【今日の授業】組織管理 組織の分析

Session 6 (10と入れ替わり) Organisational analysis

今日講義をする予定の講師の都合が悪くなったため、最後の授業と入れ替わりになりました。

今日は組織の分析について。

組織とは、「共通のゴールに向けて、関係・システムというネットワークの中で働く人々の集団」という定義から始まり、どのような視点で組織分析をするのかということを見ていきました。

なにかを見る・知る視点として、何を知ることができるのかというOntology、どうやって知識を獲得・創造できるのかというEpistemology、独自の観察を通してのみ何かを知ることができるというObjectivist epistemology、すべての知識はそれを見る人を通して見た知識であるというSubjective epistemology、そしてPost-modernの見方であるobjectiveでもsubjectiveでもない見方(すべての知識は社会、文化的仮定を通じて形作られる)があります。

組織に対する視点としては、classical(社会に対する組織の影響)、Modern(客観的な基準で組織を測る)、Symbolic-interpretive(主観的な視点から見た組織)、Post-modern(組織理論と理論化された実践)があります。

組織を分析するツールとしては、かなりの種類のツールが紹介されましたが、共通してると思ったのは、いくつかの要素に分けて見ていくという視点です。例えば、環境、戦略とゴール、テクノロジー、社会環境、組織文化、組織構造、パフォーマンスなどです。これらを、環境、組織、部署、グループ、個人の各レベルで分析していきます。これらの組み合わせにより、いくつかのモデルがあります。

これらのモデルを使うことで、何が分析されなければいけないのか定義される、分析のための仮定を作る助けになる、適切なツールや技術が選べる、コミュニケーションが促進されるといった効用があります。

組織に問題があるときどのように分析すればよいのかということで、上記のような背景となる理論やツールが紹介されたのですが、駆け足で触れていっただけだったので、すこし消化不良な感はいなめません。せめて、演習の時間を設けて実際にいくつかのツールを使ってみる時間が必要だったと感じました。授業のフィードバックに書いておこうと思います。

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