アクラは海に面しているため、魚介類も入手できます。しかし、一般的には鯖(こちらではサーモンと呼ばれてます)の燻製や干したものくらいで、鮮魚はなかなか手に入りません。
テマという隣町の漁港に買いに行くか、Osuというエリアにある(多分)イタリア人が経営している魚屋にいくかどちらかでした。最近は大型のショッピングモールができてきて、そこでも鮮魚を扱っていたりと入手する先は増えています。
その老舗の鮮魚店、Osuにある魚屋さんは、夜になると同じビルの2階のレストランをやっていて、私もこの数年、かなりの回数お世話になっています。先日も言ってきましたので、どんな場所なのか紹介したいと思います。
Da Salvatore Fish Restaurant
こちらのレストラン、イタリアンでシーフードがメインなのですが、完全予約制(最近テーブル席が増えたので予約なしでも入れるかもしれませんが予約入れるのが無難です)でしかもコースが一つとなっています。飲み物の注文だけ取って、食べ物については人数が揃ったらどんどん出てくるという形式。
魚屋と仕入れが同じなので、基本的には下の魚屋にある材料とかぶるのですが、最近はウニや牡蠣が出るようになってきました。
イタリアンと一口に言っても地域によって料理法や素材はさまざま。こちらはシチリア、さらに言うとパレルモの出身者の人たちがやっているので、シチリア料理ということになると思います。
いつ行ってもセリエA(2013-14シーズンはセリエBでしたが一年で復帰しましたね)のパレルモの試合を流しています。マフラーやエンブレムもあちこちに貼ってあります。
店の場所はこのあたりです。
Trip Advisorでも紹介されています。評価も上々。
店の様子
以前は3階部分があずまや風のつくりで、屋上に屋根だけかけたようなところにテーブル席が5〜6あるこじんまりした作りでした。20人くらいも入れば満員になるような大きさでした。
最近は2階を増築したテラスにテーブルを並べています。少し広くなりましたが、雨天の時はちょっと困ります。
この日のメニュー
以前は、メニューは示されておらず、予約だけして店に着いたら勝手に出てくるという方式だったのは上に書いたとおりです。しかし、この日は久しぶりに行ったら、テラスの入り口にメニューボードが置かれていました。
価格はかつては55セディくらいだったと記憶していますが、徐々に値上がりして今では100セディになっています。といってもセディ安が進んでいますので、だいたい3000円前後と行ったところ。
この日にまず出てきたのがこちらのウニ。
アクラで生ウニが食べられるというところに幸せを感じる一品です。生なのでもちろんあたる可能性もなくはないのですが、そこは自己責任で。味は日本の箱ウニとは違って開けたばかりだからか少し柔らか目。味も濃厚と言うよりは爽やかな潮の味といったところ。割ったときのとげの破片などが入っているのはまあご愛敬でしょう。
この日は生牡蠣はありませんでした。
続いてはタコサラダ。
こちらも定番の一品ですが、いつ食べても美味しいです。タコは下の魚屋でよく買うので、真似して家でもよく作っています。
カポナータがやってきました。
やはり家で作るのとは違ってしっかりオイルを使ってるので、美味しい。でも、健康的にはちょっと躊躇するかも。
ここまでが前菜風。プリモピアットが何皿もあるのがこちらの特徴。そしてセコンドもたくさんあります。
白身魚のタマネギ添え。
これもこの店の定番で必ずと行っていいほど出てきます。甘めの味付けのタマネギと白身魚がマッチして美味しい。この甘さは家ではあまり作らない味です。
次はカジキのグリル。
カジキもよく下の魚屋さんで見かけます。カジキマグロと言われますが、鮪とは別の種類。鮪よりもきめが細かい身質で、焼いても柔らかい感じ。こちらではパン粉を付けて揚げ焼き風にしているのでしょうか。
まだまだメイン級が続きます。魚とカラマリフライ
こちらも定番ではずれなしという感じ。でも、実はこの辺でかなりお腹はいっぱいになりつつあります。
しかし容赦しないがこちらのお店。
メインが出た後ですが、ここでパスタが登場。それとも、今までのが全部前菜で、こればプリモピアットなのかな。
スパゲッティマリナーラ。魚介のパスタです。
そしてついに締めの一品。
エビのグリルとなります。いつもはロブスターを半分に割ったもののグリルが出ることが多いのですが、今日はエビ(Prawn)でした。個人的にはロブスターよりもこちらの方が好きかも。
そして最後はデザートでシメ。
季節のフルーツが出てきます。この日はパパイヤとパイナップルだったかな。白ワインを飲み過ぎてこのあたりで胃袋と酔いでかなりノックダウン寸前です。
Tomo’s Comment
ということで、この日も満腹そして満足なイタリアンを満喫しました。
メニューが一種類で、しかも毎回出るものもあったりするので頻繁に行くと飽きてしまうため、訪問は期間を空けた方がよいと思います。もう少しバリエーションがあると酔いと思いつつ、似たメニューのコースでもしばらくすると食べたくなるので、やはり美味しいと言うことなのでしょう。
シチリア料理というのも以前Reiさんに教えてもらったということもあり少し馴染みがあるのもこの店が好きな理由かもしれません。
シチリア料理に関心があれば、こちらの記事もお楽しみいただければと思います。
はじめまして。ブルキナファソ在住の和さん。
ガーナに行く前にいろいろと情報収集していました。
こちらは、ガーナ旅行を終え、のんびりひといき。
ガーナ・アクラの発展におどろき。ひさしぶりの先進国?の雰囲気に酔いしれ
あっという間のガーナ旅行をおえたところです。
またおじゃましますね。
和さん、ご訪問ありがとうございます。
ガーナは住んでいた3年でもすごく発展していました。帰国してから2年いってないのですが、また機会があれば訪問したいです。