リスボンの東南の方をアレンテージョ地方といいます。「テージョ川のかなた」という意味。
リスボン以外の街も行ってみたかったので街全体が世界遺産となっているエヴォラというアレンテージョの街に行ってきました。
エヴォラについて
アレンテージョの中心都市にエボラという街があります。城壁に囲まれた古い都市。
エヴォラ(Évora)はポルトガル南東部アレンテージョ地方エヴォラ県にある町である。人口は、57,073人(2011年)。面積は1307平方キロメートル。スペイン国境に近い。ローマ帝国時代からアレンテージョ地方の中心地として栄え、ルネサンスの時代には、大学もおかれた学芸の都でもある。1584年9月には、伊東マンショらの天正遣欧少年使節が立ち寄った街でもある。(Wikiより)
最初はここで料理教室をやっているホテルを見つけたので泊まる予定だったのですが、料理教室は開催していないということで日帰り旅行に切り替えていって見ました。
リスボンからエヴォラへ移動
リスボンからのアクセスですが、セッテリオスのバスステーションからバスで1時間半ほど。
バスに乗ってしばらくするとテージョ川へ。このながーい橋を渡って「テージョ川のかなた」へ。
エボラのバス停からは少し歩いて街中に向かいます。街を取り囲んでいるという城壁が見えてきました。
地球の歩き方によれば、
町をぐるりと囲む二重構造の城壁は、3つの異なる時代から 成っており、その大部分は 14世 紀に造られたものだ。1世紀のローマ時代のものは、7世 紀に西ゴート族によって補強されており、ロイオス教会の北にある公園にわずかに残っている。また 17世 紀の城壁は町の南に位置する公園内にある。
とのこと。
エヴォラの街を散策
大きな門から中に入って街中をあちこち散策してみることに。
広場には席を並べて食事ができるところもありました。今日は空がきれい。
街の北側には水道橋がありました。アグア・デ・ラプラタ送水路といって、ローマ時代のものかとおもいきや16世紀に建てられたものだそうです。
ローマ時代ほど古くはありませんが、昔の建造物とは思えない完成度、大きさに圧倒されます。
こちらも古そうな入り口。奥の方に見えるのはかなり古い教会のようでした。
街の中心にあるのが、ディアナの神殿。これは古代ローマ時代のもの。2世紀頃に立てられたものですが、柱がちゃんと残っています。
そして個人的には一番興味深かった場所がエヴォラ大学です。
こちらが正面。横の小さな扉から中に入ることが出来ました。
入ってすぐのホール。タイルと壁画が美しい。
左の扉から中に入ってみると、まさに現役の大学で、教室や研究室が並んでいます。
そして一番印象深かったのがこちらの二階建ての回廊。
見ているだけで荘厳な気持ちに。勉強もまじめにできそう。
なんだかこんなに歴史のある建物で勉強したら、さぞかし身が入るんだろうなあなんて思ってしまいました。
Tomo’s Comment
エヴォラの街は歴史のある街であることが随所からうかがえます。小さな街なのでリスボンから日帰りでいっても十分楽しめます。
見所も歩いてあちこちに簡単にいくことが出来ました。
次はエヴォラで食べた美味しいものも紹介したいと思います。
まるで建造物が作られた時代のまま時が止まったかのような街ですね。色々な街を見てきましたが、良い意味で”時の止まった街”ですね。この大学を学び舎とする学生さんは幸せですね。一度是非行ってみたいです!!
>asさん、こんにちは。
エボラはとっても雰囲気のある街で、おすすめです。そしてこの大学にもともて感銘を受けました。学生さん達がうらやましかったです。