です。
食べた場所はドライブインのようなところ
ガーナの第二の都市といえば、内陸のアシャンティ州にあるクマシとなります。そのクマシから首都アクラに戻る道沿いに、Londa Dorというドライブインのような施設があります。
![写真[2].JPG Linda Dor](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/08/写真2.jpg)
アクラークマシ間は、ガーナの中では主要道路ということもあり交通量が多いのですが、クマシ市内やアクラ市内を除くと休憩したりご飯を食べるところは規模の小さな食堂(こちらではChop Barと呼ばれています)ところばかり。全国的にも日本でいうドライブインのような施設は道路沿いにはあまりありません。
このLINDA DORは比較的大きな施設で、日本でいうドライブインとかサービスエリアに最も近い雰囲気だと思います。
大型のバスも駐車場に停まっていますので、多くの旅行者が利用する場所である事がうかがえます。
![写真[1].JPG Linda Dor Parking](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/08/写真1.jpg)
レストランは二箇所に別れていて、一方はちゃんとしたテーブルと椅子のあるレストランで、もう一方はプラスチックの椅子の庶民的なところ。庶民的な方はRest Stopと書いてありました。もっとも庶民的とはいえ、ガーナの物価にしてはそれなりな値段がするので、本当の庶民の人にはこれでも高いと思います。
だいたいここを利用するときはガーナ人の同僚と一緒ですので、庶民的な方に入ることがほとんどです。
中の様子はこんな感じです。椅子とテーブルは簡易的なものですね。
![写真[3].JPG Linda Dor inside](https://master-of-life.net/wp-content/uploads/2014/08/写真3.jpg)
ワチェを食す
レストラン内はビュッフェではないのですが自分で見ながらお皿によそってもらう方式。目の前で食べたいものを選べるので便利です。
ワチェはアルファベットでwaakyeとつづります。(違うつづりもあるようですが、これが一番ポピュラーなつづりのはず)
もともとはガーナ北部の料理ですが、いまやガーナ全土で食べられているようです。主に朝ご飯やランチで食べることが多いようです。
こちらがこの日食べたワチェです。

ワチェは要するに豆ご飯で、日本のお赤飯風なものなのですが、米が長粒米なのでちょっとパサとしています。豆はブラックアイドピーを使う事が多く、お赤飯のように豆に弾力はなくて、こちらも若干パサッとした感じ。
右側奧にあるオレンジ色の粉はワチェを頼むとだいたい付いてきます。この正体はガリというものでキャッサバで作ったパウダー。車で走っていると道ばたでビニールの袋詰めにして売っています。売っているものは白いのですが、ワチェとでてくるときはオレンジ色になっています。なぜかと思ったらパームオイルを使っているからだとか。
そして右手前に見えるように、細切れになったパスタもついています。こちらでよく見かけるものに、ご飯に細切れパスタが混ざったものがあるのですが、あれの流れなのでしょうか。あとは左手前に見えるシトとぺぺという辛めのソース。これらをワチェの上にのっけて食べました。
シトやぺぺという辛いソースをかけなければワチェそのものは辛くありません。
Tomo’s Comment
冒頭でも書きましたが、辛い物や油っこい物が多いガーナ料理の中で、ワチェは比較的あっさりしていて、日本人にも馴染みやすい一品です。私にとってもガーナ料理への入り口となってくれました。
ガーナ一般にいえるのですが、盛りは多いので最後は申し訳ない気持ちになりながらも残してしまうことが多いです。以前は何でも全部平らげていたのですが、とてもじゃないけど身が持たないので、最近はお腹いっぱいになったかならないところで終了するようにしています。
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