Session 2 Working with groups
今日は組織管理の2回目の授業。
今日は違った個性を持つ人と働くときに考えるべきことというテーマ。いろいろな人がいるということを、仕事や組織の側面から類型化して、違ったタイプの人がいるということ、それぞれのタイプの人がどんなことを考えているのか知って、一緒に仕事をしていこうという趣旨だったと思います。
まずは人々を動機づける欲求にはどのようなものがあるのか。マズローの5段階の欲求(Physiological needs, Safety and security, Social needs, Self-esteem, Self-acturalization)をベースに、8種類の動機について触れました。それらは、Comfort, Security, Relationship, Recognition, Power, Autonomy, Creativity, Growthです。マズローの5段階欲求は、下位のレベルの欲求が満たされると次の欲求が生まれるという段階的なものですが、この8種類の動機付けの要因は、必ずしも段階的に生じるものではないように思いました。それぞれのタイプについて、どんなことが動機付けたり動機をなくしたりするのか事例があるのが便利です。
人間関係についてのタイプは、Socializers(活発、目立つことが好き、短期的思考)、Directors(物事をコントロールする、柔軟性はとぼしい)、Relaters(他人をサポートする、信頼関係を築こうとする、摩擦を好まない)、Thinker/analysts(性格、独立している、完全主義、急がない)の4つ。
学習のアプローチのタイプにはActivists(オープン、何でも一度はやってみる、新しいことが好き、ルーチンがきらい)、Theorists(分析的、合理的、理論にあてはめる、教えることから学ぶ、理由がないと動かない)、Reflectors(すべてのオプションを考える、慎重に観察する、よい聞き手、情報がないと行動しない)、Pragmatists(実験者、実践的、新しい考えは試してみてうまく行けば採用する、シミュレーションやアクションプランが好き、象牙の塔の理論からは学ばない)があります。
チームで行動するときに生じる役割には、Coordinator(グループを導く)、Shaper(タスク志向)、Implementer(実践できるかに重きを置く)、Team worker(グループ内の関係に気を遣う)、Plant(独自のアイデアを出す人)、Resource investigator(アイデアを出すひとだけど、自分で作ったものではなく他から集めてくる)、Monitor-evaluator(慎重に出された意見を分析する、熱狂しにくい)、Completer-finisher(グループが締切に間に合うよう気を遣う)、Specialist(専門家)があり、それぞれの人の個性によってこれらの役割を担っています。
会話をするときの様式については、(アメリカの企業での研究からですが)男性に共通するもの(冗談が多い、一方をおとすことを避ける)、女性的(表面的であっても公平性を維持する)、その他(質問するかしないか、自信を現す度合い、謝罪、感謝、補い合うか批判するか、等)があるとのこと。
最後は、ProactiveとReactiveな考え方、話し方の事例に触れて終わりました。
Negotiation Styleについても教科書にはあるのですが、次の時間になりそうです。
合間に、ケースで、この登場人物はどのタイプか議論したり、違ったタイプの人にどのように話せば良いのかロールプレイをしたりと、今日もInteractiveに授業が進んでいきました。昨日は、みんなもっと考えてから話せばと思ったのですが、今日は各タイプについての事例などがたくさん出てきて、なかなか参考になりました。講師が、よい情報が出てくるよううまく質問していることに気がつきました。こんな感じなら楽しめそうですし、学ぶことも多そうです。
来週からグループワークも本格化してくるので、自分のグループの人たちが上のどんなタイプなのか、考えながらやってみると、より理解が進むと思います。今日の課題でも、グループの誰がどのタイプか考えてみようということが書かれていましたが、まだお互いよく知らないので、やりませんでした。
自分がどのタイプに当てはまるか知りたい時に参照するサイトが紹介されましたが、どちらも有料ですね。
日本語のサイトでは、コーチ21が運営する(?)test.jpに自分のタイプを探るためのオンラインテストが充実しています。タイプ分けは上記と異なっていますが、参考になると思います。(以前研修で、コーチ21から講師が来てコーチングの研修を受けたことがあって、このサイトもそのとき登録したメルマガ経由で知りました。メルマガも非常に参考になっています。)
ちなみに、自分は上の分類で言うと、動機付けはどれも当てはまりますが、一番大きいのはGrowth、Autonomyでしょうか。人間関係もどれも当てはまる気がしますがRelaterであることが多いように思います。学習スタイルはTheoristとPragmatistsがちょっとづつという感じ。チームの役割ではPlantかResource investigatorの時が多いと思います。
考えてみると、人間はどれか一つのタイプに当てはまるということではなくて、すべての要素をちょっとづつ持っていて、どれが強いかの違いだけなのかとも思いますが、もしかしたらこの累計にぴったり当てはある人もいるのかもしれません。
いろいろな類型を英語で勉強するのは疲れますね。
コーチングの無料テストやってみました!なんとコントローラーでした。(意外)
コーチングとは少し違いますが、学習の生徒指導も難しいので、参考になるサイトがあるとよいのですが・・・
特に、やる気を育てるのは難しい。
降龍さんはコントローラーだったんですね。必ずしも100%当たってなくても、なんとなく自分の傾向を把握しておくと、ふとしたときに思い出して役に立ったりするかもしれませんね。
生徒指導といえば、私はドラゴン桜の漫画くらいしか思い浮かびません。確か最初は学校経営漫画だったはずが、いつの間にか受験蘊蓄漫画になってましたね。ビジネス書なんかからのアイデアも使われていたりで、受験はかなり昔に縁がなくなった身でも楽しめました。
コントロールしたいのですが、生徒はまったく勉強してくれませんね。
Tomoさんの組織論、リーダー論でいろいろと教えていただきたいものです。やる気を出させる、って本当に難しいものです。
いい加減、目覚めなさい!!
って感じです。因みに、ドラゴン桜はまだよんでいません・・・
でも、こういうのは理論だけ覚えても実践してみないとまったく役に立たないんですよね。誰かがいってたのですが、マネージメントはアートだそうです。理論は知っていても、それを職人さんみたいに自然と使えないとだめということかと思います。
ドラゴン桜はいろんな経営理論、特に人材管理関係の理論をうまく学校という舞台の中で実践している様子が見られて面白いです。もちろんなにごともうまくいきすぎるので、ドラマとしてはいまいちなのですが。