神保町といえば古本屋さん。
シャーロック・ホームズの本や彼の活躍したヴィクトリア時代の本を見つけに頻繁に通っています。
そんな神保町でブックフリマが行われると言うことで、早速行ってみることに。
ブックフリマとは
ブックフリマというのはあまり聞き慣れない言葉だったのですが、出版社さんが自主的に主催する販売会のようなもので、出版社がもっている本を自由な値段で売るということのようです。
こちらのブックフリマ応援サイトを見ると、神保町にある出版社が結構参加しているようですね。
ブックフリマは昨年に続いて二回目の開催のようですが、こちらの昨年の白水社のつぶやきがきっかけだったとのことです。
読書の秋なのに古本まつりもブックフェスティバルもない神保町なんて寂しすぎる…
ということで社屋で勝手にガレージセールをやります!
題して「神保町ブックフリマ」(略すと神保町BF)、10月31日(土)・11月1日(日)開催!#神保町ブックフリマ— 白水社 (@hakusuisha)
確かに古本まつりやブックフェスがなくてつまらないなあと思ってたところだったので、こうした本関連のイベントがあるのはうれしいところ。
まずはいつもの古本屋めぐり
昼前に着いたので、まずはホームズ本を求めて古本屋さんをのぞいて、お昼を食べて、午後にフリマを巡る予定にしていました。
お昼は東京の讃岐うどんの名店、丸香でと思っていたのですが、昼時は混むだろうから少し外して昼営業が終わる2時半ちょっと前にいこうという作戦です。
とりあえずいつもの通りホームズ本コーナーが充実しているアットワンダーへ。
我が家のホームズ本も増えてきたせいか、ここのところなかなか購入したい本が見つからなかったのですが、今日は2冊ほどお買い上げ。
シャーロック・ホームズ殺人事件はタイトルだけは覚えていて、うちにもあったなあと思ったのですが、確認したところ同名の別のこちらの作品でした。
この他にも似たタイトルの本を持ってた記憶があったのですが、それは「シャーロッキアン殺人事件」という本でした。
話はそれますが、本が増えてくると、そして積ん読が多くなると古本屋に行ったときにこれ持ってたっけ?というのが分からず、購入して家に帰ったら持ってたりと言うことが多々ありました。
それを防ぐため、一念発起して本のリストを作ろうと思ったのですが、自分でエクセルなどにタイプしていくのは大変なので、いいサービスないかなと思って見つけたのが「ブクログ」というサイト・アプリでした。
このアプリが優れもので、本についているバーコードをスマホのカメラで読み込むと登録してくれる機能があります。一日がかりで我が家のすべてのホームズ本を登録してみました。
その結果がこちら。
アプリからは自分の本棚の本も検索できるので、古本屋で迷ったら検索してダブりじゃないか調べてから購入するようになりました。
難点はAmazonと紐付いているので、Amazonにない本が登録できないという点。ホームズ関連の団体が出しているような雑誌や本は登録できないので困っています。これらはそもそも入手困難なのでダブると言うことはないのですが、蔵書リストとしては完全じゃないのが気になります。
閑話休題。
今回購入したこちらは表紙の写真からも分かるとおり「ジェシカおばさんの事件簿」のシリーズのようですね。
昔よく見ていたテレビシリーズですが、かなり昔なのでストーリーは覚えていません。改めて読んで楽しんでみたいと思います。
もう一冊はシャーロック・ホームズのIQクイズということで、ホームズとクイズというとあまりオリジナルストーリーとは関係なく謎解きクイズみたいなものの印象ですが、こちらはホームズの正典に基づいたクイズと言うことで期待が高まります。
今回アットワンダーへ入ったら、ちょっとレイアウトが変わっていてびっくり。レジの場所が移動して、本棚が増えていました。
ホームズ本のコーナーは変わらず入って右手の手前の方。そして、ホームズの文庫コーナーもそこから本棚一列はさんで後ろにあって、こちらも場所は変わっていませんでした。
お昼はプランを変更
その後は古本屋さんをのぞいてみるもののホームズやイギリス関連の良さそうな本は見つけられませんでした。
そして2時頃に丸香にいってみたのですが、長蛇の列。いつものことながら、入れるまで30分ぐらいかかりそうな感じだったので、急遽予定を変更して、行ってみたかった天ぷら屋さんへ。
それが「はちまき」というお店。
これまでも前を通りかかって入ってみたいなと思っていました。
場所はこちら。
コロナということもあってか、お弁当の販売もされてるのですね。満席だったらお弁当買ってどこか外で食べてもいいなと思いましたが、幸い席が空いていたので中で食べることに。
緊急事態宣言もなくなり、お店でお酒が飲めるというのは幸せなことだと実感している今日この頃。さっそくビールをいただくことに。
注文はかなり迷いました。メニューはこちらのような感じ。
ここは素直に天丼、もしくは名物らしい穴子海老天丼あたりというのが定石なんだと思いつつ、ビールと一緒に楽しむには天麩羅は天麩羅で味わいたいという思いもあり、天麩羅定食にすることにしました。
そして熱々の天麩羅定食がやってきました。
エビが二本と豪華です。
ビールと一緒なのですが、定食だとご飯と味噌汁がつくので、どんな順番で食べてビールを飲むかが迷いどころ。
天麩羅食べてビールといきたいのですが、天麩羅とご飯というのも捨てがたく、天麩羅ービールー天麩羅ーご飯をループしつつ、たまに味噌汁やお新香でアクセントをつけていきました。
天つゆが来ますが、各テーブルには天丼のタレもありますので、ちょっと味を濃くしたい時は天丼のタレをかけて食べるのもおすすめ。
まったく意識してなかったのですが、こちらの「はちまき」は江戸川乱歩もよく来ていたお店なんだそうで、店頭の写真を見て気がつきました。
乱歩はあまり詳しくないのですが、古本の街にふさわしいお店だったんだと言うことを認識。
ブックフリマへ行ってみた
おなかも満ちたところで、今日の目的のフリマへ。
最初に行ったのは、本の雑誌社さん。ビルの前に出店を開いていて本が並べられていました。
以前こちらでも紹介した「絶景本棚」の2も置いてありました。3はまだですよね、って聞いたら来年ぐらいかなとのこと。
本に関する本も多くて、最近本屋さんという業界に関心がある私としては興味深く並べられた本を眺めていました。
結局購入したのは「古本写真集」という古本屋さんをひたすら撮影したもの。本の雑誌社さんのものではないとのことでしたが、よく聞くと私もたびたび訪問する西荻窪の聖林堂さんの発行とのことで俄然興味がわいてきました。聖林堂の店頭では見かけたことがなかったような気がしたのですが、見落としていたのかもしれません。
他にも気になった本はあったのですが、現在の我が家の本購入のポリシー(紙で買うのはホームズ本と本当に気に入った料理本のみ。実用本は電子書籍。)を破って「古本写真集」を買ってしまったので自重しました。でも、本に関する本は最近のマイブームなので、紙で買う本に加えてもいいかな。
そして、上記でも書きましたが発起人の白水社さん。出版社さんのビルの一階の小さなスペースでひっそりとやっている感じで目立たないのですが、コロナによる入場制限もあって、結構な列ができていました。
白水社さんには私も語学本ではお世話になっていたのですが、この日はイタリア語に関する本はなかったのが残念。
スコットランド最大の古書店の一年を描いた「ブックセラーズ・ダイアリー」という本がありました。さっそく変更されたポリシーに従い、こちらを購入しました。2割引と言うことでお得。
この後、同じく行列ができていた青弓社など4社合同のフリマへ。こちらでは残念ながら購入しなかったのですが、半額とか2割引で売っていたので、欲しい本があれば買っていたと思います。
こちらがブックフリマでの成果品。
まだ古本屋写真集をパラパラ見ただけですが、読むのが楽しみ。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
ということで、楽しい神保町での一日でした。
ブックフェスティバルもないし、つまんないなあと思っていたところに、このようなフリマ企画があって、普通に古本屋さんを巡るだけではない神保町を満喫できました。
本屋に関する本というのは最近始まったマイブームなので、この2冊以外にもいろいろと読んでみたいところです。
本に関することはこちらでも
【読書】ひたすら本棚の写真が続く「絶景本棚」は本好きなら興奮必至。ついでにうちの「ささやか本棚」も紹介してみます。
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