以前、ハノイに行ったときに、Aiさんという方のベトナム料理の本(日本語)を購入する機会がありました。日本人向けの通販カタログがあって、そこで見かけたので現地在住の方に購入してもらったものでした。著者のAiさんは、ベトナムのマスターシェフの5位に入ったことがある料理人です。
そんなアイさんの料理が楽しめるレストランが最近できたとのことで、行ってみることに。
素敵な内装のレストランDong Phu in 1932 Vietnamese Cuisine
ハノイのレストランはあちこち行っていますが、ベトナム料理を食べようと思うと、現地の庶民が楽しむベトナムレストランから富裕層や外国人向けの綺麗なベトナムレストランまでバラエティ豊か。
他の国であれば、庶民向けの食堂で美味しいものが食べられる可能性はあまり高くないことも多いのですが、ベトナムの場合、どこで食べても美味しいものが出てきますので選択肢の幅はかなり広くなります。
今回訪問したレストラン「Dong Phu 1932 Vietnamese Cuisine」は、内装はかなり凝っていてるので外国人向けのような印象も受けましたが、ベトナムの方々も結構来ている様子でした。
これだけ内装にこだわったレストランもなかなかないように思うほど。
場所は旧市街で、ホアンキエム湖から少し北西に行ったあたりとなります。
マスターシェフ・ベトナムNo5のVu Thi Ngoc Aiさん
このレストランのオーナーではないとのことですが、ここのシェフを任されているのがAiさんです。
「マスターシェフ」はイギリスではじまったシェフのコンテストで、アマチュア料理人がマスターシェフを目指して戦うというテレビ番組です。
各国版が制作されており、ベトナムでも放映されています。
その2014年のSeason 2に出場したのがNgoc Aiさんです。ベトナム語ですが、Aiさんが登場する場面がありました。
Aiさんはベトナムに住む日本人にも料理を作っていたことがあるという縁で、日本語のベトナム料理の本も出されています。
こちらは冒頭でも紹介した私も持っている「ハノイご飯」という本。この前にも一冊出されているそうです。
そんなAiさんが腕を振るっているのがこちらの「Dong Phu in 1932」というレストランになります。
本にも載っている料理が味わえる
こちらのレストランでは洗練されたベトナム料理が味わえます。
まず最初にいただいたのがポメロのサラダ。
ポメロというのは大きな柑橘で日本でいうザボンと近いもの。甘すぎないためサラダにあいます。
そしてこちら。ウェイターさんは生春巻きって言っていたようですが、おそらくフォークオンというフォーを麺状に切る前の生地を皮に使ったものだと思います。
そしてこちらは揚げ春巻き。ハノイと言えば生春巻きよりも揚げ春巻きなのだそうです。皮は米粉でつくったもの。
香菜と一緒にいただくとさっぱりとしてさらに美味しいです。
こちらはグリルチキンとおこわ。
皮の焼き方が絶妙でいいですね。
青いマンゴーと海老のサラダ。
グリーンマンゴーはむかしフィリピンに住んでいたときによく食べました。甘さはほとんどなくかなり酸っぱいのでサラダにすると美味しいですね。
こちらはチャーカーという魚料理。このブログで以前にも紹介していますが、白身の川魚をターメリックで味を付けてディルと一緒に油で炒め煮にしたもので、ブンという米粉の麺とビーナッツなどと一緒にいただきます。
そして鶏のフォー。鶏の旨味が味わえる一品です。
最後はフルーツで締めとなりました。
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Aiさんの味が堪能できました。
たまたま見かけた本を購入し、その後、その方が料理を作っているレストランに行くというのもつくづく縁だと思います。
食後にAiさんにお話を伺いたかったのですが、すでに帰宅されていたとのことで残念でしたが、次回は本を持参でサインをしてもらおうと思います。
本が欲しい方は、こちらのレストランでも販売しているようですので、読みながら食べるとベトナム料理の理解が進むのではないかと思います。
また次回ハノイに行くことがあれば、再訪したい店の一つとなりました。
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