今日の午後はARVについてのふたコマ。
最初はARVの仕組みについての説明。ウイルスがCD4 TCelに入ってReplicateする過程のどの酵素に働きかけて増殖を防ぐのかによって、違う薬があるということ。先週習ったHIVウイルスのReplicationの過程を再度見ながら説明があったので仕組みは理解できたものの、薬の名前などあまり意味が分からないので覚えるのが大変そうです。(ハンドアウトが間に合わなかったので改めて復習の予定です。)
この講義に基づいて、2コマ目はARVへの耐性の話。耐性ができる仕組みというのは、ウイルスが薬にさらされて変異してしまうのかと思っていたら、そういうことではなく、そもそもウイルスはランダムに変異を起こしていて、その変異を起こしたウイルスの内、薬に耐性のあるものが生き残って増殖するというのが仕組みとのこと。変異したウイルスの量は少ないので、引き続き薬を服用し続けることでAIDSの発症は遅らせられるので、引き続きの服用が必要。違う薬を使ったり、服用量を増やすことで耐性を乗り越える必要があるということでした。
また、3種類の抗レトロウイルス薬を服用する利点は、3種類の薬に同時に耐性を持つウイルスに変異する確率は非常に少ないので、耐性ウイルスを減らすのに効果的で、現在の主流となっているとのことだそうです。遺伝子のどの部分が変化してどの薬に耐性になるのかという説明もありましたが、正直ちょっと理解するのが難しかったので、改めて関連資料を読まなければならなそうです。特に遺伝子のベーシックな仕組み自体しらないので、ここら辺から始めないと。
AIDSはまだ最初なので、VirologyやBiology、遺伝子などの説明が多く、基礎知識がないとなかなか難しい部分です。HIVウイルスはこういう仕組みで増殖すると言うこと自体は分かっても、それがどんな特徴で他とどう違うのかとか分からないとなかなか理解しにくいところです。明日の午後にドクター以外の生徒に補習をしてくれるそうなので、そこでいろいろと質問してみたいと思っています。
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