カナダのオンライン本屋さんに注文していた物がやっととどきました。
電子版のシャーロック・ホームズ・ジャーナル
今回購入したのは、私も所属している(といってもロンドンを離れてから活動にはまったく参加できていないのですが)ロンドンシャーロック・ホームズ協会の会誌である「The Sherlock Holmes Journal」の1952年から2002年までを電子化して収めたCDです。
シャーロック・ホームズの楽しみ方はいろいろあるのですが、その一つがホームズは実在するとしてあたかも学術研究のようにホームズ作品を題材に研究をするというもの。私もこちら方面の楽しみを求めているのですが、そうなるとやはり先行研究をレビューするという作業が必要となると思っています。
研究書といっても、本当の学問のように論文検索ができるサイトがあるわけでもありませんし、そもそも論文集というものがどこにあるのか分かりませんでした。
世界各国のホームズクラブが会誌をだしているのがそれにあたるのだと思いますが、会員以外には入手も難しいものだと思っていました。そんな中で少なくともやはり定番というか由緒ある学会誌にあたるものが、今回購入したロンドン協会のThe Sherlock Holmes JournalとアメリカのBaker Street IrregularsによるBaker Street Journalになるのではないかと思います。といっても、これらをすべて紙の出版物として買い集めるのはなかなか大変。
ロンドン協会は2006年に入会したのでそれ以降のJournalはとどけてもらっているのですが、過去の物は地道に買い集めるしかないかなと思っていました。しかし、いろいろと調べてみたところ、電子化されしかも検索可能なバージョンがあるとのこと。こちらのサイトでいろいろと紹介されています。
実は、BSJについてはすでにCD-Rom版を入手済みで、次はSHJだと思っていたところ、こちらのサイトから購入できることが分かり、注文を入れておりました。
2ヶ月かかってやっと到着
しかし、注文して入金してから2ヶ月くらい経つのになかなか送付されてこなくて、いい加減、照会しなくちゃとおもっていたところ、一昨日郵便受けに入っていました。中身は二枚のe-SHJとおまけのCD(?)とフロッピー。いまどきフロッピーディスクがあっても、読めるPCがないですよね。
まだ中身を見ていないのですが、先ほどあげたサイトの中で、e-SHJの活用方法が解説されているので、これを参考にいろいろと調べてみたいと思います。
Tomo’s Comment
これで、なんとなく研究の体制としては整いつつあるのかなと思っていますが、肝心な研究テーマが絞り切れていません。すでに100年の歴史の中で、あらゆることが研究し尽くされてしまっているような印象もあり、何を選ぶかよく考えなければならないと思っています。
そういう意味でも、SHJとBSJが手元にあるのが心強いところ。まずは、ちょっとぱらぱらとどんなことが書かれているか眺めてみたいと思っています。
素晴らしい資料が手元にあると、何をテーマにするのか悩む
と言うのは、とても判ります。
英米の歴史は長いですし、何と言っても言葉には困らない
シャーロッキアンが四方八方から調べ尽くしているとは
思います。
でも、21世紀の日本人にしか判らないテーマがあると思いま
す。頑張ってください!!!
個人的にはどのような研究がされてきたのか、と言う研究史に
興味があります。
>みっちょんさん、おはようございます。
テーマ選びは難しいですね。でも、とりあえず何か決めて調べてみたいと思っています。