いよいよ2週目に突入です。
今日は午前中にコース向けのセミナー、午後は保健経済、そして夕方に数学補習クラスでした。
午前中のセミナーは、先週全校向けに話した学長が、今度はこのコースの生徒向けに講演してくれました。テーマは
保健人材。途上国の医療サービス提供者(医師、看護士等)がいかに足りていないか、いかに公共セクターから民間セクターに移ってしまっているか、いかに途上国から先進国に移ってしまっているか、について最新のWorld Health Report等からのデータを引用しつつ説明し、この問題を解決するためのいくつかの方法について、事例を紹介してくれました。人口あたりの医療従事者数が高いほど、乳児死亡率、5歳未満児死亡率、妊産婦死亡率が低くなるというデータがあるそうです。特に医療的な処置により救われる妊産婦死亡は顕著に差が出ていました。途上国の医療従事者数を増やすための手段としては、特定の技能だけに特化して訓練した非医療人材の導入やこうした人材も含む医療従事者養成機関の拡充などの試みがなされています。また、途上国の医療人材を受け入れている先進国側による何らかの措置も導入されているようですが、あまり成功していないとのこと。
途上国、特に地方部などでなぜ医師や看護師が職を去ってしまうのかという理由を分析した調査もあり、待遇や環境、キャリアパスなどが大きな原因となっていることが分かりました。
こうした発表をふまえて、保健人材を保持するための方策や保健サービスを向上するための方策、ドナーが介入するとしたらどのような内容が考えられるかという演習を行いました。みな経験豊富なだけあり、短時間でしたが多くのオプションが提示され、非常に参考になりました。
午後は、保健経済の授業。この科目では、いかに経済学の考え方を公衆衛生の向上に適用するかがテーマとなっています。今週と来週、2回にわたって、Demandについて学びます。今日のレクチャーでは、PriceとDemandの関係、Demand lineに沿った動き(他のすべての条件が同じであれば価格が下がればDemandはあがる)、Demand line自体がシフトする要因(収入の変化、知識の普及、代替品または付属品の価格の変化、等)とその動き方について解説がありました。その後演習で、実際に様々な条件で、Demand lineがどのように変わるのかについて実際の状況を想定して議論を行いました。
夕方は数学の第3回目の補修でした。全4回なので次の木曜の補修で終わりです。今日は、代数、因数分解、等式不等式などで、前回に比べるとかなり楽な内容でした。計算そのものは特に問題ないのですが、やはり英語での言い方はきちんと覚えていなかったので参考になりました。
先週の感覚では、火曜、水曜に2科目あるため、月曜の予習も含めてこの3日間がとても忙しくなりそうです。今日も、明日の予習で結局1時半になってしまいました。どうやらもう少しうまく週末の時間を使った方が良さそうです。一通り授業を受けてみて、相互の関係性がだいぶクリアになってきたのですが、疫学と統計などは非常に似ているため、どっちで何をやったのか、たまに混乱します。特に火曜は午前に疫学、午後に統計なので切り替えがちょっと大変。
とりあえず、今週くらいには生活のリズムを確立していきたいと思っています。ジムでの運動も組み入れないといけないと思いつつ、まだ入会してないので、明日あたりGymに行くことにします。
頭が下がります・・・
もっと要領よく英語が読めれば苦労は減るのですが。