別名、ラ・ボケリアとも呼ばれているサン・ジョセップ市場はバルセロナの街の中心近くにあってとても便利。それでいて新鮮な野菜や魚介類が手頃な値段で買えるのでバルセロナ滞在中はスーパーマーケットではなくこちらで生ものなどは調達していました。結局3回くらい行ったかな。
そんなサン・ジョセップ市場で食材を買って、キッチン付きのホテルで美味しく料理しましたので、紹介したいと思います。
今回泊まったキッチン付きのホテル「Hesperia Fira Suites」
バルセロナではクリスマスをはさんで滞在するということもあって、キッチン付きのホテルを取ることにしました。クリスマスはお店が全くやっていないということもあるかと思ったからです。
ExpediaとTripAdvisorで見つけたのがHesperia Fira Suitesというところ。お隣がエスペリアタワーホテルという5つ星の高層ホテルとなっています。その付属のアパートメントホテルといった感じでしょうか。
位置的には街の中心からはちょっと距離がありますが、空港からはすぐ近くとなっています。空港からは送迎バスが出ているのですが、午前中と夕方の時間帯となっているため時間が合わず利用できませんでした。電車とメトロでも行くことが出来るのですが、乗換などもあってちょっと面倒な感じ。ホテルのサイトには路線バスでもアクセス可能と書いてあったのでスーツケースはあったのですが路線バスで行ってみることにしました。
バスはLine46でHospital Oncologicという停留所で降りるとのこと。料金は2€(当時)でした。
詳しくはこちらから。
バス内には電光掲示板もあって次の停留所名が出ているような感じなので安心してたのですが、それらしき場所に近づいているにもかかわらずなかなかHospital Oncologicは表示されず。
遠くにエスペリアタワーホテルが見えてきたのでそれらしき停留所で降りてみることにしました。大きな道を地下通路で渡るとタワーがよく見えました。
ただちょっと距離はあったのでたどり着くまでに10分程度かかってしまいました。
チェックインはタワーの一階のレセプションで行います。この時にWifiのIDとパスワードをもらうのを忘れずに。そしてホテルから街中へのシャトルバスもありますので、その時刻表も忘れずにもらっておくといいと思います。
タワーを正面に見て左手にアパートメント塔がありました。家電屋さんが入っている建物の(道路から見て)裏手あたりでしょうか。こちらにもレセプションはあるようなのですが人は配置していないようで滞在中一度も人をみかけませんでした。カードキーを使って正面入り口の扉を開けて入ります。
建物の外側に比べると共用部分の内装はかなり綺麗な印象。比較的最近リノベーションしてるのでしょうか。部屋も綺麗で清潔で好印象でした。
こちらがキッチンになります。必要な食器、調理器具は一通りある感じ。やかんがなかったのでお茶を飲むときは鍋でお湯を沸かしていたのが唯一残念だったことでしょうか。食器を洗う洗剤やスポンジもありませんが、毎日部屋のクリーニングの際に洗ってくれていました。
昨年、シチリアのトラーパニでキッチン付きのホテルに泊まったときに、食材はともかく調味料がないというのがとても不便だと言うことを覚えていたので、今回は塩とか醤油とか基本的な調味料は少しだけ持ってきていました。
寝室も別の部屋になっていて広く感じました。
最初にも書いたようにバルセロナの中心地域であるカタルーニャ広場などへはメトロで30分近くかかります。(メトロ駅は歩いて5分くらいのところにありました。)
送迎バスは朝2本、夕方2本という感じで、およそ20〜30分くらいでカタルーニャ広場近くの同じ系列のホテルに行ってくれます。復路もありますので街から帰ってくることも可能。ただし本数が少ないので時間が合わないと使えないし、タワーのお客さんも乗るので、満席で乗れないこともあるかと思います。(チェックアウトしたときに使ったら一家族のれませんでした。)
ということで、バルセロナに観光に行く際に、行き帰りに若干時間がかかってしまうという欠点はありますが、部屋は綺麗ですし、なによりキッチンも使えることもあって満足のいく滞在となったと思います。
サン・ジョセップ市場での買い物
スペイン・バルセロナに到着した初日の夜に、さっそくサン・ジョセップ市場に行って買い物をしてみました。
場所はまさにバルセロナの中心。
Wikiによれば、
ラ・ボケリアは1217年に古い城壁の外に立てられた肉売りの市に起源があるとされる。後に野菜も扱うようになり、1794年までメルカット・ダ・ラ・パリャ (Mercat de la Palla) として知られた。当時市場は周囲を囲われず、公的な地位もなく、プラサ・ダル・ピ (Plaça del Pi) まで続くプラサ・ノバ (Plaça Nova) 市場の延長と見なされていた。
ということで、13世紀から続く市場とのこと。
どこの国でもですが、その国の食事情を反映した市場を訪れるのはワクワクします。
まずはやはりスペインと言えば!、のハモンイベリコベジョーダを調達。
このおじさんが試食させてくれて、それがとても美味しかったので切ってもらうことにしました。
他にも野菜、チーズ、パンなどを購入。
こちらが初日の成果です。
生ハムとチーズをパンと一緒につまみながらこれも市場で買ったスペインワインをいただきました。
そして楽しみにしていたハモンイベリコ。
やはりハモンイベリコは塩加減、脂肪の味わいともに絶品でした。そしてこの安いのに凝縮感のあるワインとも良くあいました。
ちなみにハモンというのはハム、イベリコというのはイベリア豚のこと。ドングリを食べて育つイベリコ豚はベジョーダと呼ばれて、今回買ったのもハモンイベリコベジョーダの表示がされていました。
野菜はとりあえずアーティチョークとアスパラガスというガーナ在住中は食べられない野菜をまっさきに調理。
鍋で茹でて、岩塩とオリーブオイルをかけていただきました。
こちらも野菜も旨味が凝縮していてとっても美味しくいただけました。市場で買ったオリーブオイルも香りがとっても良かったです。
サン・ジョセップ市場へ再び買い出しへ
前の訪問では主に野菜と生ハムを購入したのですが、後日訪問の際は魚介を中心に買い出しする予定でした。
まず、スペインの食事でいつも美味しく感じていたオリーブを購入。特に粒が大きいのが美味しかったので大きめのを買ってみました。
手前のお兄さんがサンタ帽をかぶっていますが、実はこの日はクリスマスイブ。街中クリスマス気分でした。
そしてマーケットの中心にある魚介コーナーへ。
こちらでマグロを売ってたので購入。おばさんがすこしおまけしてくれました。
その他にムール貝、ホタテ貝、野菜なども購入。
ホテルに戻って調理の時間
この日泊まっていたホテルはキッチン付きだったと言うこともあり、思う存分料理ができました。というか、料理がしたくてキッチン付きを探したというのが正解かな。
マグロはカルパッチョに。
キノコの詰め合わせも買ったので炒め物にしてみました。
野菜は新鮮なので味が濃いですね。市場で買う醍醐味です。
一回では食べられなかったので後日再度調理
マグロはその後ちょっと日にちが経ってしまったときはタタキとフライにしてみたのですが、このタタキでちょっと火に入れたときのマグロの香りが抜群でした。
フライも身がぱさつきすぎずなかなかの味でした。
帆立は蒸して、ムール貝は香味野菜と炒めてワイン蒸しにしてみました。
かなり立派なホタテ貝で味もしっかりしていました。
ムール貝も香味野菜とむしてみました。
ムール貝も身はちょっと小さめでしたが美味しかった。
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といことでバルセロナではレストランだけではなくお料理も楽しめて大満足。ヨーロッパの町の楽しいところは街中にこうした生鮮食品を扱っている市場がある事です。
やや観光市場化していることも多いのですが、それでもスーパーマーケットで買うよりも新鮮ですし、量も調整できますので便利なので市場訪問は気に入っています。
しかし旅先だと食材買っても困るケースも多く、そういう意味ではキッチン付きというのは外食だけではない楽しみが味わえるのでおすすめです。
すべての食事を自炊する必要はありませんが、毎回外食では飽き足り、栄養が偏ったりしますので、自炊のオプションを持てるというのはありがたいですね。引き続き、うまくキッチン付きホテルを活用して旅を楽しみたいと思っています。
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さすがはTomoさん、お料理をする気満々でフラットを滞在先にするとは!!食材も新鮮なものばかりですね。完成したお料理もお見事です。マーケットでのお買い物も楽しそうですし、やはり一度は訪れたいと思わせる素敵な街ですね、バルセロナは。
>asさん、こんばんは。
イギリスでそうだったようにクリスマスとか街がまったく閉まってしまうかと思って台所付きにしました。自炊できる分、レストランに行く回数が減ってしまうのですが、過去の旅行の経験では昼と夜、両方レストランでフルに食べるのは無理だとわかっていたので、今回はうまくバランスがとれたと思います。
バルセロナ、まだいけていないところもたくさん残っているので再訪してみたいと思っています。
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