昨日の夜からちょっと風邪気味で、気合いが入っていません。でも週の初めだしがんばらないと。
午前中は、いつもならコース向けのセミナーが入るのですが、今日はコースのディスカッションでした。というのもReading Week(Termの真ん中で、キャッチアップするために一週間授業がない週があります)明けから、コースの生徒によるプレゼンテーションが入ってくるので、その打ち合わせをするためです。
以前にも書いたことがありますが、
私のいるコースは学校の中でも実務経験が求められることから、比較的年齢層が高く、留学生比率も高いコースになっています。ですので、授業から学ぶこと以上に同級生から学ぶことも多く、卒業生の話を聞いても、このコースで築いたネットワークがなによりの財産だという声も多く聞かれます。その経験や関心をシェアするために、コースの一人一人が10分間のプレゼンテーションを行うことになります。これまで、立ち話程度あるいは自己紹介の一瞬で、経歴などは聞いてきたのですが、きちんとまとめて聞く機会はなかったので、こうしたフォーマルな形でのプレゼンはきっとお互いを知るよい機会になると思います。
ということもあり、今日はプレゼンをするための各自の関心領域についてまとめて、直近のプレゼンテーションについては順番も決めてしまおうということで議論がもたれました。60人近くいるので、経験や関心の幅もかなり広い物になりました。
セッションは一回1時間~1時間半、木曜の授業終了後、5時半からになります。一回のセッションで4名がプレゼン、この4名のチームで議事進行も行います。
早くやってしまいたい人も多いようで、あっという間に今学期の5回分のスロットは決まってしまいました。残りは、来週までにまとめ役に情報を集めて、組み直すことになりました。私は幸い来学期のスロットになりそうです。サマープロジェクトとも絡めたタイトルにする予定なので、データも少し集まった来学期の方がありがたいです。
午後は、保健経済。今日のテーマは、「Production and Cost」です。昨晩、教科書を読んだのですが、いまいち飲み込めず、今日の授業と演習で何とか理解しないと、後で困ったことになりそうだったので、集中力2倍くらいで、臨みました。
今日習った主なコンセプトは次の通り。
Opportunity Cost;何かすることを決めたときに、そのためにできなかったセカンドベストな選択肢をやらなかったことのコスト。できなかったすべてのことではないのがミソです。
Production Frontier Curve:一定のリソースで2つのProductに振り分けるとき、リソースが最大限活用される限界の線をグラフ(二つのProduct量それぞれを軸とする)で表したもの。このラインはProduction Possibility Frontierとなり、このライン上の点は、両者のどの組み合わせであってもリソースがすべて使われている状態。ラインより外側はあり得なく、内側はリソースを使い切っていない状態。したがって、ライン上のポイントはTechnical efficinecyとなっている。カーブは片方のProductを増やすともう片方のLossがいつも一定なら直線に(Linear Trade-off)、一方を増やすにつれ、もう一方のLossの度合いが増えていってしまう場合は、曲線で現される。これはリソースの中でも、Labour Specialisationが存在する場合に発生する。(Low of diminishing return)
Production Relation:インプットとアウトプットの関係。インプットが一つであれば、横軸にインプット、縦軸にアウトプットで現されるが、インプットが二つの場合は、アウトプットを一定として、縦と横にインプット量をおいて関係を見ることもできる。
Marginal Product:同じインプットが1Unit増えるて得られる分のアウトプット量。一単位あたりの生産量が同じであれば、インプットとアウトプットは比例する。しかし、多くの場合、変更可能なインプットが増えるに従って、当初はより効率的になっていくが、ある一定の量からは、インプットあたりのアウトプットの増加は減少していくことが多い。
Cost Curve:Costには変更可能なコスト(Variable Cost)と固定コスト(Fixed Cost)がある。すべてのCostが変更可能な状況をLong Run、少なくとも一つのCostが固定されている場合はShort Runと呼ぶ。
Cost Relation:アウトプットを横軸に、コストを縦軸に取ったグラフで表される、Average Variable CostとAverage Total Cost、Marginal Costの関係。アウトプット一単位増やすためにかかるコスト(Marginal Cost)がアウトプットの量によって変動する場合、Marginal Costの線とAverage Total Costの線が交わった点がAverage Total Costの最低点となり、その後はアウトプットを増やすたびにAvarage Total Costは上昇していく。
Marginal ProductやMarginal Costが変化していくという概念を理解するのに少し困難を感じましたが、どう変化するかということは現実のデータを見ないと分からない(つまり計算できない)ということを念頭に、与えられた状況で考えていけば、各グラフとも何が固定されているのか、何が変わるのかを押さえれば、なんとか理解可能になると思います。レクチャーでは、駆け足でコンセプトを紹介していったので、正直消化不良でしたが、演習をやってみて、やっとなんとか理解できました。
今週こうしたコンセプトを学んだのは、来週と再来週に習うSupplyの概念をよりよく理解するためだとか。これを先週までのDemandと組み合わせていくということのようです。教科書としては、最初の1,2章の内容だったのですが、おそらくよりよい理解のためには先に需要をやってからの方がよいという判断なのでしょう。結果は来週以降にしか分かりません。
コメントを残す