【ホームズ】シャーロック・ホームズとエラリー・クイーンが切り裂きジャックと対決「恐怖の研究」

シャーロック・ホームズ

帰国して日本に置いていった本を整理して本棚の数段をシャーロック・ホームズ用にしてみました。

 

ホームズ歴

ホームズ歴を振り返ってみると小学校4年生くらいに子供向けのホームズシリーズを夢中で読んだときが第一次ピーク、その後高校生になって読んでいないシリーズがあることを知り全部読もうと思いたちシャーロッキアンの世界の存在を知ってのめり込んでいったのが第二次ピーク、その後しばらく間が空いていたのですが二年前に日本シャーロック・ホームズクラブに入会をきっかけに渡英して本場でホームジアンの世界を満喫したのが第三次ピークと言えると思います。

今回本を整理していて自分でも驚いたのですが、第二次ピークのころに結構本を買っていたこと、それもパスティーシュ(ホームズの語られなかった事件を描いた作品)が多いことが意外でした。最近は正典(オリジナルの60作)を深く読むこと、舞台となった場所をより深く知ることに興味が行っているのですが、第二次ピークの十数年前はホームズが活躍する作品をもっと読みたいという思いが強かったのか、パスティーシュに興味があったようです。ちなみにホームズを茶化した作品というのもあってこれはパロディと呼ばれていますが、今当時購入した本を見るとそうしたパロディ作品は少なく、より本格的にホームズの世界を再現しようとした作品を好んでいたようです。

さすがにこれだけ時間が空くとストーリーの詳細も忘れているのでタイトルだけをみても思い出せません。

 

「恐怖の研究」とは

長い前振りでしたが、これからは当時読んだ本も再読してみようと思い立ちました。

とっかかりの第一作は、パスティーシュの中でも有名な作品の一つ、かのエラリー・クイーンが書いた作品、しかも題材はホームズが切り裂きジャックと対決するというもの。購入した当時もどきどきしていたことを思い出します。

再読してみましたが、ホームズのみならずクイーンのキャラクターも活かしたさすがの作品だと改めて思いました。

ストーリーはクイーンのもとにワトソン博士の未公開のホームズの事件簿が届くところから始まります。だれがなんの目的で届けたのかということがホームズの事件そのものだけではない謎となり、クイーンが読み進むホームズのストーリーと同時進行で語られます。

ホームズが取り組むのは切り裂きジャックの正体探し。ホームズ、ワトソンに加え、おなじみのハドソン夫人、マイクロフト、レストレードが登場し正典の世界を良く再構築しています。またホームズの性格や行動もオリジナルに沿ったもの。アクションあり謎解きありでこのストーリー自体が大いに楽しめるものでした。

これに加えて、一章ごとにエラリー・クイーンの行動が挿入され、最後に両者のストーリーが交わり大団円を迎えます。

エラリー・クイーンというホームズにも並ぶ名探偵を登場させながら、でしゃばりすぎることなく、ホームズをおろそかにすることなく敬意をもって描いていることに好感が持てます。(「ルパン対ホームズ」、「奇巌城」に納得がいかないのはこうした点です。)

 

Tomo’s Comment 

パスティーシュの中でも押さえておく一作品だと改めて思いました。

引き続きシャーロックホームズの研究書(シャーロッキアーナと呼ばれています)と「ゆかりの地」紹介に加えて、パスティーシュについても少しずつ紹介できたらと思います。

 

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  • 私も最初に読んだのは小4でした。バスカビル~が『夜行怪獣』という題名だったので、ウルトラマンのような話かと勘違いして買ったのがキッカケです。その後、全20巻を読破しようと注文し、本が届くのが楽しみでした。
    最初、全部長編だと思いこみ、途中で話の流れが変わるのがヘンだなぁと思っていながら、短編が一冊に入っていると気づかなかった思いでがあります。
    『恐怖の研究』おもしろそうですね。なんか恐怖の谷と緋色の研究を合体させたような題名。

  • 私は最初に読んだのは小学高学年だったと思います。
    本家の作品ではなく「ルパン対ホームズ」などの作品が
    初対面でした。
    本家を読み出したのは高校生以降になってからです。
    クイーン作品も何作か読みました。
    確か・・遥か昔に「恐怖の研究」読んだような気がします。
    切り裂きジャックが絡んでくる当りに記憶があります。
    パスティーシュ作品で記憶に新しいのは
    ローリー・キングの「愛弟子シリーズ」を連作で読みました。
    ホームズが隠居した後の展開で結構好きなシリーズです☆

  • 降龍さん、こんにちは。
    そういえば恐怖の研究って恐怖の谷と緋色の研究の合体ですね。研究の方しか気がつかなかった。
    私も長編と短編とがあることは知らなかったのですが、長編より短編の方が面白いと思いました。最初に読んだバスカヴィル家の犬は別格ですが。

  • Bettyさん、こんにちは。
    ローリー・キングのシリーズは面白そうですね。読みたい本リストに入っていますが、まだ手がついていません。

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