最近食べた中華。(映画とは関係ありません・・・。)
料理をするのも、おいしいものを食べるのも大好きな私ですが、読む本も食べ物関係や料理漫画、見る映画も食べ物にちなんだものを良くみています。
ということで、今回は映画の紹介。ひさびさにiTunesで映画をレンタルしてみました。
どんな映画?
まずはこちらの公式サイトを見ていただくのが良いかと思います。
しあわせの料理があなたを待ってる。<心も満たす>ロードショー「しあわせのかおり」ファンサイト
しあわせのかおり公式サイト
しあわせのかおり
-幸福的馨香-
小上海飯店へ、ようこそ。
小さな奇跡を、心で味わう物語<スロウムービー>。
■ 前作「村の写真集」で上海国際映画祭グランプリに輝いた三原光尋監督最新作。
■ 2008年10月全国ロードショー。第11回上海国際映画祭特別招待作品。
■ 主演は、『嫌われ松子の一生』や、『自虐の詩』などで、数多くの主演女優賞に輝く若き実力派・中谷美紀と、数々の映画で重厚な存在感を発揮して、強い印象を残すベテランの藤竜也。
<ストーリー>
古都・金沢の港町にある、小さな中国料理店。
年老いた中国出身の名料理人が、丹精込めて作る料理は、お客さんに“ しあわせをもたらす” 逸品ぞろい。
ある日突然、病に倒れた店主に協力を申し出たのは、幼い娘を抱えた若い女性。最初はぎこちない名人と弟子の関係は、やがて確かな絆へと変わっていく……。
やはり料理のシーンに注目
冒頭に登場するのが物語全般を通して鍵となるトマト卵炒め。これにカニシュウマイと魚の唐揚げに野菜甘酢あんかけ(おそらく???)、ご飯、酸辣湯がついて、これが海定食。そして、この日の山定食は、メインが豚バラ肉と加賀芋の煮込み。これを満席のお客さん達がおいしそうに食べるシーンから映画がスタートします。
これらの料理を一人で作る中国人料理人・王さん。彼のお店「小上海飯店」では、山定食と海定食の二つしかメニューがないようですが、おそらく肉料理がメインの山定食も、魚介料理メイン(トマト卵炒めなど例外あり?)の海定食も、ともに日替わりになっている様子。小さな二つのホワイトボードに毎日の定食の内容が書かれる仕組みのようです。そして値段が800円。近くにあったら毎日でもいきたい店ですね。
主人公の中谷美紀さん演じる百貨店社員の貴子さんは当初王さんに出店をお願いに行くものの断られ、日参して王さんの料理を食べ続けるのですが、そのどれもがおいしそうなものばかり。
貴子さんが最初に食べたのは海定食。豆腐の上に白身魚の蒸したもの(?)、白鬚ネギ、パクチーがのっているのがメイン。さらに追加で注文したカニシュウマイ。
次の日は山定食。肉団子と白菜の煮物がメイン。次の日の山定食はエビチリ。またまた山定食で鶏唐揚げのネギ黒酢ソース(?)、山定食のパーコー麺(?)、たぶん海定食のイカとピーマンの炒め物、海定食の帆立とブロッコリーの炒めもの。これらが短時間でばばばっと登場してきます。どの料理もおいしそうだし、どんどんもりもり食べる中谷さんの表情がおいしさを物語っています。
この序盤ですでにお腹が鳴ってくること請け合い。
その後お話しは進み、途中で王さんの故郷、中国の紹興での食事シーンもあります。みなさんおいしそうに食べているのですが、こちらではあまり細かな料理の描写はなくて残念。丸鳥がでーんとテーブルの真ん中にのっていました。
そして終盤、舞台を小上海飯店に移してのクライマックスの夕食会のメニューもおいしそうなものばかり。
まずはエビ、クラゲ、イカ、小魚などたくさんの前菜と共に供される23年ものの紹興酒。飲んでみたいです。
続いて伊勢海老の炒め物。姿造りになっています。そして、次が肉料理でしょうか、蒸した肉に中華鍋で熱したソースをかけて野菜を飾り、ふかした包子(中華まんの皮のようなもの)に包んで食べるようです。
続く魚はキンメ(でしょうか?)に白鬚ネギをかけて、熱い油をかけるというもの。
そしてメインは乞食鳥。丸の鳥に網脂をかぶせ、蓮の葉でつつみ、さらに粘土で包んでオーブンで焼きあげるというもの。鳥の中には何か入れてるのかな。お客様の目の前で粘土をとんかちで割って、中身を取り出すパフォーマンスが良いですね。
さらにコースは続きます。スープは八珍湯って紹介されていました。30種類の海の幸、山の幸のスープだそうです。
青梗菜と中華ソーセージの炒め物。
炒飯。
そしてデザートの前はお客様の特別なリクエストにより王さんのトマト卵炒め。不自由な身体をおして懸命に作る王さんと貴子さんの姿にじんときました。
Tomo’s Comment
ということで、料理のことばかりに注目して紹介しましたが、ストーリーもしみじみと心にしみるものでした。なにか派手な事件が起こるわけでもなく(ちょっとした事件はもちろんあるのですが)、王さんと貴子さんの交流が深まっていく様子が描かれていきます。
中華料理が好きな人も、おいしいものを見るのが好きな人も、見て損は無いと思います。
調べてみると、こんな料理本も出ているのですね。
上で料理を紹介しましたが、見ただけなので本当は何という名前で、どんな材料を使った料理なのか細かいところが分かりませんでしたが、この本を見れば解決しそう。しかもレシピまで載っているということで、日本に帰国したら是非購入して実際に作ってみたいと思っています。
ガーナのうちの台所のレンジ、電熱式なので火力の調節も難しいし、中華料理の炒め物にはあまりむいていないのが残念です。
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