サイゼリヤといえば、お手軽にイタリアンが楽しめるファミリーレストランです。
イタリアンは大好きなので、サイゼにもたまに行くのですが、行く度にその味というか、とってもお安く食べられるのにとてもおいしいのに驚かされます。
そのせいか、いつ行っても満席なので、たまの訪問になってしまっています。
そんなサイゼリヤがネットで話題になっていました。
マッシさんによるサイゼリヤの食べ方
ある日ツイッターを見ていると、日本在住14年目になるというピエモンテ出身日伊通訳のマッシさんのTwitterのつぶやきが目に入ってきました。
サイゼリヤの美味しい食べ方 その4
ピッツァマルゲリータの半分の面にカリッとポテトを乗せて、軽く塩とオリーブオイルをかける。ピッツァを半分に折り畳みカルツォーネの出来上がり。半分に切って手で持って食べるのがおすすめ。
カルツォーネとは「ストッキング」または「ズボン」の意味。 pic.twitter.com/vSZ0OcMHdu— マッシ 🇮🇹🇯🇵 日伊逐次通訳者 (@massi3112)
サイゼリヤがイタリアの食材を輸入して使っていて、イタリア人にも評価されているというのはテレビで見たことがあるのですが、マッシさんの一連のつぶやきを見て、イタリアに行ったようなという表現を見て、サイゼリヤ恐るべしと改めて思った次第。
マッシさんのみならず、こんなお方もはまったようです。
ACミランのテクニカルディレクターの通訳をしていた時の事。彼は好き嫌いが多く野菜も食べなくて外食すると「あれ抜いてこれやめて」と注文が多く難しい。が、なぜかサイゼリヤだけ問題なく美味しく食べてた。彼は週4.5でサイゼリヤ、ミートソースボローニャ風とマルゲリータばっか美味しく食べてた。
— マッシ 🇮🇹🇯🇵 日伊逐次通訳者 (@massi3112)
話は横道にそれますが、ACミランは若かりし頃大好きだったチーム。私とポジションが同じだったフランコ・バレージ選手の大ファンでしたし、オランダトリオはもちろん、今は監督として有名なアンチェロッティ、マルディーニなど、まさに最強チームでした。トヨタカップで来日したときも徹夜して並んだのはよい思い出です。
ところで、私が最初に見た上のツイートはその4とあるとおり、一連の「サイゼリヤの美味しい食べ方」の4番目。
遡ってみるとこちらがその1でした。
サイゼリヤの美味しい食べ方 その1
熱々のフィセルを半分に切ってオリーブオイルと塩をかける。サラミと葉っぱを挟んでもう一度軽く塩をかけてぎゅっと挟むと完成!このままでもシンプルで美味しいけど、お好みでモッツァレラチーズとトマトを追加しても美味しさアップ⤴️ pic.twitter.com/FLhyjxhq6R
— マッシ 🇮🇹🇯🇵 日伊逐次通訳者 (@massi3112)
こういうアレンジ、とっても楽しそう。その2,その3もあるのですが、ツイッターで特定のツイートを探すのって大変。でも、心配無用。そんな美味しい食べ方をマッシさん自らNoteでまとめてくれています。
有料記事でもおかしくない人気とクオリティの記事ですが、イタリア文化普及のために無料で公開してくださっています。Grazie!
それにしても、ポテトのピッツァってイタリアで食べたことあったかなと思い出そうとしたのですが、少なくとも記憶にはないなあ。
そもそもこういうピッツァってあったっけと思ってたら、こんなツイートもあって、まさに本場イタリアのピッツァとマッシさんのアレンジピッツァは同じ物!
🇮🇹現地とサイゼリヤのピッツァ比較
サイゼリヤのソーセージピッツァに、軽く切ったカリッとポテトを乗せてオリーブオイルもかければイタリアのピッツァのようになる。
左)イタリア現地
右)サイゼリヤ日本で現地のピッツァが食べれるなんて!見た目も味も限りなく近くて感動。 pic.twitter.com/74y0mRCtvl
— マッシ 🇮🇹🇯🇵 日伊逐次通訳者 (@massi3112)
そんなこんなでサイゼリヤに行きたくなってしまい、先日、仙川駅近くのサイゼリヤに行って参りました。
サイゼリヤでマッシさんのアレンジピッツァを
このサイゼリヤは何度か行こうと思ったのですが、店の外に待ち客がみえていつも諦めていました。
この日は休日ではあったのですが、ちょっと遅めのお昼ということで(そしてコロナの影響もあるのか)、待つことなく席につけました。
久しぶりのサイゼリヤということで、本当だったら迷うところなのですが、マッシさんの教えもありましたし、魅力的なメニューも多かったので、サクサクと選んで注文。
まずきたのはイタリア風もつ煮込み。トリッパですね。フィレンツェで食べた記憶が。
期待通りのイタリアの味でした。家で作ることもあるのですが、なかなか思い切ったオイル使いができないので、参考になります。
次はチキンのシーザーサラダ。
やはり序盤で野菜を食べなくてはと思い頼んだ一品。サラダは、ガーデンサラダやエビのサラダもあるのですが、シーザーサラダの濃いめの味が好きなのでついつい頼んでしまいます。
昔バイトしていたレストランで、お客さんの前でレタスに具材を混ぜ合わせて作っていたのも思い出したりします。
そして野菜をもう一品。季節限定なのでしょうか、グランドメニューとは別のメニューにのっていたブロッコリーのくたくた。
イタリアではあまりくたくたに煮た野菜料理は印象がないのですが、イギリスではよく経験しました。でも、このくたくた具合にも味があるというかなんというか、以外に嫌いではないんですよね。
パンも一緒に来ますので、パンにのせていただくとよいソースになって美味しいです。
そしてもう一品野菜系。リグーリア風ミネストローネ。
チーズとジェノベーゼソースがいい感じ。
この変までは、アレンジではなく普通にきた物を楽しむ感じ。
ここからがマッシさん流の楽しみ方になってきます。
まずはマッシさんが卓上で作って楽しんでいたパニーニに挑戦。
とはいえ、挟む物は少し変えてみました。
ミニフィセルが到着。
マッシさんは、サラミと葉っぱをはさんだパニーニでした。
サラミではないお肉もいいなと思ったので、アロスティチーニを注文。
このついてくるスパイスのパウダーが羊肉にあうんですよね〜。
ということで、これまでにきていたシーザーサラダの葉っぱも利用して、アロスティチーニとトリッパのパニーニを作成。
まずかろう訳がありません。ミニフィセルがいい具合に周りが固くてしっかりとしたパニーニになりました。
そして、やはりこれを試さずにはいられませんでした。
まずはこちらを注文。
カリッとポテト。
これだけでも十分に美味しいサイドメニューなのですが、マッシさんのやり方を知ってしまうと、これだけで食べるわけにはいきません。
次にきたのが、こちら。
はい、モッツァレラがたっぷりのマルゲリータ。驚いたのは、サイゼにはバッファローモッツァレラの用意もあること。
本場ナポリでは、モッツァレラは水牛のミルクでつくるものとされています。そして、朝作った物をできるだけ早く食べるという扱い。サイゼのバッファローモッツァレラがどこで作られているのかわかりませんが、水牛を使うあたりこだわりが感じられます。
というわけで、マッシさん流に楽しむには、それぞれ単品で食べるわけにはいきません。
まずはこう。
そしてこう。
これを手に持ってかぶりつきます。
ピッツァの皮とポテトが炭水化物なのと、チーズがかなりボリューミーなので、ピッツァというよりは、なにかもっとどっしりした食べ物という印象。
チーズとポテトとトマトが合わないはずはないので、とても美味しい一品に変わりました。
そして最後は、これもマッシさんのおすすめのプリン。
もちろんティラミスもつけます。
イタリアから直輸入しているとのことで、マッシさん曰くイタリアの味。
イタリアでプリンを食べた記憶はないのですが、確かにイタリアを感じられるかも。日本のプリントは味、食感でちょっと違うような気がします。
Tomo’s Comment Follow @tommasteroflife
ということで、マッシさんのサイゼリヤの楽しみ方を少しだけ取り入れて、楽しんでみました。
マッシさんのとおりにやってもよかったのですが、イタリア料理は自由だ、とのマッシさんのお言葉もありましたので、適当にアレンジしながらやってみました。
が、いずれも美味しくて、改めてサイゼリヤの実力を確認する結果となりました。
まだまだ試したいマッシ流アレンジもありますので、また再訪したいと思います。
この日はまだ緊急事態宣言だったので、ワインは頼みませんでしたが、次回はワインとともに楽しめるアレンジを追求してみたいと思います。
マッシさんのNoteは、いずれもとても面白くて読んでしまうのですが、現在イタリア語をちょぼちょぼと勉強している自分としては、この記事がとても参考になりましたので最後に紹介したいと思います。
まいにち15分程度なので、まだまだ話せるようにはなってないのですが、継続は力を信じて、こつこつと勉強をしています。
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