2011年から3年間ほど、アフリカ西部のガーナという国で暮らしていました。
ガーナのご飯、このブログでいろいろと紹介してきましたが、日本ではまだまだなじみがないかと思います。
今回は、日本のお餅ににた作り方をするフーフーについて。
ガーナの白い塊の主食の数々
日本ではお米が主食のメインかと思いますが、ガーナでは多種多様な主食が存在します。ただ見た目はおおきな違いは無く、白いお団子状のものがおおいです。
そんなお団子状の主食で、私が一番多く食べていたのが、バンク−という発酵させたトウモロコシの粉でつくるもの。私の住んでいたアクラのある南部ではバンクーを食べる人が多いということもあり、またよく行動をともにしていたガーナ人の同僚が好きということもあるのでちょくちょく食べていました。
このバンクー、ちょっと酸味があって、最初はやや違和感があるのですが、食べ慣れてくるとこの酸味がアクセントとなって、最終的には一番好きなガーナの主食となりました。
次によく食べていたのがフーフーというもの。こちらは芋の一種であるキャッサバと料理用バナナ、プランテーンをお餅のようについたものです。触感もお餅に近いので、最初に食べたときはともて馴染みやすく感じました。
フーフーの作り方
ガーナに住んでいた当時、仕事でガーナの中央部に位置するBrong Afafo州というとことに行ったのですが、その際、ガーナ人の同僚のお姉さんの家で作りたてのフーフーをご馳走になりました。
日本でお餅を搗く家庭は少なくなってきましたが、ガーナではフーフーをつくための杵と臼があるお家もおおく、こちらのお宅でもちゃんと杵と臼で作りたてのフーフーをご馳走してくれました。
こちらがその杵と臼です。
手前にある棒状のものが杵、奧にあるのが木の臼になります。日本の杵と違って、ハンマー型ではなく棒状ですが、つき方は日本と同じく二人でやることが多いようです。(月でお餅をついているウサギさんの持っている杵と同じ形状ですね。)
実際にフーフーを搗いている様子はこのようになります。
こちらの写真は、このお姉さんの家ではないのですが、別の場所で撮ったフーフーを作る様子となっています。餅つきとそっくりですよね。
できたてのフーフーはこのように出していただきました。
ガーナでは主食とスープの組み合わせは厳密に決まっているため、バンクーを食べるスープはバンクー用の、フーフーを食べるスープはフーフー用ときまっていて、組み合わせを変えるのは基本的に毛毛つけてもらえません。
上記の写真はライトスープと言われるトマトベースの辛いスープです。肉は山羊肉。山羊肉も日本ではほとんど食べたことがありませんが、羊が好きな人ならもう少しワイルドにした感じなのでいけると思います。若干固いのですが、野趣溢れるといった感じで私は好きです。
これがガーナの、特に中部あたりのご家庭の定番となっているようです。
フーフーは、キャッサバが入っているせいか、とてもモチモチしていて、お餅にも近い食感となっています。辛いスープともあっていて、量は多いのですがペロッと食べられてしまいます。
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ガーナから帰国して結構な時間がたちましたが、だんだんガーナで食べたものが恋しくなってきています。
東京でもガーナ料理が食べられるレストランがありますが、まだ試していませんので、いずれ行ってみたいとも思っています。
ガーナの食べ物はこちらでも紹介しています
【ガーナ】East Legon Guest Lodgeでバンクーをティラピア・オクロ・ライトスープで食べる。多分ここが一番美味しい。
作っているところの写真をみると、食べたいなぁ、が
ガーナに行って食べたい!! になりました。
>みっちょんさん、
餅つきっぽくて親近感わきますよね。
ガーナでおまちしてますよ。