ストンもドブロヴニクのように城壁上を歩くことができます。
ドブロヴニクの後半は、旧市街を外から眺めるエクセルシオールホテルに移りました。ドブロヴニク旧市街は前半の城壁内のホテルにいるときに重点的に攻めたので、後半は近郊の街にあれこれと行ってみる作戦です。
コナブレ、コトル、ブドヴァに行ったのはすでに紹介したとおりです。ドブロヴニク、コトル、ブドヴァはそれぞれ城塞都市で、城壁に囲まれた旧市街を持っていました。しかしそれぞれに規模や趣は異なっています。
この日行ったストンという街もまた違った城壁を持った街でした。
ストンってどんなところ
地球の歩き方では、「ストンはドブロヴニクから北西に35㎞、コルチュラ島と向かい合う細長いペリェシャツ半島の付け根にある。この小さな街を有名にしているのは、隣町マリ・ストンへと続く長大な城壁だ。」と紹介されています。
Wikiにもストンの紹介がありました。
こちらの説明を読むと、すでにローマ時代には居住地として確立していたのだそう。
地図で見るとこのあたり。
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ストンは古来より塩田があって塩作りが盛んで、その塩を守るために城壁が築かれたそうです。
ストンへの行き方は(帰りの時間を除いて)バスがおすすめ
ドブロヴニクからストンへの行き方ですが、コトルなどと同様、日帰りのツアーで行く方法、レンタカーを借りていく方法もありますが、バスで行くこともできます。
コトルと違って同じクロアチア内でもあるし、今回はバスで行ってみることにしました。
バス乗り場はドブロヴニクの新市街にあります。旧市街からは路線バスで行けると言うことなので、路線を調べて行ってみました。ピレ門からA1のバスでいけることが分かりました。
運転手さんにバスターミナルに行きたいと告げておきました。10分ほどと言うことだったので、運転手さんに10分ほど立ったところで確認。次の停留所がそうだと教えてもらい、無事にバスターミナルに行くことができました。
ここで10時45分の15番のバスに乗ることにしたのですが、少し躊躇したのが、ストンからドブロヴニクに帰るバスが、お昼頃の便の後が午後7時発まで間が空くこと。そんなに夕方まで過ごせるところがあるのか若干不安もありましたが、せっかくなのでいくことに。
バスのチケットは乗り込む際に運転手さんに直接払う仕組みになっていました。
オフシーズンなのでお客さんは少なめ。ストンまで直行すると思っていたのですが、意外と細かく止まりながら進みます。そしてそこで乗り降りする人も意外といることに驚きました。てっきりストンへ行く観光客ばかりかと思っていましたが、どうやら近郊の街の生活のための路線でもあったようです。(でも1日3便くらいなので不便なのかも…)
1時間ちょっとで終点のストンに到着ですが、それまで海辺を走るので絶景が楽しめます。
ストンの城壁は山の上まで続いている
ストンの街はこれまで訪れたどの城塞都市よりも小さく感じたのですが、山を見上げたときの城壁が印象的過ぎて圧倒されます。
この城壁が山の向こうのさらに小さい街、マリ・ストンまで続いているのです。
案内図がありました。ストンの町から山に延びている城壁は東西二股になっていて、山の上で合流する形。そこからマリ・ストンまでは一つの城壁が続いています。そしてストンの街のすぐ上の山側を守るように築かれた城壁もあります。
歩けるのはストンの東側からマリ・ストンまでの城壁と、ストンの山側を守っている城壁になります。
今回は上の地図のC地点を出発してマリ・ストンを目指しました。案内によればC地点からB地点のマリ・ストンまでは30分かかるとのこと。
入り口付近にチケット売り場があります。そしていよいよ城壁歩き、というよりも山登りに出発。
この城壁、ドブロヴニクの城壁と比べると厚みは比較にならないくらい薄いので、歩道も当然狭くなります。内側部分は手すりがついていますが、ちょっと怖い。
途中まで行くとストンの山側の城壁と合流しています。ここを行くとA地点に続きます。
引き続き山の上を目指します。だいぶ登ってきました。
上の方からはストンの町が一望できます。やはり小さめの街なのですね。
そして城壁の一番高いところにはクロアチアの国旗がひるがえっていました。
そして山の反対側にはマリ・ストンの町が見えます。
降りる方の城壁は少し幅も広くなって安心。
この先に見える要塞部分が城壁のゴールになっていました。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
ストンとマリストンは城壁でつながった二つの街です。
この城壁はドブロブニクとは違っていて一つの街を囲むだけではなく、山の上まで築かれて隣の町まで続いていました。どのような防衛システムだったのか興味があるところです。
そういえばコトルの城壁は街を囲むものと背景の山の上にまで築かれたものとの組み合わせでした。ストンとシステムとしては似ていますね。
この城壁登り、結構きついのですが、時間としてはそれほどかかるものではありません。頂上からの眺めを楽しむのはもちろん、街を守っていた城壁の規模を自分の足で知ることができます。ストンにいったらこの城壁歩き(登り)は是非体験していただきたいと思います。
クロアチアのことについてはこちらでも紹介しています
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