カツサンドって「シンプルでソースの味って男のコ」(by井之頭吾郎、「孤独のグルメ」)ですよね。
昨日、トンカツが食べたいなー、って思っていたら朝、dancyu編集部からdancyuの発売日のメールが来てて、なんとその特集がかつサンド。
「とんかつなら分かるけど、かつサンドできたか!」という軽い衝撃と共にiPadの雑誌アプリ「マガストア」でぽちってしまいました。
テーマとしての「かつサンド」
編集部からのメールでこんなことが書いてありました。
銀座の人々の営みを陰でしっかり支えているソウルフードのようなもの、それがかつサンドなのでしょう。
9月6日発売のdancyu10月号では、そんな銀座の中から選りすぐったかつサンドの名品をご紹介します。ほかにも、関西ではなぜ「ヘレかつ」と呼ばれるのかを解明したり、パンラボの池田浩明さんによるかつサンドのパンについて考察や、普段から東京駅かつサンド情報を独自リサーチしていた担当者による渾身の「東京駅で買うべきかつサンド」の記事など、さまざまな角度からかつサンドの魅力に迫ります。
dancyu初のかつサンドの第一特集、ぜひご覧ください!
確かに、これまで長年dancyuを愛読してきましたが「かつサンド特集」は読んだことなかったかも。しかし、ニッチでありつつ魅力的なテーマで来たものです。かつサンドはありそうでなかったテーマだったのかもしれません。
むしろとりあげてそうな「メシバナ刑事タチバナ」でも、これまでかつサンドの回ってなかったような気がします。(焼きそばパンや食パンは覚えているのですが。)
かつサンドは単純な料理ではありますが、使うソースだったり、カラシの有無だったり、カツの厚さや衣の付き方、パンは柔らかいかトーストしてあるか、キャベツが入るのか、等々、意外といろんなポイントがあることが分かります。
かつサンドのレシピ
さまざまなお店のかつサンドが紹介されているのですが、NHKドラマ「ごちそうさん」で料理を担当していたフードコーディネーターの飯島奈美さんがかつサンドのレシピを紹介されています。
パンはすこし水分が抜けたものを使ったり、片面だけトーストしたりと、かなりかつサンドを研究して工夫が凝らされているレシピでした。かなり思い描いていた理想のかつサンドに近いかも。
理想のかつサンド
ということで、私の理想のかつサンド。
- カツはとんかつ。牛カツでもハムカツでもない豚ロース肉のトンカツが一番好き。
- パンは焼いてあった方がいい。ただしカツをはさむ面は焼かない。あのカツとパンの密着具合が必要。
- ソースはトンカツソース。ただし少し酸味がほしい。
- カツがソースでべっちゃりとなっているのはだめ。衣のサクサクも残して欲しい。
- キャベツはなしかあってもちょびっと。たっぷり入っているとカツの味がボケる。
- マスタードは多めに。ただしカツ全体にべっちょりではなく独立してつーんときて欲しい。
- かつの厚さはパンの厚さ、衣の厚さとうまくバランスが取れているのが理想。パン薄め、肉薄め、衣はちょっと薄めがいい。
食いしん坊なので、普通は単純に肉が厚い方が嬉しいのですが、かつサンドをたべる情景って乗り物のなかで小さくカットされたかつサンドをつまんで一口で食べる、そしてビールか酎ハイの缶をぐびっとやるシーンなんですね。なので、薄めのものが理想です。つまみ扱いなので、パン、衣が柔らかいのはちょっといただけないです。
最近食べたかつサンド
ガーナに来てからかつサンド食べてないなー、って思ったのですが、よく考えたら5月に日本に帰ったときに食べていました。
札幌に遊びに行ったとき、千歳空港から支笏湖までバスで行ったのですが、その車中で食べるために空港で購入していました。
カツがちょっと厚めではありましたが、かなり理想的なかつサンドでした。北海道は豚も美味しいのでカツそのものが美味しかった気がします。
Tomo’s Comment
ガーナでも食材さえあればなんでも食べたいものを作ってしまいます。でも、トンカツは作ったことがあるけどかつサンドはつくっていませんでした。
昨日まではトンカツが食べたくて仕方なかったのですが、いまはかつサンドに置き換わってしまっています。
これは近々作らなければいけない気がしてきた。
dancyu、私の食欲にかなり影響を与える雑誌です。
私が最近感動した雑誌表紙フードイラスト。むちゃくちゃシンプルなタッチの油絵具のカツサンドなのに、すごく美味しそうに見える。ザ・カツサンドって感じ。本当に上手。http://t.co/zHwWZKLu5P