ローマに本店を持つリストランテ・サバティーニが東京に店舗を出したのが1981年。
東京でも老舗のイタリアンと言えるでしょう。
イタリア政府公認のレストランということで、本場の高級リストランテの雰囲気がそのまま東京で味わうことができます。
そんなサバティーニのディナーを体験してきましたので紹介したいと思います。
リストランテ・サバティーニ青山へ!
サバティーニ青山は表参道駅から徒歩3分。
近くにはピッツェリア・サバティーニがありますが、リストランテは手前、地下に続く階段が入り口となっています。
シンプルながら重厚な趣です。高級感があるのですが、けばけばしていないのが好みです。
入るとすぐ地下に続く階段となっています。
この階段を降りていくのですが、狭い通路と階段を進むと日常から非日常の世界への切り替わりを感じることができます。
入り口のドアを開けると長い廊下が続き、左の壁側がワイン置き場となっています。
突き当たりには炭火のグリルが。
ここで毎日美味しい肉や野菜、魚がグリルされていると思うと気分が高揚しますね。
こちらがテーブルセット。
赤いテーブルクロスの上にはイタリアの陶器のローソク立てと薔薇がいけられた花瓶。
壁は漆喰でローマ風のアンティークな壁画があしらわれていてい、イタリアにいるかのような雰囲気。
周りはも落ち着いた雰囲気です。
食器やペーパーナプキンにもサバティーニの紋章が。
この日のコースメニュー
アラカルトも良さそうだったのですが、お得なコースをネット経由で予約できたため、この日はコースを楽しむことにしました。
席に着くと最初のスパークリングワインが運ばれてきました。
そしてテーブルには今日のメニューが置かれています。
この日のメニューはこちらでした。
~メニュー~
【12月から】Inizio
本日のアミューズ
Antipasto Antipasto Misto alla SABATINI
パルマ産ピオトジーニの骨付き生ハムと前菜の盛合せ サバティーニ風旬の食材や、伝統料理と、本日の料理などと自慢の生ハムを一緒に盛り付けた一皿
Primo PiattoSpaghetti alla Carbnara
ローマから炭火焼き職人風 スパゲッティ カルボナーラ最高級パスタ“ヴェリーニ”、豚ホホのグワンチャーレ、こだわりの卵そして、ペコリーノロマーノ、創業当時から変わらぬ自慢の逸品
IL PescePesce del Giorno alla Brace
本日の鮮魚をサバティーニ自慢の炭火焼きでエントランスから見える自慢の炭火焼き築地から直送のサバティーニ厳選鮮魚を、香り豊かに炭火焼きで
Granita
季節のグラニータ
La CarneSaltin Bocca alla Romana
生ハムとセージをのせた仔牛のローマ伝統料理“サルティンボッカ”こちらも創業当時からかわらぬ逸品
Dolce e Caffe
ホールケーキ
カフェ
スパークリングワインをいただきながら、本日のアミューズを楽しみました。
手前が枝豆のガレットにリコッタチーズ。奧がハムにポテト。
ハーブの香りが主張していないのですが、かすかに感じられてアクセントになっていました。
そしてこちらが前菜盛り合わせ。
右奥に見えるパルマ産の生ハムはカメリエーレの方が目の前で一枚一枚切り出してくれます。
生ハムから時計回りに卵焼きのフリッタータ、キノコのマリネ、ブロッコリー、茄子のマリネ、カボチャの飴色玉ねぎソース、モンゴウイカとムール貝、スモークサーモン、そして真ん中にプチトマト。
野菜のマリネは酸味がしっかりきいていて食欲を高めてくれます。生ハムはねっとりとした食感が楽しめる薄切り。
これから出てくる料理への期待が高まる構成だと思います。
次がプリモピアット。ローマ伝統料理の一つ、カルボナーラ。
豚のほほ肉の塩漬け・グアンチャーレを使っているのと、ローマ本場のレシピに従いクリーム類は使わず卵のみで仕上げています。ペコリーノロマーノというチーズもふんだんに使われていました。
濃厚なソースにかりかりのグアンチャーレ、そしてペコリーノロマーノの塩気が塩っぱすぎずそれでいてかなりぎりぎりの濃い味となっていました。
お次は魚の一品。
産地直送のおすすめ鮮魚とのことですが、今日は真鯛のグリルとのこと。
先ほど見た炭火のグリルで焼かれてきたものです。
この真鯛への火の遠し方がなんとも絶妙。決して固くならずほわほわな身が楽しめます。また炭火で焼いた独特の香りもありますし、皮の焼け具合もパリパリで美味しいです。
付け合わせの野菜もおそらく炭火でグリルされたもの。旨味が凝縮されますね。
ここで一休み。季節のグラニータ。
レモンのシャーベット。かなり酸味が強く感じられて、まさに口直しにぴったり。冷たさも味覚をリフレッシュしてくれます。
そしてメインの肉料理。
ローマの伝統料理、サルティンボッカをいただきました。
サルティンボッカというのは、「口に飛び込む」という意味。短時間でできるからだそうです。
牛肉とセージを生ハムで巻いてソテーしたものになります。セージの爽やかな香りと豚肉と生ハムの異なる食感、生ハムの塩気などがあわさり美味し一品でした。
そしてデザートはこちら。
ケーキにカシスのシャーベット、そしてフルーツです。
盛りつけが素敵ですね。チョコレートの線とラズベリーソース(多分)の点、雪のような粉砂糖が美しいです。
そして最後はシェフ自らが小さなお菓子を持ってきてくれて、エスプレッソとともにいただきました。
金の楊枝にささったチョコレートの焼き菓子にスプーンに盛られたティラミス。
ティラミスはビスコッティの土台はなく代わりに細かに砕かれたヘーゼルナッツが使われていました。ナッツの食感と甘いマスカルポーネのクリームの取り合わせが良いと思いました。
こうして美味しかったディナーも終了。料理の味・量、雰囲気ともに大満足でした。
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こうしたリストランテの楽しみというのは、ただ料理の味だけではなく、テープルにカトラリー、内装、そしてカメリエーレのサービスまで含めてのものだと実感しました。
カメリエーレは料理の説明を的確にしてくれますし、飲み物も無くなった頃合いで声をかけてくれます。
この極上のカメリエーレのサービスも、リストランテには欠かせないと思います。
とても贅沢な時を過ごすことができました。
ローマのレストランはこちらで紹介しています
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