先日、丼をテーマにした漫画「丼なモンダイ」を紹介しました。
細分化の進むグルメ漫画ですが、丼をテーマにするのはさすがに少ないのかなと思っていましたが、もう一冊ある事に気がつきました。
それが「どんぶり委員長」。
「丼なモンダイ」とはまた違ったテーストですが、なかなか面白い作品だと思います。
「どんぶり委員長」ってどんな話?
主人公はこちら、とあるクラスの委員長。
まじめで厳格、お金持ちのお嬢さんです。
そしてもう一人の主人公、吉田くん。
お母さんがいないので料理上手なのだそうです。
そんな吉田くん、家庭科の授業中、先生がいないことをいいことに、課題のチキンソテーではなく、親子丼を作り始め、そして美味しくいただいてしまいます。
それを見た委員長は、
ヤ・・・ヤダッ、どんぶり!?
あんな男だらけの店で食べる品のない食べものを学校の授業中に作るなんて!
と驚愕します。
両家に育った委員長はもちろん丼など食べたこともありません。
思えばウチは昔から躾に厳しくて・・・、食事作法も徹底的に教え込まれてた
今まであんなにも本能のおもむくままにごはんを食べた事なんて・・・
しかも・・・しかも どんぶりなんて今まで一度も食べたこと・・・
夜中にこっそり親子丼を作ってみるのですが、大失敗に。
そして次の日、吉田くんの弱みを握った委員長は、吉田くんに親子丼を作ることを命じます。
そしてできたのが「即席おんたま乗せ親子丼」。
初めての丼に感動した委員長はどんぶりにはまっていき、吉田くんにあれこれとどんぶりを作ってもらう、というのが基本ストーリーとなります。
登場したどんぶり
この一巻では9種類のどんぶりが登場します。
- 1杯目:「即席おんたま乗せ親子丼」
- 2杯目:「こってり&さっぱりのコロッケ2食丼」
- 3杯目:「パスタを超える絶品ナポリタン丼」
- 4杯目:「委員長ファーストインパクトスペシャル牛丼」
- 5杯目:「ベーコンミルフィーユ丼」
- 6杯目:「3色缶詰開栓丼」
- 7杯目:「野菜オンリースープあんかけ丼」
- 8杯目:「勢いで作ってみたもち丼」
- 描き下ろし:「広島風お好み焼き風丼」
全般的にどちらかというと創作丼が多いのが特徴でしょうか。
オーソドックスな丼に工夫を加えたスペシャル牛丼もあれば、他の料理を応用して丼にしているナポリタン丼とか広島風お好み焼き風丼もあります。
そして注目なのが、オリジナルなコロッケ丼や3色缶詰開栓丼など。茹で、焼き、揚げの3種の餅をご飯にのせて、醤油、大根おろし、海苔をかけた「もち丼」にいたっては、これまで発想すらしたことのない丼でした。
お好み焼きをおかずにご飯を食べると、炭水化物で炭水化物を食べるという構図になってしばしば物議を醸すところですが、米のご飯の上に餅をのせるというのも相当炭水化物攻めになってます。
私はありだと思います。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
基本的には一話完結で、毎回どんぶりが一つ登場というパターン。作り方も丁寧に書かれているし、レシピも掲載されているので再現性が高いです。
2巻も発売されているようですので、こちらも楽しみに読みたいと思っています。
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