3月21日に開催された日本シャーロック・ホームズ・クラブの第4回東京セミナーに参加してきました。
2006年からJSHCの会員になっているのですが、実はクラブの行事に参加するのはこれが3回目くらい。
最初は春の大会に大会委員として参加、二回目は年に1回の会誌の発送会、そして今回が第3回目となります。
セミナーの内容
午前中の二つの発表はスイスとロンドンの訪問報告でした。
スイスの報告の方ではリュサンのホームズ博物館の内部が紹介されて興味深くお話しをうかがいました。
以前スイスに行ったときにリュサン城ににあったホームズ博物館(ホームズの部屋を再現したもの)に行こうと思ったのですが、限定公開中でかつ曜日的に旅程とあわなかったことから諦めていた経緯があります。今回の発表では、その博物館がリュサン城から引越をしたということを報告されていました。
次にスイスを訪問するときには是非とも訪問したい場所の一つです。
ロンドン訪問報告の方は1月上旬に訪れたとのことで、ロンドン・シャーロック・ホームズ協会のAnnual Dinnerへも参加されたとのこと。ディナーの内容なども紹介いただきました。このディナー、国会議事堂の建物の中で行われるとのことで、一度行ってみたかったのですがロンドンに住んでいたときは機会を逃してしまっていたのが残念です。まだ引き続きロンドンの協会の会員でもあるのでいつかこのディナーにも参加したいと思っています。(別の機会に内部の入れてもらったことはありますがやはり協会のディナーでも入ってみたいです。)
午後はBBC「シャーロック」から。
シーズン3エピソード3「最後の近い」の一シーンの医学的見地からの考察でした。若干ネタバレなのでこちらでは紹介は控えておきますが、あの短いシーンからものすごく多くのことを読み取って分析されていて感心してしまいました。
そして海外からのゲストによる発表。アメリカのシャーロッキアン団体であるベーカーストリートイレギュラーズの会員でもあるゲストの方は外国語に翻訳された正典の蒐集家として著名な方。今回のセミナーではそんなコレクションの中から、「バスカヴィル家の犬」の表紙を101種類紹介していただきました。(101匹ワンちゃんならぬ101匹魔犬ちゃん、という趣向です。)
コミカルな顔をした犬から猫っぽい犬、トカゲっぽい犬と国によって表紙に描かれた犬のデザインが違うのが面白い所です。恐ろしい犬と言っても国によってあれこれと違いあることが分かります。
終わった後に少しお話ししたところでは、バスカヴィル家の犬だけで600の違う種類の版を持っているとのこと。驚きです。
オークションで文献購入
発表の後は、オークションがありました。シャーロッキアンの諸先輩方のダブり品や不要品などがオークションに出されます。
すでに持っている本の出品も多かったのですが、やはり欲しいものが多くいくつか購入してしまいました。またブログを見てくださった先輩からは未入手の本を譲っていただけ感謝です。
Tomo’s Comment
終了後、知り合いの諸先輩の皆様とお茶(といいつつワインでしたが・・・)をしながらホームズ談義となり濃い会話を楽しむことができました。
朝から夕方までホームズ漬けになって幸せな一日となりました。
ここのところ海外暮らしが長く、帰ってきても出張が多いのですが、こうした貴重な機会にはできるだけ参加しようと決意を新たにしました。普段なかなかホームズの会話なんかできませんので。
シャーロック・ホームズに興味がある方は、こちらにホームズクラブの入会案内もありますので是非入会をご検討ください。楽しい世界が待っています。
RT @tommasteroflife: 【ホームズ】日本シャーロック・ホームズクラブの東京セミナーに出席してきました。 http://t.co/zDBdZynek1
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