アルバニアで仕事を終えた後で、現地のスタッフの方が連れて行ってくれたのがクルヤという遺跡のある場所でした。
ティラナの街は、カラフルな建物も面白かったしオスマントルコの橋もあったりするのですが、あまり歴史を感じさせる建物がなかったのがちょっと残念なところでした。
そんなこともあって、歴史的なものを見せてほしいと言うことで連れて行ってくれたのがクルヤという街でした。
クルヤという町
このクルヤという街は、ティラナでも銅像があったスカンデルベグという人ゆかりの地です。
スカンデルベグ(Skanderbeg、1405年 – 1468年1月17日)あるいはスカンデルベクは、中世アルバニアの君主であり、オスマン帝国に抵抗した民族的英雄である。(中略)スカンデルベクは、同時代のハンガリーのフニャディ・ヤーノシュ、ワラキアのヴラド・ツェペシュと並んで、オスマン帝国のヨーロッパへの拡大を遅らせた英雄と見なされる。19世紀にアルバニア人の民族意識が高まると、オスマン帝国からの独立を目指したスカンデルベクは民族的英雄として高く評価されるようになり、アルバニアの独立運動と国民統合に大きな役割を果たした。(ウィキペディアより。)
場所はこのあたり。ティラナのちょっと北に位置します。
スカンデルベグは、アルバニアの豪族の子供で、人質としてオスマントルコに連れて行かれたのですが、武将として才能を開花させて、オスマントルコの有力な武将となったそうです。その彼がアルバニアに帰ってきて、オスマントルコに反旗を翻して、立てこもって戦ったのがこのクルヤという街だったそうです。
街と行っても城壁の中はそれほど大きいという感じではありませんでした。いまだに城壁後と当時の建造物の遺構が残っています。
当時の建造物自体の数は少ないのですが、スカンデルベグを記念して建てられた博物館があって、当時の歴史やスカンデルベグの経歴、当時の絵画や記録などが展示されていました。
この博物館の建物自体は新しいものみたいです。
このクルヤの城壁に行くまでの道は、昔ながらのバザールがあって、今はおみやげ屋さんが並んでいます。
石畳の道とアルバニアの国旗の色の赤やシンボルの鷲のマークをあしらったおみやげ物があって、のぞくだけで楽しめます。トルココーヒーの茶器を購入してみました。他にも織物や銅製品への彫刻などが綺麗でした。
クルヤの城壁の中に、昔のお金持ちの家を博物館にした家がありました。当時のトルコ風の暮らしがかいま見れてなかなか面白いところでした。
ガイドは元歴史教師というおじいさんでした。達者な英語で一生懸命にガイドをしてくれて、これもまた思い出に残ります。
今回の出張中もたくさんのんだ、葡萄で作った焼酎(?)のラキというお酒ですが、昔はこんな機材で作っていたと説明してもらいました。
今でも結構家庭でラキを作っているそうですが、各家庭にある機械も原理は同じだそうです。
お酒のみならず、オリーブオイルも家で作っていたそうです。
Tomo’s Comment
ティラナの街だけでは感じることのできない、アルバニアの歴史を感じることができた貴重な経験でした。やはりその国を理解するためには、こうした歴史的な場所を訪れるのもとっても意義のあることだと感じた1日でした。
自分の知らない国で 実際に目で見ながら歴史を感じるのって、
本当に楽しくて 意義のあることですよね☆
その国を知るには、先ずはその歴史から。本当にその通りだと思います。忙しい出張の合間に、観光する時間がとれてよかったですね。
>お茶屋様、こんばんは。
やはり知らないところは新鮮で楽しいです。なにもかもが面白く感じられます。
>asさん、こんばんは。
今回はうまく時間が取れて、郊外まで行けて良かったです。あと車で連れて行ってくれたスタッフに感謝です。
少しは歴史を見ていったのですが、現地で彼に説明を聞いて、さまざまな展示品を見ると、より印象に残りますね。
おみやげ物屋さんが並ぶ石畳の道、ちょっとアジア的な
雰囲気もあって、見て歩くのが楽しそうです♪
建物は木なんでしょうか?(’’)
>Paceさん、こんばんわ。
このおみやげ物やさんの建物は木造でした。確かにアジアっぽいところはありますね。
アルバニアの国旗にもなっている鷲のマークと赤い国旗の色がとても格好良く、シャツとか民族衣装とかちょっと欲しくなりました。