コロナになってから出張も旅行も減っていたのですが、昨年あたりから少しずつ海外に行く機会が増えてきました。
行ったことがない国に行くのがいつも楽しみだったのですが、ここ4年ぐらいはそういった機会が減っていて残念でした。
今回、久しぶりに行ったことがない国に行けると言うことで楽しみにしていました。その行ったことがない国というのがネパールです。
インドとその周辺の国は、これまでインド本国、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、モルディブ、ブータンと一通り行っているのですが、ネパールは何故か縁がなく今回が初。
アルタレコとモモとゴルカビール
現地の方に美味しいよと言われたので食べたかったのがアルタレコという芋料理。宿舎の近くのレストランに行って頼んでみました。
前情報では揚げた芋ということできっとビールと食べると美味しいだろう、ということで現地のビールを注文。
Gorkhaというビール。ゴルカ?となにげなく頼んだのですが、ラベルに描かれた人物の帽子とバッテンぽいマークを見て、ああグルカのことか、と悟りました。
グルカ兵といえば、勇猛な兵隊で有名。バッテンのマークは彼らが使っていたククリというちょっと変わった形のナイフです。イギリスに留学していたとき、同級生でイギリス陸軍の軍医さんの家にお呼ばれしたときにククリが飾ってあって、グルカ部隊の占有からプレゼントされたとのこと。今でも、イギリス軍にはネパールからグルカ兵が派遣されていることを知りました。帽子もグルカ兵がかぶるスローチ・ハットと呼ばれる特徴的なものです。
英語だとグルカになりますが、ネパールではゴルカという発音だそうで、最初は気がつきませんでした。
アルコールはやや強めですが、味もしっかりしていて好みの味。
そしてやってきたのがアルタレコ。タレコというのが揚げるという意味で、アルがジャガイモのようです。
シンプルですがスパイスがきいていて美味しいポテトフライでした。
またこの地域に来たら食べたかったモモもオーダー。
こちらがベジのモモ。他にチキンとバッファローもあったけど、バッファローはなかった様子。
Utseレストランでチベット鍋を
ネパールというとダルという豆カレーというイメージで、カレーが多いのかと思っていましたが、チベット料理も定着しているようです。
ということで、せっかくなのでチベット料理、しかも食べたことのない鍋料理が食べられると言うことでUtseというホテル併設のレストランに行ってみました。
チベット鍋はGyakokというそうで、人数を告げてオーダー。ビールも飲むし、他のものもちょっと食べたかったので人数マイナス1でお願いしてみました。
ビールはゴルカはもう飲んだので別のにしてみました。
Barashingeというビール。ゴルカよりもやや軽く飲みやすい感じ。バラシンゲというのは確かこのラベルに描かれている鹿の仲間のことを言うと聞いた記憶が。調べてみると同じメーカーでいろいろなタイプのビールを造ってるようで、こちらはピルスナー。
そうこうしているとジャガイモの炒め物。こちらもスパイスがきいていて美味しい。ビールにも合います。
チベット料理なのでやはりモモもセットに入っています。
こちらはセットとは別にオーダーしたSpring Roll。野菜の春巻きですね。皮の感じは、中華でおなじみのパリッとしたものではなくちょっと乾いたクレープといった感じ。ソースもカレー味っぽくてよいアクセント。
そしてメインのチベット鍋。
ゆで卵が入ってたりして、日本の鍋とはやや趣が異なりますが、動物の出汁でとったであろうスープはなかなか力強くて美味しい。
麺で締めるのは共通ですね。(おじや派もいると思いますが・・・)
ネパールらしいダルバートも
ネパール料理の定番と言えばダルバート。ダル=豆のスープとバート=ご飯。ダルは豆のカレー?と思うかもしれませんが、スパイシーさはなくてスープという方が近いですね。
これにおかず=タルカリがついて、一つのプレートでやってきます。ベジとノンベジが選べます。今回はノンベジをチョイス。
こちらはダルが黒っぽいですね。お肉と野菜などもついてきます。肉は猪だそうです。
素焼きのカップで焼酎もいただきました。ポットでもってきてくれるのですが、かなり高い位置からついでくれました。
別のお店で食べた定食ですが、バートの代わりにそば粉をねったものが真ん中にあります。
このレストランはタカリ族の料理のレストランでしたが、タカリの人々はディロと呼ばれるこのそばがきのようなものも主食として食べるのだそうです。そばがきとカレー、あうのかなと思ったのですが、これがとてもあうのです。日本でも気軽に食べられるといいのに。
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ということで初ネパールで美味しいものをたくさんいただけました。日本のインド・ネパール料理で経験はあったのですが、やはり本場でダルバートを食べると味の雰囲気が違う気がします。今回はちょっとよいレストランでの食事が多かったのですが、もし次回訪問する機会があれば、もう少し庶民的なお店のダルバートも体験してみたいところです。
世界で食べたごはんはこちらでも
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