2006年から2007年まで一年間ロンドンに住んでいました。
留学のための滞在だったのですが、週末の趣味としてシャーロック・ホームズに登場する場所を片っ端から回るということをしていて、ロンドン中を歩き回っていました。古い建物が残りかつ新しいビルも建ち、適度に緑もある街並みがすっかり気に入り、友人に一眼レフカメラを日本から買ってきてもらい、街を撮りまくりました。
今回購入した「Walks in Old London」という写真集は、1800年代後半を中心に、当時のロンドンの写真が多数収録されており、またそれが散歩コースとしてまっているので、まるでその道を歩いているような感覚に浸れます。
ホームズ時代の写真と言えば
当時ホームズゆかりの地めぐりをするにあたって、事前にどんな場所なのか、昔の地図をみたりして準備していったのですが、そんなときに役に立ったのが、「Sherlock Holmes in London」という写真集でした。
内容についてはこちらで紹介しています。
ホームズ作品にに出てくる場所の写真集ですが、多くの建物や道は当時の面影を残していたりしましたので、現地に行ったときにどこが目的地になるのか分かりやすくなりました。
時間があるとこの写真集を眺めているのですが、だんだんさらに当時の写真を見たくなりってきました。
そこで購入してみたのが「Walks in Old London」です。
こちらの写真集では、7つの散歩コースが設定されています。
- Knightsbridge to Covent Garden
- Marble Arch to Tottenham Court Road
- Holborn to the Bank
- Millbank to St James’s Street
- Trafalgar Square to St Paul’s
- The Embankment to London Bridge
- Kensington and Chelsea
残念ながらベーカー街はカバーされていませんでしたが、ホームズが行ったであろう場所の写真はたくさん掲載されています。
ホームズが訪ねた場所を探してみた
ホルボーン料理店やシンプソンズといったレストランは分かりやすいかと思って、あたりの写真を一生懸命見たのですが、残念ながら写真の範囲からははずれているようです。
ワトソン博士と出会ったバーツ(聖バーソロミュー病院)は建物の一部が確認できます。
「Walks in Old London」P54から
2007年ロンドンに住んでいたときに撮った写真がこちら。
やや角度が違うのですが、同じ三角屋根の建物が確認できます。
ホームズとワトソンが出会ったのは、この写真で言うと左手にある建物になっています。
Walks in Old Londonではこちらが写っていました。
「Walks in Old London」P55から
右に見える壁が、上の写真の左の端の部分になっています。
現代ではこの左の奥の方だと思います。レンガ色の建物が上の写真の正面の建物と思われます。
このあたりに、今は博物館があって、そこにホームズとワトソン博士の出会いを記念したプレートが飾ってあります。
この他にも、現在パブ・シャーロック・ホームズがあるあたり(といってもまだパブはできる前ですが)やペルメル、なども散歩コースに入っていますので、文字通り昔のロンドンを散歩している気分になれます。
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最後に通り名で索引がついていますので、 これからはホームズゆかりの地を探る際に大いに参照していきたいと持っています。そして、他にも当時の写真について、資料を探してみたくなりました。
ホームズの時代のロンドンについてはこちらでも 【ホームズ地理学】ホームズの事件に登場する場所の当時の写真が満載。「Sherlock Holmes in London」でホームズ時代のロンドンを感じる 【ホームズ地理学】「シャーロック・ホームズの見たロンドン」事件に登場する場所のヴィクトリア時代当時の写真が満載。 【ホームズ】ホームズ地理学の大家バーナード・デイヴィスさんの”Holmes and Watson Country”を注文
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